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みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

Vitaとダウンロード版とパッケージ版

以前、Vitaのメモリの違いについて書いた。メモリカードを交換して判った事、として。

そこから新しい話があるワケではないんだけど、ここ最近考えているこの件についての自分のまとめ。

別に公式に何か発表がなった事を受けたとかそういう話じゃなくて、むしろ妄想に近い話とか、逆に気をつけなくちゃいけない話とか。そんな内容。

一応、タイトルをつけるにあたっては「ダウンロード版」と「パッケージ版」の違いを説明できればいいかな?みたいな感じで書いてみた。

ま、あいかわらずパッケージ版はまだ1つも買っていないので、多少間違ってるところがあるかも?だけど。

以下、一応項目立てて書くとこんな感じ。

  • セーブデータの保存先
  • セーブデータの管理
  • セーブデータのバックアップ
  • アプリのバージョンアップ
  • バージョンアップと追加コンテンツ
  • パッケージ版からダウンロード版への移行
  • パッケージ版とダウンロード版、どっちがいい?
  • でも、パッケージ版の方が高いよね?
  • ダウンロード版の削除の罠

参考までに。

以下、長文の為「続きを読む」で。

セーブデータの保存先

Vitaの場合、ゲームはPlayStation Storeからダウンロードしてメモリカードに入れれば、複数のゲームをメニュー画面で切り替えて起動する事が出来る。これが、「ダウンロード版」と呼ばれるケースで、ハード的にカートリッジを入れ替える必要はない。

かなり、楽だ。

逆に「パッケージ版」の場合は、物理的なカートリッジである「Vitaカード」をカードスロットに差し込む事で、ゲームが起動できるようになる。同時に挿せるのは1つだし、複数を切り替えるには何枚も持ち歩かなければならない。

多少、面倒だ。

では、セーブデータの保存先はどうなっているのか?というと、ゲームによって異なり、またダウンロード版かパッケージ版かで異なる。

セーブデータの保存先

パッケージ版 ダウンロード版
メモリ不要型 Vitaカード内
メモリ必要型 メモリカード メモリカード

パッケージ版のゲームは、Vitaカード内の記録領域に保存をする「メモリ不要型」になっているケースが多いみたいで数ないが、その場合にはVitaカード内に記録される。

だが、ゲームのコンテンツ量が大きいゲームの場合は「メモリ必要型」になっているみたいで、この場合はメモリカードへの保存がされる。どちらに記録されるのかは、ゲームにより異なると言う点で判りづらいけど、上記の組み合わせがある事を理解しておいた方がいい。

セーブデータ保存先一覧表
ゲームの保存先が「Vitaカード」か「メモリカード」かをまとめてみた。また、必要とされるコンテンツ容量の違いについても書いて見た。(Link⇒Vitaのコンテンツ容量一覧)
追記(2015/1/22)
現在では「要メモリカード」となる「メモリ必要型」が主流になっている。それを考察した記事をずいぶん前に書いたので誘導。
続・Vitaのセーブデータの保存先割合と移行について (2013/3/18)

セーブデータの管理

上記の様な組み合わせが存在する事を踏まえ、「ゲームのセーブデータって何かの時の為にバックアップしたいよね」という話は当然あって。何かってなんだよ!というのは個々の事情だと思うのでとりあえず省略して。

ところが。Vitaのセーブデータ管理は「本体と一緒」という大雑把な、今までとちょっと違う管理のされ方をする。それって、どういうことだってばよ?という点を、上記と同じような表で書いてみる。

セーブデータの管理

パッケージ版 ダウンロード版
メモリ不要型 アプリと同一管理
メモリ必要型 アプリと別管理 アプリと同一管理

なんか、紛らわしくね?っていうか、不思議な事になってね?というのがある。

というか。

Vitaの場合は、パッケージ版だろうがダウンロード版だろうが、いわば「カートリッジ方式」に近い考えでアプリケーションとセーブデータは管理されている。唯一の例外が、アプリ側っでメモリ必要型に設定されているケースで、この場合のみアプリと別に管理される形になる。

ってことは、バックアップってどうなるの?という話であり、次に続く。

セーブデータのバックアップ

長い事ゲームで遊んでいれば、誰にでも「大切に育てたキャラクターだし、セーブデータはバックアップしておきたい!」という気持ちが生まれて、パソコンなどに保存するという話は普通にある。Vitaであろうと同じだ。

だが、Vitaの場合については、上記管理方法が原因でバックアップ方法が異なってしまう問題が発生する。

セーブデータのバックアップ

パッケージ版 ダウンロード版
メモリ不要型 バックアップ不可
メモリ必要型 アプリと別バックアップ アプリと同一バックアップ

結果が3種類に分かれてくる。

パッケージ版でかつ、メモリ不要型の場合は、カートリッジ側(Vitaカード側)にセーブデータが記録されているため、ここから別の媒体に書き出すことは出来ない。セキュリティー的にNG。カートリッジを抜き差しして、データだけ無いなんて事が無い点では、ある意味で便利ではある。

パッケージ版でかつ、メモリ必要型の場合は、セーブデータのみ記録されているため、このデータのバックアップはセーブデータのみとなる。書き出すときも、戻すときもセーブデータのみである事で、非常に高速である。

そして、ダウンロード版の場合は、セーブデータはアプリと一緒に管理されているため、セーブデータだけをバックアップする事は出来ない。ゲームのプログラムサイズにもよるが、基本的に「非常に時間がかかる」である。

『毎回プログラムまでバックアップする必要あるのかよ!』

と、思われるかもしれない。これには、たぶん次の事情がある。

アプリのバージョンアップ

Vitaの特徴の一つとして、『プログラムのアップデートが容易』というのがある。そもそも、アプリのバージョンアップって、どういう風に行なわれるの?パッケージ版とダウンロード版で違うの?と。

実は、セーブデータよりアプリのバージョンアップはスッキリしているらしい。

アプリのバージョンアップ先

パッケージ版 ダウンロード版
メモリ不要型 Vitaカード側に更新
メモリ必要型 Vitaカード側に更新
メモリカード側に更新
メモリカード側に更新

アプリのアップデートが必要な場合、まずは本体側のメモリに差分の更新ファイルがダウンロードされる。このファイル自体は、プログラムではなくあくまでも差分。

Vitaは、ダウンロードが終わると「LiveArea」と呼ばれる各アプリのトップ画面に「更新ボタン」が表示される。この更新ボタンを押すと、先ほどの差分ファイルがプログラムに上書きされるようになっている。

『あれ?パッケージ版ってROMじゃないの?』

と、思われるかも知れないけど、どうやら元々のVitaカードの仕様として『ゲーム本体以外にダウンロードコンテンツやセーブデータも記録可能』になっていて、その容量も含めた合計は『2GB/4GB』となっているらしい。つまり、この容量の範囲内で書き換えられる。

この点についてを次で解説する。

訂正(2014/1/24)
上記の表では「パッケージ版/メモリ必要型」が「Vitaカード側に更新」になっていましたが、その後の傾向としては「パッケージ版/メモリ必要型」は(セーブデータと同様に)「メモリカード側に更新」で間違いなさそうです。訂正します。

バージョンアップと追加コンテンツ

追加コンテンツ。キャラクター用の追加コスチューム(服装)や、追加マップなどのデータがある場合。PlayStation Storeからダウンロードできる。無料の場合もあるし、有料の場合もある。

この辺りのアフターサービス的なコンテンツの展開は、別にVitaに始まった話ではなく、古くはパソコンからネットワーク対応のゲーム機、スマホなどのモバイル端末などでも普通にあり、決して珍しい話ではない。

ただ、通常の追加コンテンツの場合、『ダウンロードしたファイル』は個別の単独ファイルであるケースや、ゲーム本体やセーブデータとは別のデータファイルであるケースが多い。(セーブデータと同一と言うケースもある)

この為、ダウンロードしたデータをバックアップする際は、それぞれを個別に管理する必要が発生する。

だが、そうなると一つの問題が発生する。

追加コンテンツとセーブデータの整合性の関係だ。

そして、同様にプログラムのバージョンアップが行なわれる場合は、そのバージョンとセーブデータとの整合性も問題になりかねない。特にプログラムについては、不具合を解消する事を目的としたり、機能を追加したりする事が出来る仕様上、データも含めたバージョン管理は重要な要素になる。

この問題を解決する一つの方法として。現在のVitaの管理方法があると思われる。

『プログラムのバージョンも、追加コンテンツも、セーブデータも。全部1つで保存・管理をする』

と。

ついでに言えば、やってみると判るんだけど、『追加コンテンツ』もダウンロード後に『更新』をする必要があるという意味で、『プログラムのバージョンアップ』と同じような手順が踏まれている。

補足(2013/11/11)
PS Plusのオンラインストレージでのバックアップについては、パッチとDLCは対象外となる。あくまでも「セーブデータ」の部分のみであるため、「全部1つで保管・管理をする」ではないという点は注意が必要。無論、その部分のみであるため、オンラインストレージでのバックアップ時間は他の方法よりもかなり短い。この辺りの説明については別記事に記載。
VitaのDLC購入とコンテンツ管理のギャップ

パッケージ版からダウンロード版への移行

追記(2016/12/29)
別記事である「Vitaのセーブデータの保存先割合と移行について」 (2012/5/23)からの転記(一部修正)です。

「Vitaカード版を買ったけど、ダウンロード版の方が便利そうなんで買い換えたい!」

とか、

「やべー、メモリカードの容量がカツカツだ。このゲームはVitaカードに移すか」

とか。そんな風に思うこと事、あると思う。きっとある。もちろん、2本買う経済的余裕がある人に限る話かも知れないけど。

いやいやいや。

「初回特典とかが欲しくてVitaカード版を買ったんだけど!(うんぬん)」

という人は、結構いる気がする。

少なくとも、今後も小売店ではVitaカード版はパッケージとして販売されるし、予約特典や店舗特典などののユーザサービスは、過剰に増えることは無いかも知れないけど、無くなることはないだろうと思うし。コアユーザへの、ファンへのサービスとしてメーカー直販という販売ルートも残るだろうし。

であるならば、やっぱり「データの移行ってできるの?」っていう問題は無視できない。

一応、まとめてみた。(私の理解が正しければ)

セーブデータ移行可否
  Vitaカード保存 メモリカード保存
カード版 ⇒ DL版 × 移行不可 ○ 移行可能
DL版 ⇒ カード版 × 移行不可 ○ 移行可能
  • カード版=Vitaカード版、DL版=ダウンロード版

パッチが適用されたベスト版とか配信元の会社が変更されて別パッケージになった場合など、タイトルによってはこれと異なることもあるので、あくまでも参考程度で。

そもそも、Vitaには、

「Vitaカードへのアクセスについては、別のメディアからの書き込みも、別のメディアへの書き出しも出来ない」

という仕様があるようだ。この為、Vitaカード内のセーブデータはコンテンツ管理を使ってもPCやPS3にバックアップが出来ない。*1

つまり、(最近のタイトルでは殆ど採用されていないが)Vitaカードに保存するタイプのゲームについては、後からダウンロード版を買ったとしてもセーブデータを移すことは出来ないし、逆に後からVitaカード版を買ったとしても、セーブデータを再利用する事は出来ない。*2

簡単にいえば、

メモリカードに保存するタイプに限っては、パッケージ版とダウンロード版でセーブデータの移行は出来る。

と言える。

まぁ、普通の人は経済的な理由から2本買うなんて事は出来ないと思うので、メモリカードの容量を空けたい時は、ゲームデータとセーブデータを合わせてバックアップして削除するんだとは思うけど、「セール」とか「キャンペーン」とかでPS Storeでのダウンロード版の安売りも頻繁に行われるので、こういうケースも知っておいた方が良いかも。

パッケージ版とダウンロード版、どっちがいい?

正直な所。VitaカードとVitaメモリカードの速度的な問題が裏ではあったりする*3んだけど、それを除いて考えると、どちらにもメリットとデメリットがあり、『好きな方にするしかない』となる。

だが、目安として書くならば、自分の感覚としてはこうなる。

パッケージ版とダウンロード版どちらを買うか

パッケージ版を買うケース
  • 長期的にやらなくなる可能性のあるゲーム
  • 追加コンテンツなどが豊富に登場しそうなゲーム
  • プログラムのバージョンアップが期待できそうなゲーム
  • プログラムやデータが巨大だと思われるゲーム
  • 長時間連続で遊ぶ予定のゲーム
ダウンロード版を買うケース
  • いつでも入れ替えナシで持ち歩きたいゲーム
  • あまり沢山ではなく数本だけを持ち歩きたいゲーム
  • 長期間利用する予定で入れ替えやバックアップが面倒なゲーム
  • そもそもパッケージで販売していないゲーム
  • サイズが小さくてメモリを圧迫しないゲーム

なんとなく「被ってんじゃん?」という部分もありますけど、雰囲気的な感じで解釈してください。

でも、パッケージ版の方が高いよね?

パッケージ版とダウンロード版。値段が違うというのは言わずもがなで、パッケージ版の方が基本的に高い。ものにもよるけど、1000円ぐらい違う状態。

でも、パッケージ版は『本当に高いんだろうか』という話。

Vitaのゲームは、ダウンロードサイズがまちまちではあるものの1GB~3GBぐらいまでである。今後、より大きなものも出てくるかもしれない。

無論、32GBメモリであれば、半分の2GBサイズで15~6本ぐらいは入る計算だが、32GBメモリは8000円くらいはする。

16で割ると、500円。微妙な値段になる。

この値段をどうとらえるか、だ。

先に書いた通り、ダウンロード版の場合、『メモリカードが一杯になったからバックアップして消す』とした場合、バックアップするのに必ずアプリケーション毎のバックアップになる。その度に、PCやPS3に繋いでバックアップしなければならない。

だが、パッケージの場合は、それを基本的に考えなくてもいい。パッケージ自体にセーブデータがつくられるか、メモリカード側に作られたとしても、他のゲームを圧迫するほどではないだろう。

そう考えると、この手間とか考えて決してパッケージ版の方が高いとかいう事は無いのかもしれない。

いや、むしろ次の事を考えると、ダウンロード版は怖いと言えるのかもしれない。

ダウンロード版の削除の罠

ここまでのおさらいとして。

Vitaでは『プログラムもセーブデータも一緒に管理される』という事を書いた。

そんなのあたりまえじゃん?と、思うかもしれないし、その通りなんだけど、でも『いままでと同じような感覚でいると痛い目にあいそうだよ?ダウンロード版は』といえそうだという事が判る。

「痛い目って何さ。メモリを圧迫したり、バックアップに時間がかかるんでしょ?」

そう。でも、それってつまり、

『欲しいゲームがあるからダウンロードしようと思って、遊ばないゲームを消したら、セーブデータごと消えちゃった!』(ダウンロード版の場合)

という事が、普通に起きる。


ゲームを削除すると、関連する全てのデータが削除されるからだ。今まで見たいに、セーブデータが別の場所にあるからプログラムだけ消したつもりでいると、かなりショックな事になる。

もしかすると、セーブデータが削除された事に気付いておらず、バックアップから戻したらかなり古いデータで復活したり、セーブデータが残っているつもりでPlayStation Storeから再度ダウンロードしたらまた最初からになっちゃった!とかそういうケースも、今後出て来るんだと思う。

そう。ダウンロード版の場合、PlayStation Store から再度ダウンロードした場合は「セーブデータが消える」可能性があるという事だ。

最近のスマートフォンなどでも、データがアプリ内に保存されるケースもあったりして、同様の例も少なくは無いが、今までのゲーム機や、パソコンの感覚でいると、かなり違うという事になる。

そういう点も踏まえ、ダウンロード版ではなくパッケージ版を選ぶという選択肢も、ある気がする。

万が一のワナにはまってショックを受けないように。


今回は、そんな感じで。

*1:2012/11 Ver.2.00から対応したPS Plusの「セーブデータお預かりサービス」(オンラインバックアップ)の利用を除く。これはVitaカード保存、メモリカード保存のいずれでも同様にバックアップが可能です。セーブデータだけですが。(パッチやDLCは含まれない)

*2:2012年11月以降はPlayStation Plusのオンラインバックアップで対応出来るが、やはりタイトルによっては出来ない。

*3:2015.11.6追記:基本的に一般的なメモリカードは容量が大きい方がアクセスは速くなる。ただ、Vitaについては極端な意味ではあまり気にしなくても良いと思っている。もっともこの時に書いた意図とは違うけど、ダウンロード版の場合は「読み込みと書き込みが同時に行われたりする時にアクセスが被るからか若干遅くなったりする」ことがある。セーブデータのサイズが数MB程度であればあまり気にならないんだけど、数百MBとか行ったりするゲームなどは、オートセーブとデータロードが並列に処理されずにパッケージ版より若干もたつくとかそういう話もあるので、気にする人はその辺りも悩んでみるといいかもしれない。