みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

特典DLCはゲーム用コンテンツかカスタムテーマか

上記の記事を書いた前回、事のきっかけが「Vitaの不具合」だったワケだが、その結果として「データベース再構築」、「ゲームの再ダウンロード」、「DLCの再ダウンロード」、「セーブデータのダウンロード」だのだのを経験した。

まぁ、その復旧作業自体は(過去何度かやってるし個人的には)面倒だけども嫌いじゃない方なので、別にどうでもいいんだけど、その作業をしながら考えたのが、今日のタイトルのお件だった。

「もしかすると、Vitaの場合は特典DLCってゲーム用コンテンツよりもカスタムテーマの方がいろいろ都合がいいかもな」

という事を。



で、この記事を書くにあたってどういう書き出しにしようかぼんやり考えていた所、ちょうどいいニュースがあったのでピックアップしてみることにした。

イースⅧ』PS Vita刻印モデルが数量限定で7月21日発売決定! 本日より予約受付スタート! (PS Blog)
『Caligula -カリギュラ-』とPlayStation Vitaのコラボモデルを数量限定で本日5月16日より予約開始!(PS Blog)
筆者追記
注意)どちらもゲーム本体(パッケージ)は付属しません。

詳しくは上記のPS Blogとそこからリンクしてある特設サイトとかSony Storeを見てね!って感じなんだけど、私の覚えている限り、Sony Store のこれらのコラボモデルは基本的に「オリジナルテーマ」しか付属したことが無いと言う認識。*1

Vitaが「テーマ」の機能を実装し、テーマの有料/無料/特典の形でコンテンツ配信が始まったのはVita発売から3年ほど経ったVer.3.30(2014年10月2日)である。つまり、「テーマ」って未だ実装から1年と7ヶ月程度しか経っていないって事を考えると、実は結構最近の話だったりする。


その前は「専用壁紙」だったり「ゲーム用コンテンツ」(プロダクトコード)だったりした。*2

え?専用壁紙なんてあったのって?あったんですよ。例えばこんなの。


「ゲーム用コンテンツ」はゲームを買った直後はもう凄い嬉しいというかテンションあがるんだけど、いざ冒頭に書いた様な障害があった時に、セーブデータに影響を与えてしまう事がある。*3

復旧するためにはセーブデータとは別にコンテンツの再ダウンロードをしなければならない。しかも、通常は特典DLCが一般販売などの形で再販されることは少ないので、PS Storeのリストに載ることは滅多にない。特典DLCの再ダウンロードは、自分の「ダウンロードリスト」から探して入れなければならない。これは結構な手間で、せっかく好きなゲームなのに再び遊び始めるまでにテンションが下がる事にもなりかねない。

一方、カスタムテーマも「再ダウンロード」という手間だけでいえば、自分の「ダウンロードリスト」から探して入れなければならないので「ゲーム用コンテンツ」と違いは無いんだけど、セーブデータと分離されているので、ダウンロードしなくても影響は無い。完全に独立した存在だ。自分の気分次第で再ダウンロードしても、しなくてもいい。


もちろん、「特典DLC」といっても、上記で例にした様なコラボモデルなどの本体とは直接関係なく、ゲームそのものの「予約特典」「初回特典」「店舗特典」「雑誌特典」「攻略本特典」などもある。それが全て「オリジナルテーマ(カスタムテーマ)」でいいのか?というと、それぞれに特徴付けが必要だろうから流石にいろいろ難しい所はあるだろうし、魅力的な「ゲーム用コンテンツ」というのが存在するのもまた事実。

そもそも上記に例として上げた様なコラボモデルの場合は、ゲーム本体のパッケージが付属しない以上、それ用のプロダクトコードを付けられないという販売側の事情もきっとあるだろうといった想像も出来るし。


なので、安易にどちらがいいっていうワケではないし、世間的にそう言う流れが来ている!とか言う話では無いが、特典を買うほど好きなゲームなら、長く遊びたいって事もあるだろうし、持ち運べるVitaだからこそいつでも手元に置いておきたいって事もあるだろうし、そういう時に長く遊ぶ妨げにならないひとつのアイデアとして「特典DLCとしてのテーマ」ってのは、今のVitaとしては「あり」なのかも知れない。と思った次第。まる。

*1:テーマ対応前に発売された討鬼伝コラボモデル「鬼柄」にはゲーム用コンテンツである「特典ミタマ(一寸法師)」のプロダクトコードが付属していた。当然、ゲーム本体(パッケージ)も付属していた。

*2:新型Vita発売前は本体が1種類だったので「専用保護シート」(カスタムスキン)なんてものもあったし、自分的にはそういう未来を結構楽しみにしていたんだけど、カスタムスキンは物理的な生産の問題があるからか、あまり登場しなかった。

*3:パッケージの場合はプロダクトコードの入力が必要なので、「入れない」という選択肢もあるが、ダウンロード版は基本的に自動的にダウンロードされて、起動と同時に適用される。適用前に消すことも出来ると思うけれども、普通はわざわざ消すことはしない。そして、私自身はダウンロード版を買う事が多いので、まさにこの問題にぶつかったワケである。

VitaのセーブデータとDLCの管理と今後への期待

ずいぶん前に上記の様な記事を書いた。記事は(このブログの悪い特徴だが)やたらと長いんだけど、要約すると「オンラインバックアップからセーブデータを戻しても、DLCまで含めて戻さないとプレイできないのは問題だよねー」と書いてある。


今回はこの連休中に体験したまさにこのお話しと、ここから考える今後への期待のお話し。

発端は動作不具合からのリカバリ

以前から書いているけど、自分はVitaTV愛用者である。Vitaも並行して使っているけど、VitaTVは結構お気に入り。

で、このVitaTVでこの連休中にとあるゲーム(今回はゲーム側は無関係なのでタイトルは伏せます)の動作がおかしくなったのだ。流石にVitaと4年半も付き合っていると、そういう状況からどういう対応をすればいいのか何となくわかってくる。

「これはデータベースの再構築か、メモリカードのフォーマットがいるな」

と。過去、何度かは経験している話で、慌てるでもなく、驚くでもなく。


この辺りの不具合のレベルに応じた復旧作業の手順化もしたい所だけど、需要があるか判んないし、今日の内容としてはバッサリとスキップして、結局はメモリカードのフォーマットまでしてPS Storeからゲームをダウンロードし直してリカバリ(復旧)した。

ただし、復旧するまで「DLCダウンロード地獄」が待っていた・・・という話で。

DLCはプレイには必須ではないがセーブデータには不可欠

DLCに対する賛否的な議論はともかくとして、最近多いキャラクターの衣装(コスチューム)的なものや、追加シナリオ的なものは、「プレイには必須では無い」とされているものの、一度適用してしまうと「セーブデータには不可欠」な存在となる。

それが有料配信だろうが無料配信だろうが。

また、PS Storeに一覧として並ぶものの他に、初回特典やら店舗特典やら雑誌の付録特典やらのDLCも数多く存在する。これらは、購入した人以外は基本的に見えないもの(見せないもの)なので、「一覧に並ばない」のが普通だ。

セーブデータにはこれらが「適用されている情報」が残るものの、セーブデータ内にはコンテンツ情報そのものは無い為、PS+でオンラインバックアップされたセーブデータは、再度ダウンロードしたとしてもそのままでは利用できない。*1

親切なゲームタイトルは「これが足りないよ」と起動時に教えてくれるけど、不親切なゲームは「エラー」としか表示されず、DLCの数が多いゲームはもはや何が足りないのかお手上げになる。

そう、誰が何といおうと「セーブデータには(適用済みの)DLCは不可欠」なのだ。

アップデートに含まれるDLCとアンロックキー

DLCの適用には大きく分けて2種類がある。

コンテンツデータそのものをダウンロードしてきて適用するケースと、ゲーム本体のアップデートに含まれていて、DLCはアンロックキーとして適用されるケースと。

各メーカーの思惑とか戦略とかいろいろ事情があるし、それぞれにメリットやデメリットはあるからどっちがいいとか悪いとかの話、議論をするつもりはないが、今回の話のキモである「DLCが適用できていないとセーブデータが利用できない」という状況に対しては、「アップデートにDLCは全部含めアンロックキーで適用」が望ましい形ではないだろうか。

当然、DLCなんか興味無いしーという人に対しても、アップデートで大量のデータ(コンテンツ)を埋め込むことになるし、その分だけメモリカードも圧迫するだろう。キャラクターのコスチュームぐらいなら大きな影響は無いが、音楽データや新マップなんかの配信がある場合はそれなりのサイズになるのが一般的だ。*2

Vitaのメモリカードは一昔前から考えたら大容量ではあるものの、こういう方向で今後ゲーム本体やアップデートが大型化していけば、決して十分なサイズとは言えない。ましてや、通信環境と言う意味でもVita無線LAN(Wi-Fi)が基本的な通信手段だし、ユーザーによってはアップデートぐらいならテザリングでもいいや!という人もいるだろう。アップデートのサイズが大きいことを諸手を挙げて喜べない状況もある。

まとめ

特定のバグを利用したい!という特殊な事情を除いて、ゲームにおけるアップデートは絶対的なものである。

そのアップデートの中にDLCに関する情報が全て最初から入っていれば、バックアップから復旧させる際に「DLC個別ダウンロード」などの手間は省けるんじゃないだろうか?と思う。むしろ、個人的にはそうなって欲しいと思う。だって、バックアップからの戻しが億劫になるほどDLCの占める割合は年々増えていっているのだから。

それに、PlayStation Nowなどのクラウドゲーミングの場合もそうだ。

PS Nowの場合はサーバ側に提供されているゲーム内容は基本的にアップデート済みではあるだろうが、DLCについては最低限のもの、または全く入っていないものが殆どだ。一応、PS NowはPS Plusのオンラインバックアップを使えばセーブデータの共有は出来る。だが、まさにこの問題は残る。

公式サイトのFAQにもそう書いてある。

いままで遊んでいた PlayStation 3 のタイトルのセーブデータを PlayStation Now のゲームタイトルで利用することは可能か?

※ただし、ゲームタイトルによっては利用できない場合があります。ダウンロードコンテンツを使用して遊んでいたセーブデータなどは、ご利用いただけない可能性があります。

どちらかと言うと、最近は初回特典だの店舗特典だのでDLCがセットになっているケースも多く、ダウンロードコンテンツを使用して遊んでいたタイトルの方が今時は多いのではないだろうか。店舗特典なんかは通常後日配信なんてことは無いので、これが含まれているセーブデータはPS Nowでは起動できないなんて事になると、いろいろ残念だ。こういう面もPS Nowのタイトル配信普及の足かせになっているのかも知れない。


既に発売済みのタイトルについてはDLC管理の方式を変えることは出来ないだろうし、DLCの配信方法はダウンロード版ではなくディスクメディアなどでのパッケージ販売による事情も絡んでいるので一概に問題とは言えないが、ユーザー側の視点としてはそんな「DLC個別管理」みたいなことには煩わされたくないので、今後のタイトルとしては「セーブデータだけ守ればリカバリ出来る」という管理方法になることを期待したい。


Vitaと記事のタイトルには書いてあるけど、今日はちょっとVitaに限らない脱線した話で。

*1:nasneやPCなどへのバックアップについては、コンテンツ情報も含めてバックアップされるので、その場合はDLC個別のダウンロードはしなくてもいいのだが、今回の不具合はこのケースで復旧しなかったので、PS Storeからのダウンロードで対応する事になった。

*2:ましてやコンテンツの配信という一点で考えると、「不要で購入予定の無い人にもコンテンツそのものを配信してしまう」という問題もあり、ビジネス的な意味でもセキュリティー的な意味でも単純には語れない話だと思う。

レコラヴの動画出力機能の実装と今後のVitaタイトルへの期待

今日はちょっとというか久しぶりに趣味的な妄想話。まとまりなし。内容注意。

今から2年以上前の2014年2月。上記の様な記事を書いた。

Vitaに「動画出力機能」が付いたのは、システムソフトウェアのVer.1.60の頃で、2012年2月の頃。

実装されてから2年経ってやっとその機能を使ったソフトが出たのだけど、その後が続かず。

その後、動画出力への世間の関心はVitaよりもPS4(2014年2月22日、日本発売)の方へと移ったように感じていた。

まぁ、私の想像する「世間」だから一般か?は判んないけど。


そして、さらに2年が経過して2016年春。やっとまたその機能を使ったソフトが出てきたのだ。

あぁ、またこの日が来てくれたか!


それが「レコラヴ」。


フォトカノKiss」の続編的なタイトルとして発表された。発表としては少し前だったんだけど、本日やっと公式サイトもリニューアルされたので、この記事を書いてる。それがこの記事の経緯。

レコラヴ Blue Ocean / Gold Beach (公式サイト)

録画した動画は、ゲーム中のアルバム機能で、いつでも再生可能。
MP4へ変換することも出来るので、
パソコンを介して、ニコニコ動画YouTubeTwitter等へ
アップロードすることも可能です。

1回のレコセッションで、録画するチャンスは3回。
1回の録画時間はTwitterサイズの30秒です。

フォトカノ Kiss』の様に「写真」を撮ることも出来ます。
撮った写真は、『フォトカノ Kiss』のフリーフォトセッションと
同様に、PS Vitaの「フォト」に保存
されます。

  • 太字部分は筆者による加工です。

まだ製品が発売されていないので、前回の記事と同じように妄想でしかないんだけど、ここに書いてあることからいくつかの事が判る。まぁ、想像というより妄想だけど。

レコラヴの妄想
  • 撮影はモーションデータとして保存される
    • 動画としての保存では無いので、容量は映像よりは少なめ
    • 1回の撮影では30秒x3回のモーション保存
    • ここでいうモーションはキャラクターと自分の操作の両方
    • 時間内ならモーションの変更、視線の指示なんかも出来る?
  • アルバムでの再生は実質リプレイ機能
    • アルバムってぐらいだからまたサムネイル表示はありそう
  • リプレイ中の映像をビデオ出力(MP4変換)する
    • リプレイだけなのでいわゆる編集や加工は出来ない
    • 出力動画には撮影中の操作メニューは当然出力されない
  • ゲーム中のアルバムは動画専用
    • 写真はあくまでもフォトへの自動保存のみ
    • アルバム内の動画を写真に出力する機能はあるかも?
    • PAUSEした状態で出力出来るとかそんな感じで
  • 相変わらずスクショは禁止だと思う

って感じでしょうか。なんとなく。

アルバム機能の「サムネイル表示」はちょっと鬼門かも知れない。


フォトカノKiss」は、Vitaに発売されているタイトルの中で「唯一」ともいえる最大のセーブデータ容量を誇るソフトだ。

エビコレ フォトカノ Kiss (PS Store)
  • ゲームのセーブデータ保存に必要な容量:3072MB(最大)

まぁ、あくまでも「最大」であって普通に遊ぶ分には「300MB~700MB程度」だ。このサイズもあくまでも私のプレイでの所感なのでそれ以上の根拠は全くないが、安心して欲しい。あくまでも「最大」だ。

ではなんでこんなに容量を食うのか?というと、たぶん「アルバムのサムネイルを全て画像としてセーブデータ内に保存しているから」だと思っている。今回もここは変わらないかも知れないけど、パッケージが2種類に分かれたので、1つ1つは多少はマシになっているかも知れない。ふたつ合わせたらより増えている可能性もあるから気にしたら負けかも知れない。


で、この記事で言いたかったことは何かと言うと、

「もっとVitaには動画出力機能のあるゲームが出てもいいのに!」

という事だ。生放送的な出力では無くとも、リプレイ機能からの出力として。


そりゃ、リプレイデータもゲームプレイ中に保存・管理しておかなければならないと言う点では、簡単な話では無いのは判ってる。でも、昔から1回のプレイ時間に制限があるゲームなんかは、リプレイ保存・再生機能なんかは結構あったワケだし、そういうゲームはその再生データをVitaの「動画出力機能」で書き出せるようになれば、結構いいコンテンツになるんじゃないかなーと思っている。*1

保存した動画はnasneにアップ(コピー)出来れば、PCはもちろんスマホや他の機器からその動画を再生できるようになるし。*2


それこそが自分の「ゲームアルバム」になるんじゃないだろうか。

今のスクショだけでも十分にアルバムと言えるけど、その次のステップとしての動画アルバム。


タイトルで「レコラヴ」を上げている割にレコラヴに対する期待とかそういう話では無いけど、今後のVitaタイトルに期待してみたい方向性としての一つの妄想話。

参考

*1:無論、コンテンツと言うからには「権利関係」をハッキリさせておく必要がある為、映像や音楽、音声など全てタイトルごとにきちんと整理されないとそういう機能を実装できないから技術的な面だけではない問題がある事も理解しているけど。

*2:nasneでなくてもコンテンツ管理でPCに転送すれば、その先で「ゲームアルバム」にすることは出来ると思う。

VitaとPSPの世代交代時期 (5)

「このブログ、基本的に特定のタイトルだとか売り上げとか販売台数とかはあまり話題にしない。」

・・・という書き出しで去年の今頃にも同じ内容の比較をしたので、また記事を起こしてみることにした。

といっても、

って、来年はもう言う事ない気がするけど。記事タイトル的に。

と前回書いた通り、実際「言う事なかった」なんだけど。結論を先に言うと。


電撃 -【週間ソフト販売ランキング TOP50】

で、これの最後の方にある表を前回の記事と並べる形で過去3年分で比較してみる。

■ハード別 ソフト販売本数
  2013年度   2014年度   2015年度  
機種 推定販売数 構成比(%) 推定販売数 構成比(%) 推定販売数 構成比(%)
PS4 899,966 1.9% 2,838,845 7.1% 5,389,299 15.60%
PS3 12,035,201 24.9% 6,592,475 16.4% 2,606,086 7.50%
Vita 4,089,176 8.5% 5,235,009 13.0% 5,482,270 15.80%
PSP 3,259,253 6.8% 738,500 1.8% 138,530 0.40%

「ゲームの売り上げ」*1なんてものは、毎年同じってことは無くて、その時々の人気タイトルの状況で本数も割合もずいぶん変わるので、「販売数がどう!」とか「割合がこう!」という事は特に言わないし、それが冒頭で「あまり興味が無い」といった理由。

その上で、「VitaPSPの世代交代」と、ついでに「PS4とPS3の世代交代」をみてみる。

まぁ、判り切ったことの話なんだけど。

  • PSPからVitaへの移行は去年の時点で完了 (2016年4月の感想)
  • PS3からPS4へは移行期で逆転はしてる (2016年4月の感想)

である。たぶん、「みんな知ってた」な結論。

去年、PS4とPS3の関係については、

比べて、去年発売されたばかりのPS4とPS3の関係はまだまだこれからだなーってのも判るが、それでもずいぶんと延びている。今年中にPS3の販売終了は無いかな?という感じだが、再来年は判らないかもしれない。VitaPSPも約3年かかったワケだし、それぐらいかな?

という感想は、今回の結果をみると「今年(2016年)中にPS3の販売終了は賭けかなー」という印象。推移的にも最近のタイトル発売傾向としても、PS3が入っていないPS4/Vitaのマルチと言うケースが増えてきてはいるが、日本ではまだPS3のタイトルは無視できないくらいには出ている印象。

上記表におけるPS3の推定販売数は2013年から2014年で半減、2014年から2015年で半減と来ているので、2015年から2016年で半減すると仮定してもまだ市場的にはそれなりにあると言える数だし。


無論、2016年の今年にメーカー側が販売タイトルのプラットフォームをPS3から一気にPS4にシフトして、PS3のタイトルを(マルチでも)出さなくなれば、PS3の販売本数は大幅に減ると思う。

だけど、その舵取りをするにはPSPVitaの場合と異なり、PS3とPS4の場合は「互換」という大きな問題、違いがある。


2014年に販売停止したPSPはその直前(2013年)でもある程度市場はあったと言えるが、VitaにはPSPエミュレータがあったので、(ダウンロード版に限るけど)PSPの新作タイトルもVitaで遊べますよ!っていう話が出来た。その前提があったので、PSPの出荷停止を2014年に行う事が出来て、そこからの減少幅は半減どころでは無かったと言う意味で。この表面に出てきてないダウンロード版などで、ソフトウェアの販売は継続しつつ(なかば思い切った形で強引に)PSPのハードウェアとしての販売終了が出来たのだと思う。

でも、PS4とPS3は違う。

一応、PS4には「PlayStation Now」というPS3のタイトルを遊ぶサービスが用意されているが、PS Nowの配信タイトルはまだまだ揃っていないし、最新タイトルが同時にリリースされているワケでもない。しかも、PS Nowは「利用者の通信環境に依存するサービス」である以上、誰もが遊べるわけでもない。


あくまでもVita/PSPとの関係と比較した感想としては、PS4/PS3の世代交代は始まっているけど、PS3の販売終了はもう少し先かな?って感じに読み取れた。


今回のメインの話は「VitaPSP」じゃなかったけど、年に1回ぐらいはこういう話題もいっかーって感じで。

PS4のタイトルはVitaとマルチされている事もあるから、世代交代はやっぱり気になるじゃん?って事で。

*1:この数字にはダウンロード版などの販売数、タイトルは含まれていないので、あくまでも参考程度の話として。

スマホで出来てVitaで出来ないこと? (Ver.3.60)

前回(Ver.3.00)の時に、「次のこのテーマでの更新はVer.4.00」でいいかなーと思って放置していたんだけど、ここ1~2年(特に2015年)でのアプリ配信状況の変化などが激しかったのと、年度が変わったって事で、一旦ここで整理しておこうかな?と。

前回の記事の後、日本でのPS4の発売(2014/2)もあり、スマホ側でもアプリ(PS App)の配信やサービス連携としての充実などもあり、Vitaの利用シーンはスマホとずいぶんと差別化が進んできた。

そういう意味で、前回の冒頭の感想である、

ここ最近の進化の方向がスマホの後追いではなく「よりVitaらしく、ゲーム機らしく」に向いている様であり、ずいぶんと当初からの印象が変わったと思う。

は今でも変わっていない。というか、その方向性が定まったことで、Vitaのシステムソフトウェアの機能追加などもめっきり減ったんだと思う。個人的には少し残念だが、悪い事では無いんだろう。


先日行われたシステムソフトウェアのバージョンアップ、Ver.3.60。

Ver.3.50以降ちょっと不安定だなーと思っていた所、今回のバージョンで体感的にずいぶんと安定した様に感じる。そういう意味で私の個人的な気分で深い意味もなくなんとなくいいタイミングなので前回までと同じ形式、項目で比較してみる。ただ、Ver.3.00 と比べて(対応終了などで)「減った」部分が多いかもだけど。


なお、本比較はあくまでも(携帯ゲーム機の)「PS Vita」としてであり(据え置きゲーム機の)「PS Vita TV」では無い点は要注意。そもそも本記事の趣旨としてスマホとの比較であり、Vita TVは立ち位置が据え置きゲーム機に近く、使い方からして違うわけで、スマホと比べるのがおかしいと思っているので。

ま、そもそもVitaTVについては、2016/2に出荷終了となってしまったし。


ってか、あいかわらず前置き長い。


お約束として、前回までと同様「特定のスマホとの比較ではない」という点にはご留意いただきたい。だって、スマホ種類多すぎなんだもん。


ケータイとしての比較

ケータイ電話機としての機能で比較してみる。まず、基本的な部分から。

機能名 スマホ PS Vita Vita補足説明
電話機能 ○ 公衆回線 × なし '15/3 Skype配信終了
SMS ○ 公衆回線 × 3G/Wi-Fi Ver.2.1x~
電話帳 ○ アドレス帳 △ フレンド機能 PIM管理は出来ない*1
メール機能 ○ キャリアメール IMAP/POP3 Ver.2.00~
振動機能 ○ 設定可能 × 不可 バイブレーション機能なし
機内モード △ 機種による ○ 全通信停止 マナーモードとは別
名刺交換 ○ 可能 × 不可 '15/3 みんいつサービス終了

残念ながらVitaでの「Skypeアプリのサポートが2016/6に終了する」と発表があった。配信は既に終了している。サポートの終了なので既にインストールしている人は継続して利用することは出来るかも知れないが、このページを見に来るような人は未だVitaを買っていない人や、かったばかりの人だろうから、もう手に入りませんって事で「× なし」に。

これだけ見ると、「メール以外に代替的な機能は無いよね」って事が判る。


そして、そもそもの通信機能(電話以外)はというと、

機能名 スマホ PS Vita Vita補足説明
データ通信 LTE/3G △ 3G 3Gモデルで契約時のみ
Wi-Fi通信 ○ b/g/n ○ b/g/n IEEE802.11b/g/nの意味
アドホック通信 × なし ○ ゲーム時 PSPとの互換あり
Bluetooth通信 ○ 対応可能 ○ 対応可能 対応プロファイル制限あり
赤外線通信 ○ 可能 × 不可 赤外線ポートなし

よく誤解されるが「初期型Vitaの3Gモデル (PCH-1100)」は現在も生産されているし、出荷されている。*2

ただ、Wi-Fiモデルに比べると出荷数が極端に少ないと言う事情はたぶんある。理由は「同梱されているSIM」の関係。SIMはメモリカードと違ってdocomoが発行の管理みたいなことをする必要があるからで、SIEの好き勝手に生産調整が出来ないのだ。この関係でどうしても「限定版」表記になる。(3G版は発売からずっと"限定版"の表記です)

名称
PlayStation Vita クリスタル・ブラック 3G/Wi-Fiモデル 限定版
型番
PCH-1100 AB01

またこの「限定版」の表記をさらに誤解して「いまだに初回限定版が売れ残っていると勘違いする人」もいるからいろいろ紛らわしい。

カメラ/地図などの便利ツールとしての比較

多機能化が進む日本のケータイ事情的なところでの機能比較。

機能名 スマホ PS Vita Vita補足説明
ブラウザ ○ あり ○ あり Ver.2.00~使い勝手向上
Flash対応 △ 一部可 × 不可 ブラウザ非対応
カレンダー ○ あり ○ あり Ver.3.10~対応
スケジュール ○ あり ○ あり Ver.3.10~対応
電卓 ○ あり × なし  
メモ帳 ○ あり × なし  
目覚まし ○ あり ○ あり '12/4/19~めざまし同盟
カメラ(写真) ○ 可能 ○ 可能 ズーム不可
カメラ(動画) ○ 可能 ○ 可能 ズーム不可
バーコードリーダ ○ 可能 △ 一部可 ゲームにより対応
画像編集 ○ あり ○ あり '12/4/19~ペイントパークで対応
位置情報 GPSあり Wi-Fi位置情報 3G版はGPS利用可能
地図 ○ 地図アプリ × 不可 Ver.3.50~削除
交通情報 △ アプリにより × 不可 Ver.3.50~削除
天気情報 △ アプリにより × 不可 Ver.3.50~削除
動画再生 ○ 可能 ○ 可能 PSStore購入可能
ワンセグ △ 機種により × 不可 torne転送の番組視聴
TV視聴 DLNA経由 nasne経由 DLNAは未対応
音楽再生 ○ 可能 ○ 可能 コンテンツ管理での転送
音声録音 △ 音声メモ ○ あり Ver.3.10~対応
電子書籍 ○ 可能 ○ 可能 '12/10/11~Reader開始
アプリストア ○ OSにより PS Store  
オサイフ △ 機種により × 不可 IC機能なし

Ver.3.50 で地図(マップ)関係の機能がごっそりと削除されたので、前回(Ver.3.00)の頃と比べてもちょっとこの辺りの機能は弱くなった印象。スマホとの差別化が進んだともいえる。

まぁ、Wi-Fi位置情報の精度的にはVita発売当初に比べてだいぶ使い勝手は悪くは無くなったとはいえ、GPSとは明らかに違うし、そこに重きを置いたようなゲームもアプリも最近はもう出てないし、今後はもう期待できない所かと。

PSMが終了(2015/9)したというのも、この辺りの機能拡張をPSMに期待していただけに残念である。

補足(1)
Flash Playerの対応については、Adobe社が携帯端末向け(ゲーム機に限らず)のバージョンアップを行っていない為、今後の対応については期待できないというか、無いというか、基本的にはHTML5での対応が前提になると思われる。
補足(2)
ブラウザは、PSPのそれと比べるとずいぶん使い勝手が良くなっているし、操作性という点でも画面が横長だったり、物理キーが使えるなどの理由でスマホより扱いやすい場合がある。ただ、スマホに比べてブラウザ自体が使えるメモリサイズに制限があるため、ゲームを起動しながらの利用や、タブを複数開いての利用の場合には限界があるのであまり期待しすぎないほうが良い。このメモリの話は以前記事に書いたのでそちらを参照のこと。⇒Vitaブラウザのメモリ上限値 (Ver.2.00)

コミュニケーションツールとしての比較

電話機能以外でのコミュニケーション、コンタクトツールとして見た場合の比較。

機能名 スマホ PS Vita Vita補足説明
音声チャット △ 機種により ○ パーティー フレンド登録が必要
テキストチャット △ 機種により ○ パーティー フレンド登録が必要
ダイレクトメッセージ △ 機種により ○ あり メッセージで対応可能
フレンド登録 × 概念なし ○ フレンド他 各ゲーム内外で可能
アクティビティー × 概念なし ○ フレンド 非公開設定可能
トロフィー × 概念なし ○ トロフィー ゲーム進捗状況の公開
タイトル毎の非表示対応
ペアレンタル
コントロール
× なし ○ あり Ver.3.00~対応

この項目は前回までと同様「Vita側が有利な評価」になっている点はご注意頂きたい。

なお、このブログ的には何度も書いているが、「Vitaでは "LINE"は出来無い」という話を改めて書いておく。この話は後段でもう一度詳しく「なぜ」的なことを書くので、ここでは割愛。

保護者の方がVitaを買う場合に気にするであろうと言う点で、「ペアレンタルコントロール」はスマホとずいぶん意味合いが違うので、詳しい使い方が公式サイトにあるし、調べてみるといいと思う。

ペアレンタルコントロール | PS Vita オンラインマニュアル

お子様が本機を使用する場合に、保護者の方が必要に応じてコンテンツの再生や機能の利用を制限することができます。

言うまでもないが、子供は結構覗き込んで操作やパスワードなどをあっという間に覚えたりするので(こういう事に対する子供の集中力、観察力、洞察力と記憶力はなめてはいけない)定期的に管理することが大事。

メディアプレイヤーとしての比較

ある意味で前回から一番変更が多かったであろう個所がこの比較かも。

機能名 スマホ PS Vita Vita補足説明
動画 ○ 可能 ○ 可能 ビデオ
音楽 ○ 可能 ○ 可能 ミュージック
TV視聴 ワンセグ/DLNA nasne経由 VitaはDLNA未対応
YouTube ○ 可能 △ ブラウザ 2015/4 アプリ対応終了
ニコニコ ○ 可能 ○ 可能 生放送対応済み
TSUTAYA TV △ 一部可能 × 未対応 '15/12 VitaTVも終了
DMM.com △ 一部可能 ○ 対応 '14/3 Vita対応
スカパー!オンデマンド ○ 可能 × 未対応 '11/14 VitaTVのみ対応
Hulu ○ 可能 ○ 対応 '14/5 Vita対応
U-NEXT ○ 可能 ○ 可能 '14/5 Vita対応
テレビドガッチ ○ 可能 × 未対応 '15/3 対応終了
NHKオンデマンド ○ 可能 ○ 可能 '14/4 Vita対応
TBS 世界遺産セレクション △ 一部可能 × 未対応 '15/3 対応終了
Video Unlimited △ 一部可能 × 未対応 PS Video に変更
Music Unlimited ○ 可能 × 未対応 '15/3 サービス終了
JOYSOUND.TV × 対応なし ○ 対応 '11/14 配信。Wi-Fiのみ
radiko.jp ○ 可能 ○ 可能 カスサン機能として利用可
Reader ○ 可能 ○ 可能 EPUB。Vitaはコミック中心
アニマックス Plus ○ 可能 ○ 対応 '15/9 アプリ配信

備考欄を見てみると判るかも知れないが「2015年」で対応終了したサービス(アプリ)がかなりある。

新たに始まったものは少ないという意味で、ここほどスマホとVitaの違いが出る場所も無い。

最近では、公式番組などで1時間超の動画がYoutubeなどにアップされていることもあり、Vitaのブラウザでは見れなくなったと思っている人もいるだろうが、Vitaのブラウザの設定を「PCモード」に変更すると見れる場合がある。試して頂きたい。


比較のカテゴリとして、この辺りが「スマホとVitaの利用シーンの違い」と捕らえられれば、「Vitaって何が出来るの?」は結構スッキリするかもしれない。

SNS対応状況での比較

最後にスマホを手放せない理由にも上がる「SNS」の対応状況。
一部前段までと重複する部分もあるが気にしない。

サービス種 機能名 スマホ PS Vita Vita補足説明
SNS Twitter ○ 公式 ○ 公式 アカウント作成は不可
SNS Facebook ○ 公式 × 未対応 '15/9 配信終了
SNS mixi ○ 公式 × 未対応 対応予定なし
SNS Google+ ○ 対応 × 未対応 対応予定なし
電話 Skype ○ 公式 × 未対応 '16/3 配信終了
電話 LINE ○ 公式 × 未対応 対応予定なし
画像 Flicker ○ 公式 ○ 対応 アカウント作成は不可
画像 pixiv ○ 対応 × 未対応 対応予定なし
動画 ニコニコ動画 ○ 公式 ○ 公式 アカウント作成可(12/20~)
動画 Youtube ○ 対応 △ ブラウザ '15/3 アプリ配信終了
GPS fourquare ○ 対応 ○ 公式  
ゲーム PSN(SEN) △ ブラウザ ○ 対応 必須。初回起動時作成/登録
ゲーム GREE ○ 対応 × 未対応 対応予定なし
ゲーム モバゲ ○ 対応 × 未対応 対応予定なし
  • 広義には上記は全てSNSに分類されますが、日記や個人間連絡が主となるサービスについてサービス種を「SNS」としています。

Vitaに関してはPSN側のPS4/Vita連携によるPSNSNS化すると言う感じで、現在はサービスと機能の整理が進んでいるので、外部サービスとの連携という意味では今後も含めてあまり期待は出来ない。この辺りは増えていくことを以前は期待していたんだけど。少し残念。

前段でも触れたLINEについて改めて書くが(以下は前回の引用)、

個人的な見解だが、"LINE"の対応は予定が無いだけでなく、基本的に出来ないと思っている。Vitaの性能的な問題というより、制度的なものと、「LINEの常時接続前提の設計」がVitaOSの基本設計と合わないからだと考えている。ゲームと同時起動できるかの問題もあるし。Twitterもゲームプレイ中に自動的にタイムラインを更新したりはしていないし。たぶん無理だと思う。

無論、公式アプリが開発・配信されれば出来るようになる可能性はあるが、LINEに限らずスマホやPCで類似のサービスが今後出たとしても、この辺りはたぶん期待しない方がいいと思っている。

まとめ

これまでの感想と同様、

多機能とはいえ電話機であるスマホと、ゲーム機であるVitaは必要とされる機能やサービスが異なるワケで、単純な意味での「スマホとの比較は意味がない」

とは思っている。

でも、Vita発売から5年目の今でもやっぱり「Vitaを持ってないからいまいち違いが判らない。スマホとどれぐらい何が違うんだろう?」と疑問に持つ人は後を絶たない。いや、むしろ「今まで(手に入れるほどには)Vitaに興味を持っていなかった」という人が、今になって手に入れようとして情報を集めていたりするのであろうから、こういう比較もそういう人への一助になればいいかな?と、「あえてスマホと比較してみる」の視点で強引にまとめている。


まとめとしては前回と少し違って。

スマホでも出来る」が「Vitaでも出来る」になればいいなと思うが、スマホはハードウェアも毎年モデルチェンジするのに対し、Vitaは基本的にハードは変わらない。だから、Vitaの発売から5年目としてスマホと同じことが今後も出来る様になると考えない方がいいと思う。VitaにはVitaにしか出来ない事や良さがあるんだから。

と思っている。

これはVitaに対する諦めでは無く、スマホの進化の方向性と明らかに違う方向にVitaが進んでいると言う事をいいたかったりするし、どちらかといえば「期待」の意味である。


今回はこの辺で。

*1:PIM=Personal Information Manager。個人情報管理ツール。一般的にはアドレス帳と呼ばれるもの。

*2:初期型VitaのWi-Fiモデル(PCH-1000)は出荷完了となっており、こちらは新型モデル(PCH-2000)に引き継がれている。