みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

Vitaとコンテンツ容量の山と谷(4)

年始企画。

まぁ、別に毎年恒例ってワケでもなくて、もともと不定期な企画なんだけど、そういえば去年の年末に「グラフ」を更新してたな?と、思い出したので。

2017年1月頭時点(最新)※12月末時点とも言う

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2016年3月末時点 (前回)

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2014年1月末時点 (前々回)

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  • 注意)
    • グラフの横区分は「○○MB以下」で、「4G以上」には「4GB以下」も含まれます。
    • パッケージ販売されているタイトルのみであり、DL専用は含まれません。
    • またDL版のコンテンツ容量となる為、パッケージ版購入の場合の必要容量ではありません。
    • セーブデータおよびアップデートパッチ、DLCに必要な容量は含まれておりません。

あいかわらず縦軸を固定にしていないので少し印象が直観的じゃなくてアレだけど、細かいことは気にしない。


正直に言うと、(最新と前回では)「ビックリするほど変わってない」と言える。

あえて言うと、

1.5GB~1.7GB近辺が延びていて、あと2.7GB辺りも増えている

という程度。(そもそも累積なので減ることは無いワケですが)

去年(2016年)については、この1つ前の記事でも書いたが「PS4とのマルチ」が増えた時期だったという印象。そう考えると、もっと4GB近くが大幅に伸びているんじゃないか?と思ったんだけど、そういうワケでは無い模様で、それらのタイトルもだいたいこの辺りのサイズに収まっている感じ。


ゲームによって実際の容量は当然大きく異なるが、主に容量を食うのは以下の3つ。順番は特に関係ない。

  1. ムービー(OP/EDやイベントなどの動画)
  2. 音声/音楽(キャラボイスやゲーム内ミュージック)
  3. マップやモデルなどの3Dデータとテクスチャ

この中で、ムービーについてはPS4とVitaで大きく容量が変わるし、基本的に変えられると考えている。具体的に言うと出力解像度が異なるからで、かたやテレビ、かたやVitaの画面の解像度に合わせてムービーデータを用意するワケで、単純に考えてVita版は「1/3~1/4ぐらい」には出来そうな気がする。

3Dデータもハードウェアの処理性能や内部解像度による処理の違いから、データ容量という意味での圧縮効果はあるだろうと思うし、実際にモデルデータは異なることは多いというか、違わないことの方が珍しいだろう。

ただ、これはゲームによってどこまで容量を変えられるかは異なると思われるので、何割減るとかそういう話では無いかも。


一方、音楽はPS4とVitaで基本的に変えられないと考えている。そして音声も。

もちろん、コーデックの違いで全く同じとは限らないが、PS4とVitaのマルチとして考えた場合は、ここを変えることは難しい。

ただ、最近はVita版の音声を抜いたり、音質を落としておいて、無料ダウンロード(アップデートDLC)として対応するケースも見られるようになってきた。


具体的には「WORLD OF FINAL FANTASY」がそう。あと、発売前だけど「ニューダンガンロンパV3」もそう。

WORLD OF FINAL FANTASY

PlayStation Vita版は、ボイスデータを別途
PlayStation Storeにてダウンロードする必要があります。

ニューダンガンロンパV3

PS Vita版のボイスについては容量の制限上、現状の品質となっておりますが、皆様により一層快適なプレイを楽しんでもらう方法はないか、と開発チームと検討を重ねてまいりました結果、ボイスの音質を向上させられるデータの追加配信ができるようになりました。

このブログ的には「ハイブリッド型」と呼んでいるケース。

Vitaカード2枚組の件と合わせ、このパターンは今後増えるかも知れないことを考えると、いろいろと気になる所ではある。


1年半ほど前に「カードタイトル型番」からカード容量の推移を検討したこともあるので、これはこれでまた近い内に現状を整理してみたいかも?と思った。

Vitaタイトル配信時期とタイトル数(4)

前回の「3.5」から半年経ったので。「3」も去年の12月だったし。
まぁ、毎度のことながら「他にネタが無いのよね」という正直な話なんだけど。

集計元は前回同様このブログ内の記事である「Vitaのコンテンツ容量一覧」としているため、信憑性の全くない個人趣味的な記事。

集計元からピックアップしたのは2012年1月から2016年12月までに発売(配信)された「ゲーム:メモリカード保存」「ゲーム:Vitaカード保存」「オンライン専用タイトル」「ダウンロード専用タイトル」の4つのタイトル。学習用タイトルやアプリ、体験版などは含まれない。

あと、同一タイトルのベスト版や限定版などは基本的にこれには含まれないが、発売時期が異なる続編・再構成版、完全版的なものや、内容の異なるバージョン違い的なもの、既に配信が終了しているものもこの中に含まれているので、結果的に若干水増しされている。細かいことは気にしない。


表の形式は前回を踏襲。おまけも追記。

Vitaタイトル配信時期 (上期)
年\月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 半期計 前年
同期比
2012年 3 8 11 5 2 11 40 -
2013年 5 10 12 8 6 9 50 125%
2014年 7 14 20 18 12 12 83 166%
2015年 12 16 21 23 17 15 104 125%
2016年 14 18 27 17 12 12 100 96%
Vitaタイトル配信時期 (下期)
年\月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 半期計 前年
同期比
2012年 9 9 11 5 7 8 49 -
2013年 2 7 8 12 10 20 59 120%
2014年 17 23 15 20 14 18 107 181%
2015年 25 13 16 12 25 30 121 113%
2016年 14 11 15 22 16 20 98 81%
半期毎のタイトル数推移(参考おまけ)
    メモリカード
+Vitaカード
DL専用+
オンライン
半期計
2011年 12月 20 3 23
2012年 上期 24 16 40
  下期 26 23 49
2013年 上期 33 17 50
  下期 45 14 59
2014年 上期 53 30 83
  下期 71 36 107
2015年 上期 73 31 104
  下期 92 29 121
2016年 上期 72 28 100
  下期 73 25 98
累積 合計 582 252 834
  比率 70% 30% 100%

前回も書いたけど、

なんで半期毎に分けるのか?というと、単純に「商戦的な意味で異なるから」で、何で年度じゃなくて年なのか?というと「Vitaの発売日が12月で(これを除くと)集計が楽だから」なだけで。

そういう細かいことは気にしない。(2回目)


前回の「3.5」の時と同様、前年同期比が減少している。まぁ、これはもう「去年の下半期のタイトル数が単純に大きすぎた」のかも知れない。「参考おまけ」として追記した縦並びの表で見てもらうと判るが、一昨年(2014年)からの比較としては減ってるとは言えそこからの流れとしては誤差の可能性で済ませられる程度だし。*1

だが、この1年、半期2回分の結果という意味では、Vitaのタイトル配信数の一旦のピークを迎えたと言っても差支えは無いかも知れない。まぁ、永遠に増え続けるものでもないしね。既に6年目に入った所だしね。


もうこれに関しては「前回のまとめ」と同じく、

「PS4とのマルチが進んで、開発期間が延びた」

とかそういう理由なのかもな?と思っている。


開発期間が延びることは決して良いとは言えない面もあるし、数字として去年より減ったと言う事実から悪い結論に持って行くことも出来るんだけど、個人的に今年は「Vitaタイトルの当たり年だった」と思っているので、むしろ良い結論のイメージがある。*2

単なる移植などではなく、より個性的な新規タイトルだったり、シリーズ新作があったりの賑やかな年だったと思っている。

無論、その中にはPS4/PS3とのマルチタイトルも含まれているものの、Vita専用も結構あって個人的には楽しい一年だった。


このブログとしては更新するネタがあまり無かったけど、これからもまだまだVitaで楽しめそうだと確信している。

*1:補足すると、2014年下期からの数字の遷移は「107→104→121→100→98」なので、2015年下期の121が、あくまでもピーク的な意味で高かったと言えそうだ。

*2:このブログ的にはあまり特定のタイトルを書いたりしない(それは単なる私の趣味以外の何物でもないので)んだけど、楽しめた・興味深いタイトルが沢山あった年だった。PS4でも沢山あそんだから、Vitaに限ってでも無かったんだけど。

カラーによらないVitaの本体バリエーション

PS Blogを眺めていて、(個人的に)衝撃的な記事を見て一瞬固まった。

遙かなる時空の中で3 Ultimate』とPS Vitaのコラボモデルを数量限定で発売! 10種類の缶バッジも付属!

<「PlayStation Vita遙かなる時空の中で3 Ultimate Limited Edition」PS Vita本体>
PS Vita本体は、全10種をご用意しました。いずれも添い寝イラストをあしらったモデルをラインナップしています。

本記事の趣旨的には「添い寝かどうかは関係ない」んだけど、1行になっていたのでとりあえず引用した。特に狙ったワケじゃない。


ってことで、何が驚いたかと言えば、「PS Vita本体は、全10種類」という所。

バリエーション、あり過ぎだろう。


ふと、思いついて過去のソニーストア限定のコラボレーション刻印モデルのバリエーションを調べてみた。

ソニーストア限定(刻印モデル)
型番 本体色 バリエーション 発売日 コラボタイトル
PCH-2000 ZA/DR 黒/白 2 2014/9/25 ダンガンロンパ
PCH-2000 ZA/PN 黒/白 2 2014/11/27 ファンタシー スターノヴァ
PCH-2000 ZA/DI 黒/白 2 2014/12/19 どこでもいっしょ
PCH-2000 ZA/GE 黒/白 2 2015/2/4 ゴッドイーター
レイジバースト
PCH-2000 ZA/RG 黒/白 2 2015/2/26 龍が如く0 Edition
PCH-2000 ZA/FF 1 2015/6/23 FF XIV
PCH-2000 ZA/H 氷白 3 2015/9/25 薄桜鬼 真改 風ノ章
PCH-2000 ZA/EV 黒/氷白 2 2015/12/23 機動戦士ガンダム EXTREME VS-FORCE
PCH-2000 ZA/U 黒/氷白 3 2016/1/28 うたの☆プリンスさまっ♪
PCH-2000 ZA/KK 氷白 1 2016/2/18 艦これ改
PCH-2000 ZA/KC 氷白 4 2016/3/10 金色のコルダ4
PCH-2000 ZA/CG 氷白 4 2016/6/23 カリギュラ
PCH-2000 ZA/YS 黒/氷白 2 2016/7/21 イースⅧ
PCH-2000 ZA/WF 黒/氷白 2 2016/10/27 ワールド オブ ファイナルファンタジー
PCH-2000 ZA/FT 氷白 1 2016/11/10 Fate/EXTELLA
PCH-2000 ZA/MC 氷白 2 2016/12/6 Minecraft
PCH-2000 ZA/SG 黒/氷白/紅赤 7 2016/12/15 サガ スカーレット グレイス
PCH-2000 ZA/ND 黒/氷白 2 2017/1/12 ニューダンガンロンパV3
PCH-2000 ZA/HT 氷白 10 2017/2/23 遙かなる時空の中で3
合計   54   19タイトル
  • 本体色については表記上のものであり、メーカ公称との関係は以下の通りです。
    • 黒: ブラック
    • 白: ホワイト
    • 氷白: グレイシャー・ホワイト
    • 紅赤: メタリック・レッド
  • コラボタイトル名にリンクがあるものについては、PS Blogで紹介記事が見つかったものとなります。
関連記事

・・・19。

・・・54。

19タイトル、54バリエーション。

今回の「10種類」は1つのコラボとしては多くてビックリだけど、こうやって並べてみても「なんとなく増加傾向」と言うか、「インフレ的に増えている様に見える」というか。ボンヤリと考えていたより多かった。


ビックリだよ。


刻印されるコラボモデルは「ソニーストア限定」であり、一般の店頭には並ばない。当然、在庫管理的な意味では生産された以上には存在しない「数量限定」であり、完了後に入手する手段は無い。

以前は店頭販売される形のコラボモデルもあった。だがそのパターンは年々減って来ているというか、今後はもう無いかも知れない。

つまりこれは、出荷台数として全国の店頭に出すほどには数は出ない(かも知れない)が、ファンアイテム的なものとして必要な人にピンポイントに提供されているサービスだと言える。

とはいえ、こうやって増加傾向と言う事は、それなりにこのサービス自体に人気があり、ビジネス的な面で結構出荷されているって事なんだろう。

各バリエーション毎の出荷台数(いわゆる人気具合)は、一般ユーザとしてはさっぱり分からないけど、「こっちの方が人気ありそう」「いやいや、俺はこっちが好きだわ」「これはハイカラですね」とか、そんな所に想いを馳せつつ、これからもいろんなタイトルとコラボしたバリエーションが出てくると、単なるカラーではない個人個人の思い入れのある本体が手に入ることになるのはいいかもな~と思う。


個人的には「黒/白(氷白)」のパターン以外のカラーバリエーションによるこの手のコラボはもっと欲しいかもとは思うけど。

ゲームのタイトル毎にテーマカラー見たいなのはそれぞれあるワケだし、そこに拘ったタイトルコラボ(たとえば「サガ スカーレット グレース」とか)ももっと増えるといいな?と思ったりはする。


Vita6年目を迎えた後の、最初の記事としてはこんな所で。

初期型Vita(PCH-1100)の3Gプラン終了のお知らせ

つい数日前に上記の記事を書いたばかりだが、やはり初期型Vitaに関するサービス終了の案内が出た模様。

【重要なお知らせ】 プリペイドデータプランの提供終了について

2017年3月31日(金)をもちましてプリペイドデータプランの提供を終了いたします。
プリペイドデータプラン提供終了に先立ち、2017年1月31日(火)に「プリペイドデータプラン 20h」および「プリペイドデータプラン 100h」の新規申込み、および契約更新の受け付けを終了いたします。

詳細はリンク先参照。案外唐突という印象もあるけど、もともと月額プランってワケでもないから、これはこれでそういうものかも知れない。

特に新しいプランが始まるワケでもないだろうし、単純に「初期型Vita 3G/Wi-Fi版 (PCH-1100)」の出荷終了を受けてのサービス終了なんだと思われる。

これについてあれこれ妄想を繰り広げても面白いんだろうけど、Vitaが発売された約5年前はともかく、2016年の現在としては各個人の通信環境周りはずいぶん変わってきたので、これはこれで時代の流れかなーという感じ。

一応、フォローの記事として。

初期型Vita(PCH-1100)の出荷完了の確認とVitaの6年目と

Vitaの発売日は「2011年12月17日」。

予約して店頭で並んで買ったVitaファンの一人としては、今なお現役で活躍してくれていることに大変満足している。

今月発売された新カラー「シルバー」「メタリック・レッド」の情報(というか色見)でも見ようかなーと、Sony Store (http://www.sony.jp/playstation/psvita/) を眺めていて気が付いた。

「あれ?Vitaの3G/Wi-Fi版がない・・・?」

型番を入れて検索してみても出てこない。しばらく Sony Store で頑張って探してみたんだけど、無いものは無い。

「あ、Vitaのサイトの方なら何か判るかも?」

と思い、PlayStation公式サイトの「Vita・ハードウェア」のページを調べてみた。

出荷完了モデル

クリスタル・ブラック 3G/Wi-Fiモデル
限定版
[PCH-1100 AB01]

「あ、"出荷完了" になってる」

新カラーの投入に合わせてなのか、Vita発売から丸5年という節目に合わせてなのか、その意図や正確なタイミングは判らないが、事実上「初期型Vita」はこれで出荷完了。これからは(通称)新型Vitaしか出荷されない形なワケで、初期型はもう市場に出ているもの以外では手に入らないと言う事になった。

VitaTVに続いて。


Vita発売から6年目がもうすぐやってくる。


正直、ここ2年は大きな動きは無かった。むしろ、機能が減ったり、サービスが減ったりしていた。

そういう意味では「新しい何かが始まる予感は無い」けど、


ここから先は「妄想」として。


2013年2月。初期型Vitaの値下げが発表された。
2013年3月。3G/Wi-Fi版は「黒」のみにラインナップが変更された。
2013年9月。新型Vita(PCH-2000)が発表された。

今回の出荷完了が意味するものは何なのか。個人的に値下げは無いかなーとは思っているが、ちょっと気になる所ではある。