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Vitaの「SS書き出し」機能の問題と妄想

このブログ。特にアクセス解析とかそういうツール類は一切入れていないので、はてなブログの標準で入っている「簡易アクセス統計」ぐらいしか使えないワケなんだけど、一番の人気ページ(検索でアクセスが一番多いページ)は、このページだったりする。

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検索キーワードとか実質的な所は詳しくは判らないけども、書いた本人が言うのもなんだが、「個人の妄想記事」にたどり着いてガッカリされている方も多いであろうことを考えると、大変申し訳ない。

この記事自体を書いたのが11ヶ月ほど前で、その頃から「変わったか、変わってないか」を考えて見れば、何も変わっていないワケで、そもそもが妄想だし、訂正する程の事も無くそのままに至ってる。


なら「なんでこの記事を突然持ち出してきたのか?」というと、前回の記事の通り「フォトカノKiss」をプレイし、「SS書き出し」の機能を使っていてこの記事の「この部分にある程度ハッキリとしたものが見えてきた」から。

そういう事を想像するに、Vitaの画面は大きく3種類の管理レイヤーがあるように思える。

  1. ゲームとアプリの表示
  2. サービスなどの割り込みによる表示
  3. コピーライトなどの重ね合わせ用の表示

他にもあるかもしれない。

この部分。


フォトカノKissの本編でゲームとしてカメラを利用している時は、アクティビティーの通知(上記2番)などが出てきても何の問題も無いが、「SS書き出し」をするとこの「タイミングによってはアクティビティー通知もスクリーンショットとしてフォトに書き出される」という問題が発生する。写真の中に写り込むのだ。


つまり、「PSボタン+STARTボタン」によるハードウェア的な割り込みのスクリーンショットではなく、あくまでも「ゲーム側からのイベント」によるソフトウェア的な割り込みのスクリーンショットだということ。機能自体は同じ「スクリーンショット」であり、そのトリガーがボタンかソフトウェアかの違いだけという。


なので、フォトカノKissでは

「この画面ではスクリーンショットは撮れません」

というボタン操作禁止時に出るメッセージが表示されている画面を「SS書き出し」で出力する事も出来るという。(参考画像⇒f:id:kenbot3:20130508072749j)


よく言えば「これは面白い」だけれども、記念写真の出力として考えれば「これはひどい」である。



そして、そういう事を踏まえて考えると、

アルバム一括出力は難しい
ゲームデータ内の撮影画像や、アルバムの写真データを一括してフォトに出力しようとした場合は、その出力の間に(ゲーム側で制御できない)アクティビティーやシステムメッセージが表示される事がある為、ガッカリ写真が出力される可能性が低くない。(ネットワーク系のメッセージは「機内モード」で抑えることが出来るが、バッテリー切れや目覚まし、画面操作などによる割り込みメッセージは、ゲーム側で制御できない為回避できない。)
SS書き出しの画面非表示での処理は不可
「SS書き出し」は「あくまでも表示されている画面のキャプチャをソフトウェア的に制御(開始)するというだけになる為、見た目と違う画面内容でのフォトへの書き出しは出来ない。当然、バックグラウンドでの一括出力や、サムネなどの一覧画面からの選択出力などは出来ない。*1
画面サイズ以上/以下の出力は不可
あくまでも「SS(スクリーンショット)」の書き出し機能なので、画面サイズと異なる出力は出来ない。未満はもちろん、以上も不可。フォトカノ側の内部データがモデルのポーズやカメラ設定などの撮影情報に限られているのであれば、一部拡大が出来る可能性は残るが、出力されるサイズは画面サイズを超えることは出来ない。
出力形式や圧縮率も設定変更の問題
画像ファイルを作成しているのが、あくまでも「フォト」側の機能となる為、JPEG以外への出力形式の変更や、圧縮率の設定などは変更できない可能性が高い。ただ、これは「フォト側が対応していれば可能」になるので、将来に期待か。もっとも、フォトカノKissについてはゲームのモデルと全体的なデザインが比較的ハッキリしているので、SS書き出し後の画質が気になるという事はそれほど感じないが、実際の圧縮率は通常のスクリーンショットとあまり変わらない模様。気になる時はなると思う。
コピーライトはゲーム側から送られる基本設定
アクティビティーは出力されるのに、画面上にはコピーライトの表示は無いことを考えると、これは裏で事前に渡されているデータと考えられる。その為、複数の切り替えなどは難しいと考えられる。また、アプリが複数起動出来ることを考えると、システム側には各アプリやゲームの分を事前に送っておける可能性も考えられるが、もしかすると「ゲームモード」(1つのみ起動可能)しか設定できない可能性もある。(そういえばアプリで出力されているのを見た事が無いかも)
決定的シーンの自動撮影が可能に!
最後は良い感じの話を。ソフトウェア制御が出来ているという事は、「決定的なシーン」(対戦格闘での勝ちシーンなど)などをユーザ側の努力によるタイミングでは無く、システム側でサポート、フォローが可能だという事。事前の設定などが必要になるとしても、ユーザ側が「ボタン操作を意識せずとも撮影してくれる」という事が出来る。当然、「3秒後に撮影」というタイマーも出来るだろうし、ゲーム側のイベントやアクシデントに合わせた撮影制御なども出来る。

という。

深刻な問題ではないが、夢見る人に妄想出来ない現実的な仕様がハッキリ見えてきたというか。


まぁ、この辺りは想像だけど、「SS書き出し」の機能ではなくVitaの前面カメラを起動した状態にして「ゲーム中のドッキリシーンのプレイヤーの顔撮影」なんて事も当然出来るだろうし、そういうタイトルが出てくることも考えられるだろう。ニコニコ動画での「生放送配信」なんてのが予定されているが、その機能と合わせて「決定的シーンの表情激写」なんて楽しみも出てくるかもしれない。


これは非常に興味深い。


一つの方向性として、自分の為のメモ。

今回は章建てとか無いけど、そんなお話。

*1:誤解の無い様に書いておくと、Vita側の「SS機能」はVer.2.00からバックグラウンド保存に変更になっているので、一瞬でも画面に表示されたものであれば、バックグラウンドでの保存(SS機能でのフォト書き出し)は可能。なので画面表示が保存中に固まるという事は無い。ただし、一瞬とはいえ表示させる必要がある為、サムネ画面から出力などは出来ないの意味として書いている。