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みた、こと。きいた、こと。

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VitaのセーブデータとDLCの管理と今後への期待

ずいぶん前に上記の様な記事を書いた。記事は(このブログの悪い特徴だが)やたらと長いんだけど、要約すると「オンラインバックアップからセーブデータを戻しても、DLCまで含めて戻さないとプレイできないのは問題だよねー」と書いてある。


今回はこの連休中に体験したまさにこのお話しと、ここから考える今後への期待のお話し。

発端は動作不具合からのリカバリ

以前から書いているけど、自分はVitaTV愛用者である。Vitaも並行して使っているけど、VitaTVは結構お気に入り。

で、このVitaTVでこの連休中にとあるゲーム(今回はゲーム側は無関係なのでタイトルは伏せます)の動作がおかしくなったのだ。流石にVitaと4年半も付き合っていると、そういう状況からどういう対応をすればいいのか何となくわかってくる。

「これはデータベースの再構築か、メモリカードのフォーマットがいるな」

と。過去、何度かは経験している話で、慌てるでもなく、驚くでもなく。


この辺りの不具合のレベルに応じた復旧作業の手順化もしたい所だけど、需要があるか判んないし、今日の内容としてはバッサリとスキップして、結局はメモリカードのフォーマットまでしてPS Storeからゲームをダウンロードし直してリカバリ(復旧)した。

ただし、復旧するまで「DLCダウンロード地獄」が待っていた・・・という話で。

DLCはプレイには必須ではないがセーブデータには不可欠

DLCに対する賛否的な議論はともかくとして、最近多いキャラクターの衣装(コスチューム)的なものや、追加シナリオ的なものは、「プレイには必須では無い」とされているものの、一度適用してしまうと「セーブデータには不可欠」な存在となる。

それが有料配信だろうが無料配信だろうが。

また、PS Storeに一覧として並ぶものの他に、初回特典やら店舗特典やら雑誌の付録特典やらのDLCも数多く存在する。これらは、購入した人以外は基本的に見えないもの(見せないもの)なので、「一覧に並ばない」のが普通だ。

セーブデータにはこれらが「適用されている情報」が残るものの、セーブデータ内にはコンテンツ情報そのものは無い為、PS+でオンラインバックアップされたセーブデータは、再度ダウンロードしたとしてもそのままでは利用できない。*1

親切なゲームタイトルは「これが足りないよ」と起動時に教えてくれるけど、不親切なゲームは「エラー」としか表示されず、DLCの数が多いゲームはもはや何が足りないのかお手上げになる。

そう、誰が何といおうと「セーブデータには(適用済みの)DLCは不可欠」なのだ。

アップデートに含まれるDLCとアンロックキー

DLCの適用には大きく分けて2種類がある。

コンテンツデータそのものをダウンロードしてきて適用するケースと、ゲーム本体のアップデートに含まれていて、DLCはアンロックキーとして適用されるケースと。

各メーカーの思惑とか戦略とかいろいろ事情があるし、それぞれにメリットやデメリットはあるからどっちがいいとか悪いとかの話、議論をするつもりはないが、今回の話のキモである「DLCが適用できていないとセーブデータが利用できない」という状況に対しては、「アップデートにDLCは全部含めアンロックキーで適用」が望ましい形ではないだろうか。

当然、DLCなんか興味無いしーという人に対しても、アップデートで大量のデータ(コンテンツ)を埋め込むことになるし、その分だけメモリカードも圧迫するだろう。キャラクターのコスチュームぐらいなら大きな影響は無いが、音楽データや新マップなんかの配信がある場合はそれなりのサイズになるのが一般的だ。*2

Vitaのメモリカードは一昔前から考えたら大容量ではあるものの、こういう方向で今後ゲーム本体やアップデートが大型化していけば、決して十分なサイズとは言えない。ましてや、通信環境と言う意味でもVita無線LAN(Wi-Fi)が基本的な通信手段だし、ユーザーによってはアップデートぐらいならテザリングでもいいや!という人もいるだろう。アップデートのサイズが大きいことを諸手を挙げて喜べない状況もある。

まとめ

特定のバグを利用したい!という特殊な事情を除いて、ゲームにおけるアップデートは絶対的なものである。

そのアップデートの中にDLCに関する情報が全て最初から入っていれば、バックアップから復旧させる際に「DLC個別ダウンロード」などの手間は省けるんじゃないだろうか?と思う。むしろ、個人的にはそうなって欲しいと思う。だって、バックアップからの戻しが億劫になるほどDLCの占める割合は年々増えていっているのだから。

それに、PlayStation Nowなどのクラウドゲーミングの場合もそうだ。

PS Nowの場合はサーバ側に提供されているゲーム内容は基本的にアップデート済みではあるだろうが、DLCについては最低限のもの、または全く入っていないものが殆どだ。一応、PS NowはPS Plusのオンラインバックアップを使えばセーブデータの共有は出来る。だが、まさにこの問題は残る。

公式サイトのFAQにもそう書いてある。

いままで遊んでいた PlayStation 3 のタイトルのセーブデータを PlayStation Now のゲームタイトルで利用することは可能か?

※ただし、ゲームタイトルによっては利用できない場合があります。ダウンロードコンテンツを使用して遊んでいたセーブデータなどは、ご利用いただけない可能性があります。

どちらかと言うと、最近は初回特典だの店舗特典だのでDLCがセットになっているケースも多く、ダウンロードコンテンツを使用して遊んでいたタイトルの方が今時は多いのではないだろうか。店舗特典なんかは通常後日配信なんてことは無いので、これが含まれているセーブデータはPS Nowでは起動できないなんて事になると、いろいろ残念だ。こういう面もPS Nowのタイトル配信普及の足かせになっているのかも知れない。


既に発売済みのタイトルについてはDLC管理の方式を変えることは出来ないだろうし、DLCの配信方法はダウンロード版ではなくディスクメディアなどでのパッケージ販売による事情も絡んでいるので一概に問題とは言えないが、ユーザー側の視点としてはそんな「DLC個別管理」みたいなことには煩わされたくないので、今後のタイトルとしては「セーブデータだけ守ればリカバリ出来る」という管理方法になることを期待したい。


Vitaと記事のタイトルには書いてあるけど、今日はちょっとVitaに限らない脱線した話で。

*1:nasneやPCなどへのバックアップについては、コンテンツ情報も含めてバックアップされるので、その場合はDLC個別のダウンロードはしなくてもいいのだが、今回の不具合はこのケースで復旧しなかったので、PS Storeからのダウンロードで対応する事になった。

*2:ましてやコンテンツの配信という一点で考えると、「不要で購入予定の無い人にもコンテンツそのものを配信してしまう」という問題もあり、ビジネス的な意味でもセキュリティー的な意味でも単純には語れない話だと思う。