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寝落ちを許されない「めざまし同盟」の憂鬱

PSVita COLUMN

※ 一部、私自身の誤解があったので記事の内容に補記を追加しました。(4/24)
(追加の補記は、各段落の冒頭に赤字にて記載)

追記(2012/5/2)
後日談となる記事を書きました。
「めざまし同盟」のその後と緊張感

先週、Vitaに追加された3つのアプリに関する感想の第2弾。

今回は「めざまし同盟」について。

正直、このブログ的には関連記事を書いたことがあるぐらい妄想を膨らましていたんだけど、結果としてはかなり残念。というか、そもそも「目覚まし時計としても使えないんじゃないのこれ?」というイメージ。

以下、かなり長文が続きますが、この文章は「私自身がこのアプリをこの週末の数回分だけ試しに使った程度」であり、「私自身の誤解による表現が含まれている可能性」があります。

そこはご注意ください。

めざまし同盟はゲーム

※ この部分は違いました。「アプリとして起動」します。この段落の説明は全体的にズレていますが、記載時の内容のまま残してます。「ペイントパーク」「勇者のきろく」と合わせて確認していて誤解したみたいです。

いきなり、存在を全否定するような書き方に見えるかもしれないけど、事実として。

「めざまし同盟はゲームとして起動する」

である。

Vitaをもっていない人には「ゲームとして起動するってどういう意味?」と思うかもしれないので、詳しくは以前解説したこのページ(Vitaアプリの「動作モード」)の図を見て貰うと少しは判るかもしれないが、Vitaでは「ゲームは同時に1つしか起動できない」のが仕様。

パソコンでもゲームによっては「他のゲームを終了してください」という事もあるし、別にそれを問題にしたいわけではない。

だが、問題にしたい点はここ。

「めざまし同盟はゲームとして起動する」

である。

つまり、「ゲームで遊んでいると"めざまし同盟"は使えない」し、「"めざまし同盟"を起動しているときはゲームが出来ない」のである。

これほど。いきなりな話として、これほど「使えない」と感じたことは無い。

ただ、一応フォローしておくと「めざまし通知機能」だけはゲームを起動していても使える。

だけど、この「めざまし同盟」の売りである「ソーシャルめざまし」みたいな機能については、当然のように使えない。また、トロフィーの為の様々な条件をカウントしてくれているんだけど、これも起動していないとダメなので、通知機能だけでトロフィー達成は出来ない。

ラーメンタイマーとして使えない

※ アプリとして起動するので、一応ラーメンタイマーとして使うことは出来ます。ただし、現在のVitaの仕様なのか「オンラインゲーム中」については、PSボタンで画面を切り換えると切断されてしまうため、オフラインの時に限ります。

ゲームで遊んでいてお腹が空いたときに欲しいもの!の代表として、結果的には無くてもそれほど困らないんだけどネタとして出てくるものとしては「タイマー」がある。昨今、スマホガラケーなども含め、時計と呼ばれる機能というかアプリには普通についていることも多い。

「めざまし同盟」にも、時計としての機能をうたっている手前、同様に「タイマー」は付いている。

画面上にボタンが多く配置できるのと、画面自体が大きいという事もあり、画面操作自体はそれほど悪くは無い。

みれば直ぐに判るレベル。

だが、前段と同じ問題に直面する。

「ゲームを終了しないとタイマーが使えない」

のだ。

ゲームで遊んでいて忙しいからカップ麺で済まそう!とか思っている人が多い(と思う)中、ゲームを終了しないとタイマーが使えないというのなら、カップ麺は食べるとしてもゲームを終了する理由は無い。

つまり、「タイマーなど使わない」である。

眠ってしまうめざまし同盟

Vitaには特殊な機能がある。というより、いわゆる「オートパワーオフの機能はOFFに出来ない」という。

1/3/5/10分のいずれの中から選び、その時間コントローラーとか画面の操作をしないと、自動的にスリープモードに移る。ほぼ強制で。

ただ、ビデオの機能や、ニコニコのアプリなどはこの機能だと長時間動画を見ている時に消えるのが不便なので、一応この時間を越えてもスリープにならないという例外的な動作をしている。

で、これ。

「めざまし同盟」は?というと、まさにこの「例外的な動作」の方なのだ。

ただ、ここも仕様としてわかりづらい点があるみたい。

画面起動しっぱなし
電源供給時(ACアダプタ接続時)の状態。画面は無操作により暗くなるが、時計としては表示され続ける状態。むしろ、「時計機能」と呼ぶべき状態。
アラームにより画面自動復帰
バッテリー稼動時でかつ、めざまし同盟の起動後に放置でスタンバイにした時。いきなりアラーム画面として起動する。レッツ、めざまし同盟!の状態。
アラームにより起動確認
バッテリー稼動時でかつ、めざまし同盟の起動後に手動スタンバイにした時。アラームがなった後、画面に「起動しますか」と確認画面が出る。

手動スタンバイとは、「電源ボタンの短押しで電源を切る方法」のこと。Vitaの一般的な電源の切り方。

この切り方だと、ネットワークが切断されてしまう(ダウンロード中などにこの方法で電源を切ると中断扱いになる)ため、ネットワークを繋ぎなおす為にも一度確認画面が出るんだろう。

そう。

「めざまし同盟」は「めざまし同盟自身が眠ってしまうと正常に機能しない」のだ。

そして、利用者側がそれを意識しておかないとダメなのだ。「眠らさないようにしないと」と。

寝落ちが許されないめざまし同盟

※ この部分は若干誤解があるかも知れませんが、概ねの記載の趣旨は変わらないので、特に訂正はありません。ゲーム画面のまま寝落ちしていれば、ネットワーク越しに起こされるという事はありません。

ゲーマーが寝食を犠牲にしてゲームで遊んでいるときの3つの敵。三大生理行動。

  • 食欲
  • 排泄
  • 睡眠

この3つをコントロールできれば、完璧なゲーマーになれると思っている人も、たぶん少なくない。

めざまし同盟はこの内、3つ目の「睡眠」をサポートするものだが、ゲーマーにとってのサポートとは何か。

「ゲーム中に寝落ちしても起こしてくれる」

という事。寝落ちで一番怖いのは「大事な時間を逃してしまうこと」であり、睡眠の時間が長時間化しやすいことからそのリスクは計り知れない。ましてや「事前に設定できる目覚まし時計」ならセットし忘れは怠慢と言えるが、「めざまし同盟」の場合は違う。

ゲーム中の寝落ちでは、めざまし同盟は機能しない(ソロモードのアラーム通知は出来る)。

「寝る前に、用意周到に、遊んでいたゲームを終了し、「めざまし同盟」を起動しなおして、寝る。時間は事前に設定しておいたとしても、起動は寝る前に。」

これが、正しい使い方。

むしろ、「寝落ち」しちゃうような人をフレンドみんなで「まさか寝てるんじゃないだろうな?起きろよ!」とか「いつまでも寝てんじゃねーよ!とっとと起きろよ!」とネットワーク越しに起こす、そういう人の為にあるような機能だと思っていた。そういう事、全く出来ない。

まぁ、寝落ち自体は怠慢の結果なので、そんなこと心配する前に規則正しい生活しろよ!と言われそうな話だけど、こういうメンドクサイ事。たぶん、ゲーマーが一番嫌うパターンなんじゃないかな。



めざまし同盟の仕組み

といっても、サービスを作っている立場ではないので、詳しい仕組みとかは知らないけど、「めざまし機能で起こしあう」という以上は「一分単位で同盟を組む」という事であろう事が、想像に難くない。

1分単位。これを1ブロックとすると、24時間で1440ブロック。

この同一ブロックに入った人の中から、12人を選んで同盟を組むと言う仕組みらしい。

ただ、起動時は同盟の参加者数などはわからない。判るのは、アラームによって起動したときで、そのタイミングでマッチングが行なわれるらしい。

当然、フレンドが同じ時間に起きるとは限らないし、フレンドの人数も最大100人となっているので、「フレンドに限定する」というような設定もない。

なので、フレンドと同じ時間をセットして待ち合わせる!という使い方は出来ない。

あくまでも「一期一会」である。時間が中途半端だと、ブロック内ゼロ人でマッチングなしになる。

これ、「めざまし同盟をやるなら、朝7時ぐらいにセットすると人が一杯いるよ」という、時間ごとのピーク差がやたらと激しいことで、「起きる時間が自分都合ではなくまわり都合」という感じになっちゃうんじゃないだろうか。

まぁ、それも一つのソーシャルなデザインなのでダメって事ではないけど。

設定した段階ではどれぐらいの人がいるか判らないので、起きたときに「同盟に誰もいない」という憂鬱感はあったりする。ぼっち。

ソーシャルになる為の条件は

昨今、世の中で「ソーシャル」が流行っているが、良く勘違いされていることがある。

「ソーシャルだから人が集まる」

の部分。勘違いと言うか、誤解されやすいと言うか。

とうか、この部分は大前提があるのである。そこが省略されているというか。

「人が集まっている場所だから」

の大前提。人がいないところにはソーシャルは育たない。どんなにいいサービスだろうと、人がいなければ集まらない。

なぜ、ソーシャルネットワークゲームは無料が多いのかは、つまりコレの裏返しで、人を集める為に無料にしており、人が集まっているからこそ賑わっているように見え、楽しくなってくるのだ。

人がいなくなった時。人によって成り立っているソーシャルは瓦解するのは必然。

ここまで書いて判ってもらえただろうか。

「めざまし同盟」を使う人、いや、使い続ける人がどれぐらいいるんだろうか?と。

毎日、同盟を結べるほどに人が集まり続けるんだろうか?と。

まとめ

正直、特に公表はされないだろうけど、「めざまし同盟」の起動数は初日とこの週末をピークに、がっくりと下がり、「同一時間帯にタイマーを設置する人」はほんの数人いるかいないか程度に落ち込むだろう。

ちなみに、私の場合は普段の目覚まし時計の設定時間が「6時20分」の為だからか、同盟員の存在を確認することが出来なかった。全て、存在しないキャラクターである「NPC (None-Player Character)」で、マッチングゼロという状態だった。なので、誰かを起こしたこともないし、起こされたこともない。少し寂しい。

以前も書いた。

Vitaに目覚まし時計が欲しい」

と。それは、今でも変わらないし、あるとすごい便利だと思う。

だけど、それは「コレじゃない」。

「めざまし同盟」自体もとてもいい試みだし、今でもコンセプトはなかなおもしろいよなーと思っている。

そして、Vitaの本体機能とかPSNの仕様とかゲームの通信条件とかいろんな事情があることは理解できているけど、こういうデザインにせざるを得なかったんなら、正直自分は使わないと思う。

だけど、それならいっそネットワーク機能に対応して無くてもいいので、「普通のめざましアプリ」が欲しいです。出来ればゲームと連動できる通知機能が付いている形で。

もちろん、ゲーム起動中でも問題にならない「標準アプリ」として。