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みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

Vitaの値下げとキャンペーンの感想

昨日のVitaに関する発表については、残念ながらリアルタイムでは見れなかったもののなかなか興味深い発表内容だった事は事実。それが個人的な感想であったとしても。

ま、私が発表内容をまとめたりしなくても、既に公式サイトにまとまってますので、そちらをご覧下さいという感じで。

PlayStation Vitaは、みんなの新価格 \19,980に!

これ見るだけでも「すげーっ」という印象。マジ、スゲー。

個人的には、最後に持って行きがちな重大発表となる「新価格」を、いきなり最初に持ってきたプレゼンの構成が、今回最大のポイントだったと思っている。これから買おうという人を、プレゼンの最後までキャッチし続ける為のツカミとしてはもうこれ以上ないインパクトはあったと思う。


ま、そんな話はともかくとして。

今回の発表で気になった点をいくつか挙げておく。気になったと言っても、心配になったというよりも、「個人的に今後の動向に興味が湧いた」という話であり、なんら問題のある話では無く。

具体的にはタイトルの通り。特にキャンペーンについては、以下の通りが発表されているので、これについて。(終了日時で時系列に並べ替えてます)

  • PS VitaでPS Storeデビュー★キャンペーン(2月28日~3月4日)
  • torne PS Vita』無料ダウンロードキャンペーン(~3月13日)
  • PlayStation Plus 7日間無料お試しキャンペーン(2月28日~3月18日)
  • Reader Store電子書籍デビューキャンペーン(~3月29日 PM5:00)

あくまでも個人の感想です。そういう意味では、いつもより妄想性分は少ないかも知れません。

まぁ、そういう日もある。


3G/Wi-Fi版とWi-Fi版の同一価格発表について

Vitaが発売当初から「判りづらい」かつ「よく疑問が上がる」という意味で、戦略的に問題があったとすればこの「3G/Wi-Fi版」と「Wi-Fi版」という2種類の機種を発表/発売した事が一つある・・・と思っている。

この辺りの話に詳しい人ならともかく、興味無かった人にとっては「何が違うの?」「その価格差って妥当なの?」という話だと思うし、マーケット的にもWi-Fi版の方が発売日当初から品薄だったこともあって(逆に言えば3G/Wi-Fi版が余っていた)「値段的に3G/Wi-Fi版の方が安く買えるんだけどなんか問題でもあるの?これ」「Vitaって遊ぶのに月額の通信料がかかるんでしょ?」という不安を招いていたというか。この辺りは妄想だけど。


結果として、この2種類があることで「なんかよく判んない。損するとヤだし、欲しくなったら後で考える」になっていた可能性があるんだろうな~という気がしている。


で、今回の発表。正直驚いた。

3G/Wi-Fi版とWi-Fi版の値段が同じに!という。

確かにまぁ、実売価格で逆転現象とか起きていたから結果として同じに出来る所まできたのかな?という気はするけど、それにしてもビックリ。


この事をストレートに言うと、「あれ?Wi-Fi版を買うメリットって重さ(19g軽い)だけ?」となる。約279gと約260gの違いだけ、と。むしろ、GPSが無い事がデメリットになる。

GPSが無くてもWi-Fi版でも位置情報は取得出来るので、位置情報を使うゲームが遊べなくなる訳ではないが、遊べる環境として都市部などの一部地域に限られ、しかも通信環境は必須となる。条件が発生するという意味でデメリットとする。


と考えると、基本的には3G/Wi-Fi版の普及を優先していると考えられる。これは、3G通信として売りたいという話もあるだろうが、それよりも「位置情報を使ったゲームの普及を目的として」と考えられる。

Wi-Fi版は無くなるの?というと、たぶん無くならない。これは次の話に通じる。*1


4G通信とかLTE対応ってどうなるの?

Vitaのソフトウェアについては基本的に「リージョンフリー」になっている。そういう意味では、通信についても国際的に統一されている規格の実装(ハードウェア)が大事になってくる。

よく一緒に併記されるので誤解されがちだが、「4G」と「LTE」は全く別物だ。それを説明するには「3G」から入らなくちゃならないんだけど。*2


「3G」についてはずいぶん前から存在しているし、携帯電話としても国際ローミングで利用できる事を体感的に考えたとしても、現時点では統一・普及していると言える。*3

日本では2001年頃から世界に先駆けてサービス開始している事もあり「古いよ!」「旧規格」という印象があるが、実際はそうでもない。そもそも「国際ローミング」で考えると、サービスとしてまともに始まったのは「2008年~2009年頃」なのだ。そう、まだ始まったばかり。日本での3Gサービス開始より、ずいぶん間があるのである。


そんな流れの中で、「4G」については規格こそ国際的に定められているけれども普及という意味ではまだこれから。世界的にみればずいぶん先になる話。

一方、「LTE」については「3.9G」と呼ばれているという意味で、3Gがベースとしてある4Gとは異なるものだったりする。4Gよりも世界的な浸透は先に進むと思われるけれども、世界各地で去年今年ぐらいからLTEサービス開始となっている所も多く、実際問題としてはまだまだ普及前。

それを「日本ではもう始まってるから!」という理由では、世界統一製品の標準として実装は出来ないものと考えられる。*4


そういう意味で、その時期がどうなろうが「そういうのに敏感な人はモバイルルーターとかで自前で通信環境整えるだろうし、Wi-Fiの設定もできるでしょ?」「それにそういう通信にこだわる人はたいてい都市部にいるからWi-Fiの位置情報でも十分でしょ?」と割り切れば、Wi-Fi版がどちらにでも転べる形で存在出来るので、残るんじゃないかな?と思っていたりする。詳しい人ほど通信キャリアの取捨選択は厳しいから、ゲーム機だけの為に1キャリア固定とかありえないだろうし、そういう人はその辺りはシビアだし。*5

将来的にはVitaでも4G/LTEに対応した機種は出てくる可能性は高いとは思うけど、それはもう完全に型番が変わる形になるので、ずいぶん先になると自分は思っている。ハードウェアである通信モジュールをそっくり交換する形になる以上、ソフトウェアのバージョンアップでどうなる話じゃないから。


ただ、前段で述べた通り、国内においては「GPSが付いている3G/Wi-Fi版の普及が前提」なんだなーと推測出来る。ゲーム機として見た場合はGPSがある前提の方が面白いかもしれない。*6 *7


PS Storeのキャンペーンとダウンロード販売の促進

まえ2つが長くなりすぎたので、ここから先は短めに。

以前からこのブログでは「Vitaのダウンロード版利用率は高いと思う」と書いてきているが、それを後押しするキャンペーンが行われるようだ。

対象期間中、PS VitaのPS Storeで初めてコンテンツをダウンロードしていただいた方に、もれなく200円分の"プレイステーション ネットワーク チケット"をプレゼントいたします。さらにWチャンス!抽選で200名様に2,000円分のPSNチケットをプレゼント!

ずいぶん気前のいいサービスというかキャンペーンである。

200円分とはいえ「もれなく」である。全員である。お得だよな、と思う。実際。これ。

ゲームを買う!という人が、「ついでにDLCも一つ買う!」の動機付けぐらいにはなりそうな感じで。

なお、開催期間が「非常に短い(2月28日~3月4日)」のでこれから購入したい人は要注意である。


あと、「Reader Store」も利用すると「480円分のポイント」が「もれなく」貰えるので、これも要チェックである。もっとも、PSNとポイントプログラムが異なるので、「合わせて680円分とは言えない」のが残念だけど。


torne PS Vita』無料期間延長

昨日の記事で「そういえば2月27日までだったっけ」と書いた「torne PS Vita」の無料ダウンロード期間。

この期間が、今回の値下げのキャンペーンで期間延長になった。

そういえば「月末じゃなくて2月27日って中途半端だな」とは思っていたが、まさかこういうキャンペーンにつながるとは思っていなかった。nasneとのセット販売ぐらいは妄想してたけど。

個人的にはこれはまだまだこれから!と思っているので、もっと長くてもいいのに!と思うけど、これまた期間が中途半端。

「3月13日まで」

なので、この頃にまた何かあるのかもしれないと勘ぐってしまいたくなる。

ま、それは別の話。


PlayStation Plus 7日間無料お試しキャンペーン

Vitaのシステムソフトウェアが 2.00 になって PS Plus 対応になった時に「私が怒った」記事を書いたんだけど、今回は「そうそう。これはいいよね」と思う。*8

キャンペーンの内容自体は基本的には同じなんだけど、発表時期と期間がいい。そして、対象者もいい。

期間は「2月28日~3月18日」と、Vitaの新価格での発売に合わせたものだけれども、対象者は、

キャンペーン対象者
キャンペーン期間中でかつお客様が本利用権をダウンロードする時点でPlayStation Plusをご利用いただいていないお客様

であるので、前回のキャンペーンで機会を逃した人はもちろん、新価格発売前までに購入してしまった人も対象になる。

これはいいよね。うん。

また、今回の発表に合わせて「フリープレイ」のタイトルが増えている事もうれしい。お試しの無料期間だけでも6タイトル遊べる。(タイトルは上記サイトの右上に載ってます)

なお、3月18日までと、これまた中途半端に見えるけど、この日程についてはもともと「PlayStation Plus」のコンテンツ変更が毎月このぐらいに実施されていたので、それに合わせたものと思われます。

この更新タイミングでフリープレイのタイトルが変わる可能性があるので、今のラインナップでピンと来ない人は、このギリギリのタイミングを狙ってみてもいいかも知れません。(が、何が来るかは判りませんし、そもそも来ないかもしれません)


UMDパスポート無料という提案

実は、今回の発表で「新価格」以上に驚いたのは「UMDパスポート 期間限定 無料」という「GOD EATER 2」の発表だった。

その時の素直な感想は「あー、それは "判りやすくて" いいなぁ」だった。


UMD Passport」は正しい販売方法なんだけど、仕組み上誤解を生みやすい。

「ゲームを(UMDで)買っているのに、さらにお金を取るとは何事だ!」

という。


感情的な点を除いて整理してみる。


たとえば、好きな芸能人/アイドルのフォトアルバム(冊子)が発売されたとする。その後、同じ内容のデジタルフォトアルバム(CD)が発売されたとする。

これらは当然「別メディア」であるので「別料金」だ。同じものではない。

当然、「俺は発売日に本を買ったんだからその分CDは安くしろ!」という意見もあると思うけど、それはサービスの部分。そして、UMDパスポートって、つまりこの「サービスの部分」なのだ。*9

形があるものだからこそ、なんとなくそれで仕方が無いと思う所があるものの、ゲームのダウンロード販売も実はこれと同じ。PSPのタイトルはUMDというメディアとダウンロードというメディアの2種類があり、好きな方を買えるよ!というだけの話である。

(形のある)UMDを持っているんだから(形のないダウンロード版は)「タダ(無料)にしろ」というのは、ちょっと違う話。

ただ、これどうも誤解されやすい。


たとえば、上の話を「アニメのDVD版を買ったんだからBD版は無料でくれ!」という人は基本的にいない。これはDVDとBDで画質が違い、そもそも同じものではないという認識があるから。また、上のアルバムの話も「紙とデジタルでは画質も性質も違う」と言われればその通りだし。

だが、なら画質も性質も内容も同じならメディアが違っても無料にならなくてはおかしいのか?は、そもそも変な話。それこそ本末転倒な議論になる。


と、話がそれたんだけど、「GOD EATER 2」のUMDパスポートが「期間限定(2月28日~3月31日)とはいえ無料」は(引き継ぎ要素があるという前提でのサービスとして)「非常に判りやすいし、抵抗も無いうまい方法だなー」と思った訳で。

当然、それだけメーカー側の利益は減るどころか「無料で配る」のと同義なので、思い切ったな~という話で。だからこその期間限定なんだろうけど、今後他のメーカーでもシリーズ続編とかを作る時にPSPからVitaへの移行を前提としたサービスとして行われて来るかも知れない。そういう一つの提案に見えた。


まとめ

結局長くなっちゃった。

昨日、「最新情報!」と記事を書いた手前、ちゃんとまとめようと思った訳なんだけど、まとめてみたらまとまってないぐらい長くなった。

他にも色々言いたいことはあるんだけど、ポイントを絞るとこんな所。上記の内容はあくまでも個人の感想と意見であり、根拠もなければ確信もない内容だけど。

正直、Vitaの販売台数が伸び悩んでいたから値下げはもう少し後だと踏んでいたんだけど、このタイミングでの値下げの発表はかなりベストだったと思う。

無論、それが吉と出るか凶と出るかはまだ判らないけど、凶と出ることはないと思う。

今回の発表は、個人的にずいぶん興味深いものだった。

以上。

*1:そういえば今回新カラーとして発表された「アイス・シルバー」については「Wi-Fi版」しか今の所存在しないらしい。このカラーは海外で最初に発表されていたし、この辺りはターゲットとする国によって中心とするモデルを調整しているのかも知れない。

*2:国際的にはLTEを4Gと呼んでも良い事になっているそうですので、混同するのは当然ですし「同じ(4G=LTE)」と説明している人や通信キャリアも多いです。非常に紛らわしい。

*3:3Gの通信が普及していると言っても「通話」と「データ通信」は異なるので日本で買ったVitaが海外でもローミングとして利用できるという意味ではありません。そこはキャリアの通信プランなど問題もありますのでご注意ください。

*4:まぁ、それでも「そんな事情は企業努力でなんとかしろ」「俺が欲しい」という要望というか願望は人である以上あって当然ではあるけれども、世界で統一って結構大事なことだし。

*5:将来的に「新機種はSIMフリーで発売する」という事は考えられるが、現在の販売方式としてSIMをパッケージに同梱させる為には、通信キャリア(DoCoMo)のSIM発行を伴う「限定版」としてしか方法が無い為、出荷量の調整は容易ではない。そういう意味でも、出荷量を調整しやすい「Wi-Fi版」は今後もSIMフリーにでもならない限りは継続して販売されると考えている。

*6:余談だけど「Wi-Fi版にGPSだけつけろ!」という人もいるけど、そもそも携帯電話などで使われている「3G/GPS通信モジュール」という一つの部品なので、GPSだけ別にする意味がないというか、むしろ大変というか。Wi-Fi/GPS通信モジュールがあればいいのかもしれないけど、そうなると3G/Wi-Fi版はGPSを二系統積むことにすらなっちゃうので、無駄になるというジレンマが。

*7:また全ての人が「Wi-Fiの設定なんて余裕だぜ!」というワケでは無いので、テザリング前提というのも万人に広げていきたいゲーム機としてはちょっと難しい。なので「通信とかはよく判らないけど出来ると便利なのは判った!」という人がいて、今後キャリア側のプランの変更でテザリングじゃなくてもそこまで損しないというか、環境面でずいぶん改善される可能性はあるので、3G通信のモデルが不要とは個人的には思っていない。

*8:ま、怒ったとかいってもブログに独り言を書いただけで、クレームとかしてないけど。自分は損して無いし。その時点では既にPlusに入ってたし。

*9:なお、ダウンロード版およびUMDパスポートの価格はゲームタイトルを発売しているメーカー側が設定しているものであり、高いも安いも選べる。なので、メーカーによっては「UMDパスポートなし」だったり「ダウンロード版も価格はUMD版と同じ」というタイトルも決して少なくない。