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みんいつ以外のフレンド申請

追記(2013/11/7)
2013/11/5に配信開始された「Vitaシステムソフトウェア Ver.3.00」から、フレンド上限がPS4と同じ「2000アカウント」に変更された。下記の記事内容は、その変更前の情報での話となりますので、ご注意ください。


ここしばらく。ここ最近。

ラグナロクオデッセイのオンラインにはまっている。

先週末などはトータルで何時間やったんだ?ってぐらいに遊んでいた。1クエストの時間が比較的短いので、小気味良い緊張感とでも言うのだろうか。とにかく飽きずに遊んでいた。PCやPS3を介在せず、Vitaだけで利用できるという点で、参加に対する抵抗感が少ない。ネットワークという点で、技術的な障壁は無い訳ではないけど。

そんな風に楽しんでいる中、このゲームと関係ないところで不満がでた。

この不満はラグナロクオデッセイで楽しく遊んでいたことに起因する話ではあるが、ラグナロクオデッセイ自体の問題とは直接的にはいえない話。どちらかと言えば、サービスとしてPSNの仕様的なところの話。

むしろ、「みんなといっしょ」の方が話としては関連性が高い。

今回はこの事についての話。

ラグオデのプレイ記録は無し

まず、先日(3/26)対応されたばかりの「ラグナロクオデッセイ」について。オンライン機能には、いわゆる「対戦記録」とか「プレイ記録」と呼ばれるものは無い。

もともとステータス画面こそあるものの、モンハンでいう所のギルドカードみたいなものはなく、ソロでもプレイ記録が見れるような機能はなかった。という意味では、その部分が拡張されなかったダケの話でもあるんだが、オンラインで一緒に遊んでも、その記録はどこにも残っていない。ギルドカード交換も無ければ、プレイ記録みたいなものも残らない。

気軽に参加できるオンライン環境ではあるものの、他のプレイヤーとのつながりが残らないことで、ほとんど一期一会な感じになってしまっている。

少し、残念な感じ。

というのも、そんな一期一会の中でも、また一緒に遊びたい!と思うプレイヤーに出会うことはある。そういう時は、フレンドになるのが一番手っ取り早が、そのフレンドになるきっかけとなる記録がない。

繰り返しになるが、ちょっと残念。あるとうれしいのに。

ただ、現状で「全くどうにもならないのか?」「フレンドになれないのか?」というと、そんな事はない。

ラグナロクオデッセイにはSELECTボタンを押した時のメニューのステータス確認画面は、自分のステータスだけではなく、「相手のステータスを見る」事が出来る。この画面で相手プレイヤーの「オンラインID」が判るので、これをメモすれば、後でフレンド申請をすることは出来る。

メモとはいっても、ラグナロクオデッセイの場合は(今回のアップデートで)「スクリーンショット機能が追加された」ので、他プレイヤーが準備中などのロビー内で暇している時に、そのステータス画面をスクリーンショットで残しておけば、後でIDと名前を確認できるので、特に紙と鉛筆は要らない。

だが逆に、この手間を考えると、「それならゲームからフレンド申請できればいいのに?」と思うのも必然。

そういえば、みんなといっしょはやっているんだから、他ではできないのかな?と、思うワケだ。

みんなのゴルフ6はフレ申請が可能

自分は持っていないので画面と機能は確認していないが、「みんなのゴルフ6」はフレンド申請がロビーで出来るそうだ。

近い将来、フレンドとの対戦機能(フレンド部屋)が追加される予定なので、この機能はかなり重要になってくるだろう。

ゲームって、世界ランキングだとかランダムマッチングだとかのIDだけの存在の誰かとの戦い、競い合いもおもしろいけど、やっぱり気心が知れた人だったり、自分と同じようなプレイレベルの人と遊んでいる方がいろんな意味で楽しい。

やたらとハイレベルな人、ハイスコアな人は憧れにはなるが、目標にすらならないという事もあるぐらいだし。

そういう意味で、フレンドは「自分が戦いたいプレイレベルの人」を自分で選ぶことができると言う意味で、かなり重要度が高い。

PSNの機能を使えば、直接的なコンタクト、メッセージも送れるし。Vitaでも送れるし。

ゲームの世界、PSNの世界では「フレンド」というものはかなり意味のあるつながりだ。

フレ申請が出来るアプリと出来ないアプリ

「みんなといっしょ」は、名刺交換というやり方で、フレンド申請が出来るようになっている。

みんなのゴルフ6」は、ロビーという形で、フレンド申請が出来るようになっている。

調べてないので判らないが、他にもフレンド申請が出来るゲームはあるんだろうと思う。

いや、むしろオンラインゲームであれば、フレンド申請出来た方がいいと思う。

また、フレンド申請はゲーム以外でも出来るものがある。

それが、「near」だ。

位置情報を元に表示される "near" だが、「アカウント公開」の設定がしてあれば、そのアカウントにフレ申請をすることが出来る。

探せご近所さん!

みたいな雰囲気で。まぁ、それが嫌な人の為に"near"では特定のエリアではアカウントを自動的に非公開にする「プライベートエリア」の指定も出来るんだけど。

という感じで、フレンド申請は現時点で出来るものがあるものの、出来ないものも結構ある。

この辺りは、ゲームのコンセプトとかデザインにもよるものなので、一概に全て用意しろ!というつもりは無いが、特定の人と一緒に遊ぶことが多いのであれば、フレンド申請がゲーム画面内で手軽にできるようにして欲しいな?と、思う。いちいちIDを調べたり、入力したりする必要が無いという形で。

だが、ここにもう一つの問題がある。

フレンド数の上限だ。

フレンド数上限、100。

PSNの仕様で。現在は「フレンド数」は「最大100人(アカウント)」と決まっている。

これ、地味に判りづらい。

いや、今までは「フレンドが100人行くと言う方が稀だった」というのは判る。そもそもフレンド申請をすること自体が面倒だったのだから。これはアカウントに紐付くものなので、VitaだからとかPS3だからだとかそういうのは関係ない。どちらも共通。

だから、困ったことが起こる。

上限に達すると、それ以上のフレンドは申請できなくなるのだ。

送る方も、送られる方も。

そして、今まではそれでもそれは少数派だったが、Vitaの「みんなといっしょ」でかなり状況が変わったらしい。

フレンド数上限まで達している人は徐々に増えてきているとのことだ。

その話は、情報が公式ではないが、こういうニュースがあった。

『みんなといっしょ』フレンド100万組への道のり――そして次に目指すもの【PS Vita ゲームカンファレンス】

フレンド数推移:スタート直後はフレンド0人というユーザーが70%以上だったが、1ヵ月後には50%以上のユーザーがフレンド20人以上に。フレンド100人のユーザーもまだ1割以下だが、徐々に増えてきている。

と。

ちなみに私がまさにそのパターンである。

VitaでPSNアカウントを作ったので0人でスタートし、現在はフレンド数は100になっている。

だが、ここで自分の中で問題が起きた。フレンド数は100人になっているのに、みんなといっしょでは100人になっていない。名刺も配れないし、名刺ももらえない状態になってこう着状態が続いている。

なぜか。

「フレンドの申請とみんなといっしょのアカウントは直接関係無い」

からだ。

みんなといっしょ以外からフレンド申請を貰い、それを受けているからだ。

Facebookは5000人、Twitterは2000人

「フレンド100人って多いのか?」というと、そんな事は無い。

昨日(4/3)からVita用にアプリ配信が開始された「Facebook」についてはフレンド申請5000人までとなっている。また、既に配信されていた「Twitter」も2000人だ。Twitterは、それ以上にすることも条件によっては出来る。

小学生の頃は「友達100人できるかな!」と歌っていたが、そんな時代なんてとっくに過ぎてしまった人たちにとっては、フレンドの数はもっともっと多い数が必要だという事だ。携帯電話やスマホのアドレス帳だって、数千件単位で登録できる時代だし。

いや、全員が同じゲームで遊んでいるわけじゃないんだから、ゲーム機のフレンド機能としてそんなにいるか?と思われるかもしれないが、一番の問題はここ。

「ゲームの種類に関係なく共通で100人」

という事だ。

そもそもゲームは「いろんなタイトルを人それぞれ楽しむ」というものなのだから。

フレンドとゲームの関係と上限

たとえば、自分がはまったゲームが1つあったとする。そのゲームの気があった人とフレンドになったとする。

まぁ、この数が100人行くことは滅多にないかもしれない。

でも、別のゲームにまたはまったとする。そのゲームの気があった人とフレンドになったとする。

この数が100人行くことも滅多に無いだろうが、先ほどのゲームの人と同じ人である可能性は決して高くない。

ゲームというのは、人によって好みのジャンルもタイトルも大きく変わる。一つのタイトルが一緒だったからと言って、それ以降全てのタイトルが同じだと言うわけではない。

ゲームそれぞれで上限があるのであれば、それは特に問題は無いだろう。

たとえば、「みんなといっしょで100人」であれば、それはそれが一つのゴールなので特に問題が無い。それが上限だったとしても。

だが、いろんなタイトルで遊んでいく中、「新しく友達を増やせない状態」がいつか必ず来る。

現在の公式な対応方法は、

「フレンドを削除してください」

だ。


何かトラブルがあった場合の削除は「ブロック」で、それとこれは別の話。特に理由もなく「他の人をフレンドにしたいからフレンド解除」というのは、なんかこう割り切ればいい話だとしても、少し寂しいと言うか理不尽な感じがする。

そして、新たにフレンドを申し込みたい人も、相手が既に上限に達している以上例外なく拒絶されてしまう。

ただ、ゲーム毎にフレンドの上限を設けると言うのも難しい話だ。

既にフレンドになっている人が、後からそのゲームを始めることも十分にあるし、片方はフレンドなのに別のゲームはまだフレンドじゃないとかそういうのはかなり煩わしい。というか、変な話で。

なんか、それもちがうよね?というか。

フレンド数100人の限界

そもそもPSNの「フレンド数上限100」というにはかなり昔の話であって、「みんなといっしょ」をリリースするに当たっては、この上限は無理があったと考えている。

みんなといっしょが「フレンドを作ることを目的」としている以上、フレンド登録させずに100人まで増やさせろ!とまでは言わない。

だが、みんなといっしょをやっていない、まだVitaすら持っていないPS3やPSPでのゲームを楽しんでいる、繋がっているフレンドがいると、みんなといっしょでは絶対に100人に到達しないと言うのは、「みんなといっしょ」のゲーム目標をゲームの仕様とは違う部分で達成できないと言うのは、理解しづらい部分。


いろいろ理由があって「100人」なんだろうなーというのは推測できるが、ネットワークがこれだけ浸透してきた現時点において、上限が100人というのはもう「少なすぎる」という状況になっているんじゃないだろうか?と思う。この上限を増やした上で、「みんなといっしょでは合計100人までしか名刺交換できません」なら判るという話だ。

今、みんなといっしょでフレンドが100人になっている人は、それ以前のフレンドがいた場合にVita購入とみんなといっしょの開始を勧めたか、それ以外の人をフレンドから外したという事だと思う。

フレンドを作るためにフレンドを外すという事は、ゲームのデザイン上の違和感を感じざるをえない。

今回のトロのフレンドダンジョンでもフレンドの取捨選択が行なわれることになっている。

本来の「いっしょにゲームをしたい人としてのフレンド」とは全く関係ない形で。

それも寂しい、と思う。

まとめ

ゲームで繋がるという感じが楽しめるVita

フレンドの上限が増え、特に消さなくても気軽に次々とフレンドが増やせる様になるのであれば、もっとソーシャルな世界を楽しめると思う。FacebookTwitterもソーシャルなアプリだし、そこで繋がっている人と今後はゲームを通じてさらに深く繋がっていくこともあるだろう。

そうなった時に、「フレンド専用の部屋で遊びましょう」といっても、PSNの上限で毎回切り換えるようなことをするのは正直ナンセンスだ。

確かに、今はフレンドのアクティビティーなどの画面は、全員一覧で出てしまうとか、表示限界みたいなものがあるので、対応が難しいのかもしれない。

でも、自分が持っているゲームタイトル毎にグループ化したり、今後工夫されていって、この上限は出来れば解除されるべきだと思う。

そうなれば、「ゲームの中からフレンド申請が出来る」ゲームがもっと増えると思うし、むしろ増やせると思う。

そういう世界がもしかしたらこの先あるのかな?という事に、少し思いを馳せてみたりした。