みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

Vitaを取り巻く栄枯衰衰

恣意的なタイトルですが、悪意はありません。

Vitaとは直接関係ないんですが、PS BlogにPS4のバージョンアップの記事が出ていたので、なんとなくVitaの方の話としてこの時点でまとめてみたくなったと言う個人的なメモ話。

PS4「システムソフトウェア バージョン4.00」でフォルダー作成機能やクイックメニューの便利機能を追加!

上記の記事、直接的にVitaに関する部分は無いので、内容の引用はしませんけど、興味ある人はぜひチェックしてね!


で、本題。


この記事を読んで、「Vitaもバージョンアップの度にいろんな機能が追加されたよなー。。。。減ったのも多いな」という事に気付いたと言うか、いっそのことバージョンアップとは直接関係ないけど、「減った」という点をあえてまとめてみる事で、Vitaの今後を考えてみる良い機会なんじゃないか?と思い立ったという話で。

なので、「盛衰」ではなく「衰衰」なワケで。


ってことで、ここから先は「ネタ」だと思って読んで頂ければ。ある意味、Vitaの歴史をネガティブ方向から振り返ります。

それぞれに関連する過去記事にリンクします。そういう意味では、Vitaの事ばかり書き続けてきた、このブログならでは?のネタかも知れません。


Vitaに期待されてた各種機能やサービスの現状整理

3G通信

2011年12月、「3G/Wi-Fiモデル」(PCH-1100)と「Wi-Fiモデル」(PCH-1000)の2種類でVita発売開始。
2013年10月、「Wi-Fiモデル」の後継機種として「新型Vita」(PCH-2000)が1種類で発売。「初期型/旧型」と呼ばれる形で「3G/Wi-Fi」(3G通信)モデルは現在も発売はされているが、主流はこの新型Vitaに移った。

なんで主流がWi-Fiモデルに移ったのか?というか、3Gモデルは人気が無かったのか?というと、それはたぶんいろいろ理由は考えられる。あえて書かないけど。

日本国内においては、Vita発売の2011年(平成23年)でも、既に「4G/LTE」のサービスは始まっていたが、これが本格的に普及したと言えるようになったのは、2013年(平成25年)から2014年(平成25年)頃にかけての事で、世界的に見ても速い方の普及であった。

海外でも同一モデルを展開する予定だったVitaについては、世界各国の通信キャリア側との契約・調整も必要になるし、それらの通信費用はもちろん、本体価格にも影響が出ることから、「3G通信」以外の選択肢はこの時点では無かったのだと勝手に推測している。

余談だが、日本国内におけるスマートフォン出荷台数が現在の規模にまで大きく変動したのも2011年度であり、この背景としてひとつ前の世代である「第2世代/2G通信」のサービスの終了(2012年3月末)があることは無視できないと思う。

これも余談だが、2011年(平成23年)時点での家庭内での無線LAN(Wi-Fi)の利用状況は約40%程度であり、この普及率はWi-Fi通信の利用が前提となるVitaとしては、無線LAN環境が "十分に整っていない" と言える数字。3G通信の機能は、この辺りのユーザーに対しての展開として見込んでいたものかもしれない。

2016年の今となっては、3G通信ではなく「4G/LTE」に対応したモデルの登場も不思議ではないが、現状Vitaは世界的な市場よりも日本国内に限定された展開となっている背景があり、日本国内での「スマートフォン」や「モバイルルータ」の利用・需要が以前より拡大している通信事情の変化から、改めて(Vitaの)「4G/LTE対応モデル」は登場しないだろうなと考えている。


・・・なんか、この調子で書いていくと、たぶん過去最長の長文になりそうなので、以下は結構軽い感じで。

GPS/位置情報

Vitaには位置情報を得るための仕組みが3つある。「GPS」と「A-GPS」と「Skyhook」だ。ユーザー側は特に意識する必要もないし、これに関しての設定変更も特には無いけれども、仕組みとしてはこの3つがある。(詳しくは関連記事を参照のこと)

正直、個人的にはかなり期待していたんだけれども、前述の「3G通信」が流行らなかったことと、「Wi-Fiモデル」はオンライン通信が出来ないと取得出来ないなども影響したのか、結果として「位置情報」が使われる機能は現状ほぼオミットされていて、今後もあまり期待は出来ない状況。

また、VitaTV (2013年11月発売)については「near」自体を廃止しており、位置情報が取得出来なくなっていることからも、この辺りで大きく方針転換がされた事も判る。*1

あえて愚痴として書くけれども、「フリーダムウォーズ」(2014年6月発売)の発売前の初報の頃には「位置情報」や「マップ」を使う仕組みもあったみたいなんだけど、詳細は語られることなく現在に至っている。

near

Vita発売当初から付いている独自機能「near」。便利なようで、いまいち判らないという人も多いだろう。というか、2016年現在では対応している新規ゲームもアプリも登場していないことから、そもそも「使う機会が無い」ので、単なる「自宅周辺のゲーム人気ランキング」ぐらいの認識じゃないだろうか。最近Vitaを買った人にとっては。

トレジャーパーク」など、現在でも遊べるアプリは出ているので、機能としてはまだ残ってはいるものの、2015年3月のVer.3.50で一部機能削除されており、今後の展開としてはあまり期待できない状況。

追記 (2017/5/2)
「near」のサービスについては、2017年7月まででサポート終了のアナウンスがありました。この記事執筆時点でも期待はしていなかったものの、残念な結果に。
それに関する記事はこちら ⇒ 「near」サポート終了(2017年7月)のお知らせ

マップ

Vita発売からまだ間もない、2012年2月のVer.1.60において追加された「マップ」機能。前述の「GPS/位置情報」の機能を使って周辺地図を表示させたり、ゲーム側にマップ情報を提供したりも出来た。ストリートビュー的な機能は無かったけれども、渋滞情報や一部都市については天気情報も表示されるなど、便利に使っていた人は少なからずいたとは思う。

だが、2015年3月のVer.3.50において削除された。

Vitaの発売予定タイトルには(未発売なので正式タイトルは伏せるが)オフラインで利用出来る「全国地図」的なものもあったが、前段のGPS機能があまり有効利用されなかったこと、(Wi-Fiモデルだと) 位置情報を得るのにオンライン環境が必要など、ちょっとチグハグな事になってしまったことなど、常時オンライン前提のスマートフォンと異なり、機能面とサービス面がうまくかみ合わなかったような気がする。

(一部の)Unity開発タイトルなどでのゲーム側で使用するメモリ不足を解消するべく、「メモリ解放」の機能が(マップが削除された)このバージョンのVitaに追加されており、以降ブラウザやPS Storeなどのアプリを同時起動・並行利用出来ないタイトル(ゲーム)が時々登場するようになった。ちょっと不便。

背面タッチ

Vita発売直後や一部のタイトルでは有効活用しているケースもあり、またPS4リモートプレイや、アーカイブスで遊ぶときなどにも使ってはいるものの、PS4/PS3とのマルチプレイタイトルなどではあまり有効活用されていない「背面タッチ」。

初期型のVitaは5インチの前面と全く同サイズ、同位置となる「対」の存在としてデザインされているが、新型では背面両脇にある指を置くスペースを広げた関係で、背面パネルのサイズも小さくなっており、「対」の存在としての意味も薄れた。

Vita専用の新規タイトルでも積極的に使用しているものの例は減ってきている状況。

ただ、個人的には(使いづらいというのは理解しているが)代替ボタンの一つとしては理解しているので、なんかこう何かでブレイクスルーが起きて「背面タッチあってよかったじゃん」的な雰囲気になって欲しいかな?とは思っている。

関連記事

ARカメラ

Vitaの内蔵カメラは解像度が低くて「微妙」という人も多いだろう。その点は否定しない。もともと高速連射に特化したAR用のカメラだし。

とはいえ、ではVitaでARアプリやゲームがたくさん出ているのか?というと、正直「微妙」。というか、ここ最近ではあまり出ていない。

Vitaのカメラといえば、「ニコニコの生放送専用」という認識の人も決して少なくない気がしている。(リサーチしたワケじゃないけど)

ARといえば、昨今は「ポケモンGo」が話題だが、Vita発売当時(2011年12月)のローンチタイトルとしてあった「モンスターレーダー」もこのARカメラを使ったゲームだ。こちらは発売から約1年後の2012年11月に無料配信(一部アイテム課金)され、残念ながら現在はサービス終了となっている。

ARカメラはコンテンツによってはまだまだ期待しても良いかも知れない。Vitaのカメラの解像度は「微妙」だけど。

参考

有機EL

(2016.9.12 追記)
2013年9月。Vitaの新型が発表された当時、個人的に一番ショックを受けたのはたぶんやっぱりこれだったと思う。

有機ELが液晶に変更された」

自分は未だに初期型のVitaユーザーであり、今なお故障する気配もなくほぼ毎日(VitaTVとかPS4の事もあるけど)使っているという意味では、お気に入りの機種だし、やっぱり特徴の一つである有機ELは自分的に外せない好きなポイントの一つだ。

まぁ、個人の好き嫌いや趣味嗜好はとりあえずおいておいて、ビジネスの面で意味のある形で「変更」されたことは、それは仕方が無いことで。

なら将来的に「有機EL」に戻るとかそういうモデルが登場することがあるか?という意味では、「実情ほぼ無いだろうな」と考えている。ストレートに言うと、(今となっては有機ELの優位性と言う意味での)「メリットが無いから」というか。

もちろん、初期型のVitaがバカ売れして「有機EL」の新時代を作り上げた世界線もあるかも知れないけど、それは多分「妄想」だと思う。

関連記事

モーションセンサー

前段の「ARカメラ」と合わせて、Vitaのモーションセンサーについては、個人的には期待していたもののあまり発展しないで現在に至っている印象。

「Vitaでモーションセンサーを使っている面白いゲームといえば?」「DAZEだぜ!」(2012年2月)っていうぐらいハマりタイトルはあるし、個人的には「フォトカノ」(2013年4月)もハマってると思う。発売予定の「レコラヴ」(2016年10月予定)も期待できるだろう。

なお、PS1のコントローラーの頃からある「振動(バイブレーション)」の機能がVitaに無い理由は、この「モーションセンサー」との相性があまり良くないからだと思っている。無論、振動用のモーターを入れ込む必要があるなど、サイズ的、重量的、消費電力的、コスト的などの理由ももちろん関係していたと思うけど。

DualShock3/4にもセンサーがあるんだから同じじゃん?と思うかもしれないが、画面が無いコントローラーと、画面があるVitaではやっぱり違う。

モーションセンサー自体はVita独自のものではなく、いまどきのモバイル機器には付いてる事も増えたので、ARカメラと同様にまだ期待はしていいかも知れない。

カレンダー

2014年3月のVer.3.10から追加された機能。「カレンダー」。

その前は「勇者のきろく」というToDoアプリにカレンダーの機能があって、これでGoogleカレンダーと連携出来たりしていた。

勝手な推測だけど、この時の取り込みの実績的なものを「システム側に組み込んだらどうだろう」的な流れでVer.3.10で実装されたんじゃないかな?とは思うものの、2016年の現在まで有効活用されている例は正直あまり無い。

2015年8月には「ますます便利になる」とか宣言しているものの、あれから1年経ったいまでもあまり動きは無い。

もっと使い道はあると思うんだけどなー。正直ガッカリな展開の機能。このままいくと削除されそう。ドキドキ。

Facebook連携

Facebook用のアプリはVita発売から間もなくである2012年4月から配信されたが、「Facebook連携」はそれより前に対応していて、Ver.1.60 (2012年2月)のバージョンアップ項目になっていたりする。それほどにVita発売当初から重要視されていた機能だった。

だが、Vitaが(Facebookが主流とも言える)海外で人気があまり出ず、(FacebookよりTwitterの方が人気な)日本がメインターゲットになっている関係からか、2015年9月のVer.3.57 で削除されている。残念。

現状、PlayStation Network としては、PS4スマホのPS Appを使った(独自の)コミュニティの方に移行しているので、Vitaの今後としてSNS連携機能が追加されたりする可能性はほぼ無い気がする。アプリの配信という意味でも。

みんなといっしょ

(2016.9.12 追記)
これも書くか悩んだんだけど、この際だから書いておいた方がいいかと。

前段にあった「Facebook連携」(みんなといっしょ Ver.2.00から実装)はもちろん、「Twitter連携」の機能も持っていた数少ないアプリであり、かつローンチから存在していたとても貴重なアプリ。

それまでは(PS3でもPSPでも)「フレンド」の人数はほとんど増えなかったのに対し、このアプリで一気に増えたという逸話がある。具体的には、2011年12月17日に発売したVitaのローンチアプリだったこれで、「2012年1月16日 “フレンド100万組”成立!!」という発表があったほどだ。約1ヶ月で100万組。とんでもねー数字だ。(外部リンクの "参考" を参照)

フレンドの申請はPSNのサービスとしては存在していたものの、それに対する導線が上手く働いていなかったこと、Vitaが「ネットワーク依存型のゲーム機」であることなどから、よりSNS的な利用を促進させる目的で展開した、かなり戦略的な側面もあったこのアプリ。

これについては残念ながら「サービス終了」してしまったが、内容的な意味では当初の目的は達成できたとの事だし、現在の「PS4」や「スマホ」でのフレンド申請や承認の機能へうまく引き継がれたと思っている。

音楽配信Music Unlimited

(2016.9.6 追記)
現在、Vitaの「PS Store」でも「PS Video」のサービスが利用出来るという意味で、「ビデオ」のコンテンツを買う事は出来る。
が、日本国内においては「ミュージック」のコンテンツは提供されていない。あってもよさそうなのに。

これには、「PSN統合」の経営判断があり、海外では「Music Unlimited」を「PS Music」に名前を変更してサービス継続としたものの、日本においては「PS Music」は提供されないとなった為。

ビデオや音楽は、国ごとに権利の管理が複雑な事情がある為、こと単純に世界共通で同じものを!というワケには行かない。

この辺りの事情やVitaの日本国内や世界での普及状況等を鑑みて、現在の状況になっているものと思われる。

以前はスマホを音楽プレイヤー代わりに使うと、バッテリー切れが心配みたいな話もあって、音楽プレイヤーは別がベスト!みたいな雰囲気もあったけど、最近ではスマホもずいぶんとバッテリー持ちがよくなったと言うか、利用者側の使い方や環境などもずいぶん変わってきたので、「携帯ゲーム機で音楽」というサービスは、今後あまり期待は出来ないのかもしれない。

個人的にはゲームの特典レベルでDLC的に音楽データをコンテンツとしてダウンロード出来てもうれしいとは思うんだけど。

Vitaの録画機能とゲーム映像配信

今でこそ忘れ去られているが、Vita発売直前から直後ぐらいに「Vita単独でのゲーム録画機能」というのの実装は噂というかインタビューなどで出ていて期待していた。

実現するためには専用のプログラムをゲーム側に埋め込む必要があるとの事で、この辺りの予定がいろいろ延び延びというかグダグダになって実現しないまま今に至っていると思っている。*2 *3

仕組みはともかくとしてVitaの録画機能については以前から(一部のユーザーに)熱望されていたものの、結果的にVitaTVの発売(2013年11月)を受け、事実上Vita単独での映像出力機能は実装されない状況に落ち着いている認識。

とはいえ、そのVitaTV自体は出荷終了になっているし、過去の事例的にはVitaから映像を転送していたと思われる例もある(関連記事参照)ので、無謀な期待は出来ないものの、可能性を否定しない、そういう夢はもう少し見ていてもいいかも知れない。

なお、(Vita自体には)「映像の動画ファイル出力機能」はカメラの機能拡張として実装済みであり、「うた組み575」(2014年1月)や発売予定の「レコラヴ」(2016年10月予定)で使われている。

Youtubeアプリ

書くかどうか迷ったんだけど、Vitaの歴史を語る上では無視できない便利アプリだと思いなおしたので。

Vitaの発売から送れること約半年、「Youtube」のアプリケーションが配信(2012年6月)された。Vitaにおける動画配信サービスの専用アプリとしては「ニコニコ」と並んで人気が高かったが、Youtube側の仕様変更により残念ながらアプリサポート終了(2015年4月)となった。

現在はこのアプリではなくVitaの「ブラウザ」でYoutubeのサービスは利用する形になっている。

前段の「動画配信」の出力先としてYoutubeも利用できるのではないかと期待していたんだけれども、実現はしなかった。

Vitaはかなりネットワーク依存型のゲーム機であり、発売当初から「オンライン環境」の有無で利用者側の評価は大きく変わる様なところがあった。このアプリについても当然そうで、オンライン環境がなければ使えないが、あれば(ある意味)PCやスマホよりも使い勝手の良い部分があった。

とはいえ、言いかえれば「Vitaの機能やアプリの一部は外部サービスに依存している」面が多分にある。

これがPSNのサービスならともかく、外部サービスである以上は安定的に、継続的に利用が出来るかは正直予測しにくい所がある。Vitaの強さでもあり弱点でもある所かも知れない。

PSM (PlayStation Mobile)

2012年9月。PSMのアプリ配信がVitaのPS Storeで始まった。PSMとは、ユーザーが開発者となり、Vitaおよびスマホにアプリやゲームを提供出来る開発環境であり、サービスであった。(過去形)

1つのアプリ/タイトルがVitaとスマホで利用可能という事もあり、Vitaの標準機能には無いアプリ(というかユーティリティ)が幅広く展開されるのではと期待も大きかった。

しかしながら、PSMの動作環境に「ゲームと同時起動できない」などの制約も多く、アプリとしても使い勝手が良いとは決して言えなかった。

世間的にもスマホのユーザー数が飛躍的に伸びていった時期ではあったが、残念ながらPSMというプラットホーム自体はあまり大きな伸びを見せず、2015年9月にサービス自体が終了となった。

そういえばPSMとは直接関係ないが、スマホ版の「共闘ギルド」が配信開始から終了までの日が短く、また当初予定があった「Vita版共闘ギルド」は配信そのものが無くなったという結果を見ても、Vitaとスマホが相互に伸びていくという道は結構イバラの道だったんだな、と。

いろいろ期待があっただけに、個人的には残念。

Project Discovery

2012年3月。「ゲーム天国」と名付けられたVitaのイベントで、「Project Discovery」と名付けられたプロジェクトの発表があった。

この時は「内容不明」な感じで紹介されたが、実体は「クリエイター発掘プログラム」であり、角川ゲームスと(当時の)SCEJAとの共同プロジェクトと後に発表された。

第1回の受賞者発表が2013年3月に行われ、続けて第2回が開始、受賞者発表は2014年4月だった。

その後も毎年行うのかな?と勝手に期待していたのだが、この第2回の発表以降は音沙汰がなく、2015年3月になって、第1回の成果物とも言える「だいだいダイスキ!」が配信開始された。今でも無料でダウンロード可能。

個人的にはまた再開して欲しいかな?と思っているのだが、現在は(PS4も含めた)「Play,Doujin!」とか「PlayStation × Indies」の方に力を入れている様なので、"Project Discovery"の再開はあまり期待は出来ないかもしれない。

Vitaカード保存

Vitaにはセーブデータの保存先として、「メモリカード保存」と「Vitaカード保存」の2種類がある。

前者は「要メモリカード」とパッケージに記載されているタイトルで、後者はその記載が無いタイトルである。

Vita発売当初(2011年12月)は、どちらかと言えば「Vitaカード保存」のタイプが多かったが、日を追うごとにこの割合が逆転し、私の記録が確かならば、2014年以降は「メモリカード保存」のタイプしか出ていない。

Vitaカード保存にはメリットもあるが、ダウンロード版への移行時にセーブデータが使えないとか、同様にダウンロードでしか配信されない体験版から引継が出来ないなどのデメリットもあり、現在は「完全に移行した」と言える状態になった。

まさに時を同じくしたタイミングに「新型Vita」(PCH-2000)が発売されており、この機種からは「内蔵メモリカード 1GB」となっている。これもたぶん、「メモリカード保存への移行」の後押しになったものと思われる。

今後「Vitaカード保存」が出てくることは、ほぼ無いと思われる。

VitaTV

本日最後のテーマ「VitaTV」。個人的にかなり気に入ってるハードなんだけど。

2013年11月に発売。海外でのSTBとしての期待や、PS4連携の期待も高かったんだけど、2016年2月に出荷終了。

実質2年半に満たない期間の販売という意味では、結構「残念な結果であった」と言えるが、使ってみないと判らないこの便利さ!と言う事は、何度でも強調しておきたい。

まぁ、その「便利さ」には「nasneが使える」「Vitaタイトルが多い」などの日本ならではの事情とか、「2台目Vitaとして便利」「PS Plusを使うとセーブデータの連携がスマート」とかユーザー側の環境的な要因も含まれるので、一様には言えないけど。

今後、VitaTVの新型的なものが出るか?というと、PS4が発売されている今となってはまず無いと思う。

新型Vita(PCH-2000)や、PS4発売に合わせる形での発表でもあったし、PS4と切り離したリリースは出来なかったんだとは思うけど、いろいろタイミングが悪かったのかな?と思っている。諦めないで、今でも出荷してくれていたら、細々とだけど売れたんじゃないかな?と思っていたりもする。それじゃダメだから出荷終了したんだろうけど。

非常に残念。

まとめ

予想通り長くなった。

とまぁ、Vita発売から今までの経緯として「衰衰」してきたものを何となくの勢いでまとめてみた。

しかし、こうやって見てみると「Vitaってかなり実験的なゲーム機だったんだな」というのが何となくわかると言うか。


冒頭でも書いたけど、これはネガティブな意味でのまとめでは無くて、これまでの経緯を振り返って、だとすると今後どうなるのかなーを妄想する為のまとめ。

ならどんな妄想があるのか?というのは、また別の機会に時間があれば書くかもしれないし、その辺りは個人個人で妄想すればいいよって事で、今回は終わりにしたいと思います。


・・・・。


自分で言うなって感じだけど、「読み返すのも嫌になる」ぐらいなげー。

*1:VitaTVは「有線LANケーブル」での接続が出来ることから、Wi-Fi位置情報である「Skyhook」も利用できなくなるため、結果的に3つの位置情報の仕組みが1つも使えないって事で、廃止になったものと思われる。

*2:たとえば「ニコニコ動画」にアップする為には、その「専用プログラム」をニコニコ動画側が作成し、ゲーム製作会社側に提供してゲーム側に埋め込む必要があるらしい。ゲーム側の作り込みや性能への影響もゲーム制作側の負担になるし、「専用プログラム」のバージョンアップ等があった時の対応や費用的な問題など、ビジネス的な問題もいろいろあったんじゃないかと勝手に思っている。

*3:PS4については「システムレベル」で動画配信の仕組みを持っており、ゲーム側はその仕組みを組み込む必要は無かった。ゲーム内の「設定」として、「配信可/不可」の設定が出来るが、将来的に配信側のサービスが追加や変更になった場合でも、ゲーム側ではなくシステムソフトウェアのアップデートでの対応という事になる。

PlayStation VITA システムソフトウェア バージョン 3.61

注意
システムソフトウェアのアップデートの際、更新ファイルはメモリカードが無くてもダウンロードされますので、動作が不安定な場合などは先に電源を落とし、更新前にメモリカードを抜いてください。 一連のアップデート作業中の抜き差しは故障の原因になる場合があります。また、バッテリー残量などについてもご注意ください。
注意
利用しているプロバイダや接続方法によっては「アップデートが開始されない」(エラーになる)事があるようです。原因は環境やタイミングによるところがあるので一概に言えませんが、以下の原因が想定されます。
(1) アップデートサーバが混雑している
(2) DNS情報が正しく取得出来ていない
いずれの場合も、「時間を置いて試す」「アップデート方法をPC経由などに変更する」「ネットワークの接続方法、プロバイダを変更する」「DNS設定を一時的に変更する」などの対応が考えられます。

本日(8/8)、Vitaのシステムソフトウェアがバージョンアップした。VitaTVも一緒。

前回(Ver.3.60)が 4/6 だったので、最長記録となる124日ぶり、実質4ヶ月ぶりのアップデートとなる。
・・・って、先日「最近アプデ無いよねー。つれないよねー」って書いたばかりだと言うのに。あ、いや、「つれない」とは書いてないか。


で、いつも通りに公式サイトのアップデート内容を確認してみる

以下、あくまでも個人のブログなので個人的な単なるメモ。

PlayStation Vita/PlayStation TV システムソフトウェア バージョン3.61 アップデートについて

2016年8月8日から、システムソフトウェア バージョン3.61のアップデートを開始しました。

PS Vita/PS TVのシステムソフトウェアは、常に最新のバージョンにアップデートしてお使いください。アップデートすることにより、機能の追加や操作性の改善、セキュリティーの強化ができます。

PlayStation TVは、国や地域によってPlayStation Vita TVという製品名称で販売されています。このページでは総称として「PlayStation TV」または「PS TV」と記載します。

バージョン3.61で更新される主な機能
  • システムソフトウェアにおいて、動作の安定性を改善しました。

との事。


ですよねー。

これだけでは何だかわからないが、末尾の0.01分上がっただけなので、機能的な追加は無いと言う意味で、とりあえず私が期待(?)しているメモリカード2枚組対応のとは違うみたいだな、と。*1


そう、これは自分の為のメモ。単なるメモ。

*1:というか、4ヶ月経って 0.01 しか上がらないって事は、実質Vitaのシステムソフトウェアに対する機能追加や改修的なものは現状ほぼされていないって事なんだろうなー。

Vitaシステムソフトウェア有効間隔のメモ・3

コネタ。

いまからずいぶん前。もう2年以上も前に上記の様な記事を書いた。

まだVitaのシステムソフトウェアアップデートが頻繁に行われていて、だんだんとその傾向も落ち着いてきて更新間隔(有効期間)が長くなってきたかもね的な感じの内容として。


本日(2016/7/28)現在のVitaのシステムソフトウェアのバージョンは「Ver.3.60」である。

配信開始日が、2016/4/6 (水)。その時の記事がこちら。

この日付を見て、「あー3ヶ月以上も前なのかー」と気付いてくれた人は鋭い。この記事を私が書こうと思った理由もきっと判ってくれるだろう。

有効期間が今日の時点で「113日」になり、これまでの最長期間を更新したのだ。そういう意味ではまだ更新中ではあるが、この「有効日数の長かった順 TOP 5」を確認してみよう。

参考)Vitaシステムソフトウェア有効日数 TOP 5
配信日付 バージョン 経過日数 備考
2016/4/6 (水) Ver.3.60 113日* (*)継続中
2015/9/30 (水) Ver.3.55 112日  
2013/12/10 (火) Ver.3.01 105日  
2014/4/30 (水) Ver.3.15 99日  
2015/6/24 (水) Ver.3.52 98日  
  • 2016/7/28 14時時点

いずれも3ヶ月を超える安定Verであり、またいずれも Ver.3.xx のシリーズだ。


「で、その有効日数が1日超えたからって何なの?」


と思われるかもしれないし、もうそろそろ7月も終わるこの中途半端な時期になにを突然?って話なんだけど、前にこんな記事も書いていた。

関連記事
Vitaシステムソフトウェアバージョンアップ時期
  回数       Ver  
2012年 2013年 2014年 2015年 (日付) 備考
7月 - - - - -  
8月 1回 2回 1回 - -  

(抜粋)

基本的に、(過去の傾向として)夏休み中はあまりアップデートをしないのだ。少なくとも去年はしていない。


そして、過去4年間、そして今年も含めると5年間ともに(まだ7月は少し残っているけど)7月のバージョンアップは行われていなかったという事を考えると、今年も同じと考えれば今のバージョンが1日超えたどころじゃなく、まだしばらく続くんじゃないだろうか?という話で。

無論、システムのバージョンは安定していて、バージョンアップの間隔は(問題がないのであれば)長ければ長いほどいいのは間違いない。だからこれはいいことな話。


ただ、このブログとしては、「正直、Vitaシステムソフトウェアの更新による機能アップ的なものを楽しみにしている側の人間としては寂しい。」というのは本音なんだけど。

書くこと無いよねー的な意味で。


次にあるとしたら「2枚組」に対応する頃かしら、と。10月?11月?その前に1回ぐらいはあるといいんだけど。

書くこと欲しいよねー的な意味で。

関連記事

Vita版2枚組の展開と衝撃

追記(2016/11/22)
本日発売となったSDガンダム ジージェネレーション ジェネシスですが、「要メモリカード、3500MB(3.5GB)以上の空き容量」となっています。1枚(Card 2)は「インストール専用」になっており、ゲームの起動の前にインストール作業が必要です。公式サイトに「ゲーム開始手順」(Card 2のインストール方法)が記載されていますので、Vitaカード版で「起動しない」などの場合はご確認ください。
http://ggg.ggame.jp/spec/ (公式サイト)


今回の記事は「勢いだけ」で書いているので、章建てとかないし、いつも以上に乱文注意。

まぁ、そもそも普段通りに妄想記事って意味では内容が「乱れているっ!」って話だから注意も何もないけど。


で、本題。


まだPS Blogの方には情報が出ていないので「どういう形式になるのか」は判らないけれども、ゲーム情報サイトでこんなニュースが掲載された。

このBlog的には注目したい所この部分。

価格はPS4版が8,200円+税、PS Vita版は2枚組の仕様で7,600円+税。

2枚組の衝撃。


とはいえ、Vitaでの「2枚組」の話題が出たのは今回が初では無い。別タイトルだがこんなニュースが今年の1月に出ていた。

YU-NO』の限定版特典は原曲やアレンジ版も含めた全曲集!? 浅田P&ヨナオケイシさんに訊く『YU-NO』の曲作り (電撃オンライン)

PS Vita版はもう完全に2枚組になるということでしょうか?

浅田:そうですね、ほぼ決まりだと思います。ただ、情報として確定した時に1枚になっていたら「あ、がんばったんだな」と思っていただければと。

たしかこちらの発売日は「11月17日」だったから、ほぼ同時期という事になる。なんか、Vitaのアプデも来るのかな?もしかして。


このBlog的には個別のタイトルがどうこうよりも、「2枚組」の実装の方を気にするワケで。


理由としては、過去こんな記事をかいていたから。

関連記事

なお、言うまでも無くVitaカードの容量が大きいと、単純にパッケージの値段も上がる事が考えられるので、ハイブリッド型の採用なんかが、事実的に進んでいって、8GBカード版なんてものは出ない・・・かもしれないけど。

また、もうひとつの考え方としてVitaカードだけの「Disk1」とダウンロードとなる「Disk2」的な展開も可能かもと考えられる。

いずれも、Vitaカード2枚組は「無い」前提でハイブリッド型(Vitaカード1枚とダウンロードによる追加パッケージ的な方式)をイメージして書いていた。

今回、この時の記事の妄想に対して、ハッキリとした1つの答えが出たワケで。


ここから先はさらなる妄想。


1つのパッケージにVitaカードが2枚組で発売されるとなると、ホーム画面のアイコンの数やVitaには1つしかないVitaカードのスロットの使い方、メモリカードやセーブデータの扱いが気になってくる。

普通に考えて、現在のVitaカードはプレイ中に抜くと(抜けると)ゲームが強制終了してしまうので、ゲームプレイ中のカードの入れ替えは考えにくい。

セーブデータが共通で、ホーム画面のアイコンはVitaカードごとに別々(ゲームの起動は別々)っていうのも考えにくい。*1

PS4とのクロスセーブにも対応しているって事もあるし、(ゲーム途中で)「カードを入れ替えてください」的な動作になるんだったら、PS4版と作り込みの差異が生まれてしまうので、そんな手間をかけるとも思えない。そもそもVitaのDL版とも違うと言うのは考えにくい。


大容量と直接関係あったり無かったりだけど、今回の話と微妙に気になるタイトルを個人的に並べてみることにした。

タイトル 発売日 コメント
SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス 2016/11/22 2枚組として発表
この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO 2016/11/17 (2枚組)ほぼ決まりの発言あり
ワールドオブファイナルファンタジー 2016/10/27 音声はDLCとして無料DL
レコラブ 2016/8/25 Blue Ocean/Gold Beachの2バージョン
マブラヴ 2016/1/21 オルタネイティヴと同時発売
アイドルマスター マストソングス 2015/12/10 赤盤/青盤の2バージョン
第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 2015/4/2 PS4/PS3とマルチ
ラブライブ! School idol paradise 2014/8/28 Vol.1/2/3の3バージョン
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 2014/4/10 PS4/PS3とマルチ
デカ盛り 閃乱カグラ 2014/3/20 DL専用で発売。Aパック、Bパックに分かれてた
初音ミク -Project DIVA- F2nd 2014/3/27 エディタ機能をDLCとして無料DL
FINAL FANTASY X/X-2 2013/12/26 2パッケージとして発売。セットのDL版あり
戦国無双2 with 猛将伝 HD Version 2013/10/24 DL専用として配信
フォトカノ Kiss 2013/4/25 セーブデータが最大3GB
ファンタシースターオンライン2 2013/2/28 オンラインゲーム。日々容量増加中
METAL GEAR SOLID 2/3 HD EDITION 2012/7/17 2パッケージとして発売。セットのDL版あり
  • 順番は発売日の降順
  • 発売日には配信日および予定日が含まれています。


上記の中には別に2枚組にする必要は無く、戦略的な意味で複数に分かれていたり、分かれていなかったりといろいろあるので、あえて判明しているコンテンツ容量の情報は(誤解を生む為)書いていない。

とはいえ、この辺りの傾向を踏まえると、今回の「2枚組」も1枚は「インストール用Vitaカード」という可能性が一番高いと思われ、扱いも「Vitaカード版DLC」と言う感じになるのではないかと。*2

1枚目でLiveAreaまでは起動するが、2枚目がDLC扱いになっているので、(ゲーム自体の)起動は出来ないのではないか、と。2枚目を入れると、1枚目にアップデート等があった時と同じようにオレンジ色のダウンロードマークが出て、アップデートが出来るのではないか?と。もちろん、アップデート分はメモリカードにインストールされる。要メモリカード。空き容量は大事。*3

『それなら、別に2枚組にしないで「PSO2」と同じように、ダウンロードさせればいいんじゃないの?アップデートとして』

という考えにもなるが、Wi-Fi接続されていないVitaというのはまだまだ多く、その場合に買っても起動できないという問題が起きてしまう。また、Wi-Fiに接続されていたとしても、Vitaカード1枚分に相当するデータ量のダウンロードとなると、ユーザ毎に通信環境は異なる為、決して「そんなのすぐだよ」と言えない事情もある。

その為の2枚組。

アップデートとはもちろん意味が違う。*4 *5


今回の2枚組が今後他のタイトルでもどういう風に採用されていくのか、広がっていくのかは未知数だが、前例が出来たことは大きな前進である。


これは興味深い。

*1:Vitaはゲームの起動は同時に1つまでであり、この方式だとすると「いちいち終了させる必要」が出てくる。かなり手間だと思う。

*2:今後、この手の2枚組の場合にはパッケージの背面に「要メモリカード」と合わせて「○○GB以上の空き容量」などの記載が追加される可能性もあるかな?と。

*3:現在発売されているVita用メモリカードは「8GB」からなので、「ゲーム1本分(Vitaカード1枚分)」は最低でも入る想定なのかもしれない。以前は「4GB」が最低だったけど今は売ってないし。

*4:PSO2の場合は、そもそものゲーム内容が「オンラインゲーム」であり、Wi-Fi接続されているVitaであり、アカウント登録済みであるという前提があるので、現在のハイブリッド的な配信は事実上なんの問題も無い。メモリの空き容量的の点は除いて。

*5:そうは言うけど、アップデートは今時のゲームとしては普通にあると考えた方がいいので、基本的にはVitaはWi-Fi接続されている方が望ましいと思うけど。

Vitaタイトル配信時期とタイトル数(3.5)

前回はVita発売から丸4年経った去年の12月頃だったんだけど、半年経ったので。
まぁ、正直な事を言えば「他にネタが無いのよね」というダケの話なんだけど。

集計元は前回同様このブログ内の記事である「Vitaのコンテンツ容量一覧」としているため、信憑性の全くない個人趣味的な記事。

これまでと同じく、集計元はこのブログ内の記事である「Vitaのコンテンツ容量一覧」としているため、信憑性の全くない個人趣味的な記事。

集計元からピックアップしたのは2012年1月から2016年6月までに発売(配信)された「ゲーム:メモリカード保存」「ゲーム:Vitaカード保存」「オンライン専用タイトル」「ダウンロード専用タイトル」の4つのタイトル。学習用タイトルやアプリ、体験版などは含まれない。

あと、同一タイトルのベスト版や限定版などはこれには含まれないが、発売時期が異なる続編や完全版的なものや、内容の異なるバージョン違い的なもの、既に配信が終了しているものもこの中に含まれているので、結果的に若干水増しされている。

表の形式は前回を踏襲しようかとも思いつつ、形も変えれば見方も変わるかも?と、縦横を逆にしてみた。

Vitaタイトル配信時期 (上期)
年\月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 半期計 前年
同期比
2012年 3 8 11 5 2 11 40 -
2013年 5 10 12 8 6 9 50 125%
2014年 7 14 20 18 12 12 83 166%
2015年 12 16 21 23 17 15 104 125%
2016年 13 18 27 17 12 12 99 95%
Vitaタイトル配信時期 (下期)
年\月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 半期計 前年
同期比
2012年 9 9 11 5 7 8 49 -
2013年 2 7 8 12 10 20 59 120%
2014年 17 23 15 20 14 18 107 181%
2015年 25 13 16 12 25 30 121 113%
2016年 - - - - - - - -

なんで半期毎に分けるのか?というと、単純に「商戦的な意味で異なるから」で、何で年度じゃなくて年なのか?というと「Vitaの発売日が12月で(これを除くと)集計が楽だから」なだけで。

そういう細かいことは気にしない。


記事にしようと思ったのは、去年も同じことをしたからだけだったんだけど、こうやって並べてみるとちょっと気になる数字が1つ出てきた。表中の「赤字」の所。2016年1月~6月の前年同期比の数値。

「95%」である。

数値的には誤差のレベルで「横ばい」と言っていいんだろうが、1月から3月までと、4月から6月までで比べてみると、ちょっと違って見える。別表にしてみる。

Vitaタイトル配信時期 (上期、3ヶ月毎)
年\月 1~3月 4~6月 半期計 前年比
1~3月

4~6月
2012年 22 18 40 - -
2013年 27 23 50 123% 128%
2014年 41 42 83 152% 183%
2015年 49 55 104 120% 131%
2016年 58 41 99 118% 75%

これまでの増加の一途をたどっていた「前年比」が、「2016年4~6月」はガクッと下がっているのである。

無論、決して少ないと言うワケではなく、むしろこれまで増えすぎていたという意味では、この傾向は今後の傾向を推測するのに面白い数字かもしれない。

具体的には、

  • 1ヶ月に発売されるタイトル数が大体頭打ちになってきた
  • 2014年までの上昇率がピークだが、この年はPS4が発売された年(国内)
  • 2015年以降はPS4/Vitaのマルチタイトルが増え、開発期間がVita単独より増えてきた

など。

あくまでも想像の世界だけど。妄想の世界とも言う。

ただ、これを「減った」とみなすのか、「安定期に入った」とみなすのかで個人の評価は変わるだろう。


個人的にはPS4とのマルチで好きなタイトルも沢山出ているので満足はしているものの、「Vita専用タイトル」はもっと見たいと思っている。

Vitaというゲーム機を追いかけてきた身としては。