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3G/Wi-Fi版「黒」のみへ変更は、バリエーション増加の予兆?

個人的に「あれ?!」と思った事があった。さすがにこれは無視できない。

Vitaの 3G/Wi-Fi版 が「黒のみ」になったみたいだ。

白と赤と青の3G/Wi-Fi版は「出荷完了モデル」の所に移っている。*1

あれ、これは?・・・と。

以前、自分の予想として「値段を統一したのはGPS機能の普及の為」的な感じで3G/Wi-Fi版を売っていくと考えたのかな?と思って上記の記事を書いた。だから、3G/Wi-Fi版をメインにするのかな、と。

どうやら少し事情は違うのかも。私の勘違いだったのかも。


このラインナップだけで考えれば、「Wi-Fi版がメインで、3G/Wi-Fi版はマイナーモデル」になってしまう。

だが、Wi-Fi版は "GPS機能" は無い為、都市部を除くSkyhookエリア外では位置情報が取得できず、near を使う事が出来なくなる。携帯電話みたいに「人口カバー率」的な言い方にすればその割合はずいぶん変わるとしても。


となると、今後としては以下の3つが考えられる。

  1. モデルを減らすことで、カラーバリエーションを増やしていく
  2. Wi-Fi版をGPS対応のWi-Fiチップに切り替えていく
  3. 4G/LTE対応の新モデルが発売される

最後の3つ目は、前回の記事でも書いた通り「まだ早い」と思っている。PS4との連携が発表されたこともあり、今年の年末頃までにPS4発売に向けた何らかの動きがある可能性は否定できないが、それだとすると現在発売中の機種との機能差が出てしまう事から、単純には「それはない」と思っている。*2

そこはWi-Fi版をメインにしたという事で、屋外での通信はテザリングでの対応をメインに切り替えたと考えるべきだろう。いま、この段階で4G/LTE対応のモデルを増やして混乱させる意味もメリットも無い。


2つ目の可能性は十分に考えられる。ただ、ハードウェア的およびシステムソフトウェアでの対応が必要となるリスク(大掛かりという点で)があるので、やるとしても3つ目と合わせて行う形になるだろうから、やはりまだ先かな?と、個人的には思う。


なら1つ目は?というと、「この可能性はあるかもな」と思う。


この根拠というか妄想のレベルで、話が先月末に遡る。この記事を自分で書いたからである。

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以前、上の様な記事を書いたんだけど、改めて調べてみたらいつの間にか「ファクトリーファービッシュ」の対応ではなく、普通の「修理・部品交換」の対応になっていた。

と。

ファクトリーファービッシュの場合、単純には交換する新品と同様のチェック済みの本体を十分に確保しておかなくてはならない。だが、それはつまり本体カラーが増えたり、モデルが増えれば増えるほど確保が大変になる。*3

だが、通常の「修理・部品交換」になったのであれば、本体カラーやモデルがどれだけあっても交換する部品だけ共通で残してあれば対応が出来る。

となれば、その可能性は高そうだな、と。


本体カラーだけの話ではない。現在は背面タッチパネルだけだけれども、オリジナルデザインの同梱版も過去に2種類発売されている。そして、同梱版と呼ばれるモデルはこれを含めて3種類4タイプある。

  • 初音ミクモデル (3G/Wi-Fi版)
  • 初音ミクモデル (Wi-Fi版)
  • SOUL SACRIFICE モデル (Wi-Fi版)
  • アイス・シルバー (Wi-Fi版) ※ PSO2同梱版

なるほど。ここだけピックアップしてもなんとなく見えてくる。

Wi-Fi版に統一することで、同梱版やカラーバリエーションを増やしていくという事ではないだろうか?と。*4


ただ、前述の通り「GPS」の問題がある。一般のユーザがみんなテザリング出来るモバイルルーターやスマホを持ち歩く訳ではないし。もしかしたら、Ver 1.80 から near 機能が拡大された

インターネットに接続できる環境がなくても定期的に周辺のWi-Fiアクセスポイントの情報を記録し、あとでインターネットに接続したときにまとめて位置データを取得できるようになりました。

これで、十分に対応可能という判断が出来たという事だろうか。


なんとなくそんな気がしてたのでメモしてみることにした。主に自分の為に。そして完全に妄想記事。

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その2.Wi-Fi情報の保存量拡大

*1:アイスシルバー(銀)はもともとWi-Fi版のみで数量限定だったから、合わせて「出荷完了モデル」になっている。ついでにいえば、海外で最初に発表されたモデルという事を考えると、日本での販売はあくまでも海外分から分けて貰ったものじゃないかな?と思う。PSO2を売る勢いを付ける意味でのSCEJ側からの要望としての調整で。

*2:余談だけど、3G/Wi-Fi版は、「docomo発行となるSIMの同梱が必要」となることから、出荷調整がしづらいという結構面倒な問題もある。この為、3G/Wi-Fi版は「限定版」の表記が必ず付いている。この出荷調整をしやすくするために、Wi-Fi版に切り替えたと考えるのが妥当かもしれない。

*3:ファクトリーファービッシュの対応とするケースは、単純に生産量がかなり限定的だったり、精密機器として検査等に時間が掛かるだったり、発売直後で交換部品の確保より生産を優先する場合などが考えられる。特に珍しい対応という訳ではない。

*4:無論、「モデルをWi-Fi版に絞ることで生産を増やし、本体普及を優先する」という要素もあるだろう。SIM同梱となる3G/Wi-Fi版では注文に応じた分だけ好き勝手に出荷するということは出来ないから。