VitaとPSPの世代交代時期 (6)
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「このブログ、基本的に特定のタイトルだとか売り上げとか販売台数とかはあまり話題にしない。」
・・・という書き出しで過去何度か今頃に同じ内容の比較をしてきた。
出荷終了から既に3年ほど経っているPSPという意味では、もう比較する必要は無いし、そういう意味で「タイトル詐欺」なんだけど、ここまできたら「シリーズ記事」って事で開き直って、また記事を起こしてみることにした。
去年と同様、年度締めの「新年度」としての記事って事で。
・・・まぁ、もう4月も終わりなんで、「新年度」っていまさら言う?って感じだけど。
記事の元になるデータは、去年と同様、こちらにお世話になる。
電撃 -【週間ソフト販売ランキング TOP50】
で、これの最後の方にある表を前回と同じく過去3年分で比較してみる。
■ハード別 ソフト販売本数
2014年度 2015年度 2016年度 機種 推定販売数 構成比(%) 推定販売数 構成比(%) 推定販売数 構成比(%) PS4 2,838,845 7.1% 5,389,299 15.60% 9,533,955 28.9% PS3 6,592,475 16.4% 2,606,086 7.50% 1,138,025 3.5% Vita 5,235,009 13.0% 5,482,270 15.80% 4,020,265 12.2% PSP 738,500 1.8% 138,530 0.40% n/a n/a
- 記事元(参考)
- 注意)集計期間、日数については記事元をご確認ください。
- 注意)構成比のパーセント表示は記事元の全機種に対する比率の為、上記表内で合計100%になりません
毎度の繰り返しとなるが、「ゲームの売り上げ」*1なんてものは、毎年同じってことは無くて、その時々の人気タイトルの状況で本数も割合もずいぶん変わるので、「販売数がどう!」とか「割合がこう!」という事は特に言わないし、それが冒頭で「あまり興味が無い」といった理由。
そして、既にPSPは集計対象外(表上は "n/a")になっているので、「PS4とPS3の世代交代」をみた上で、「Vitaへの影響」を考えてみる。
まぁ、判り切ったことの話なんだけど。
である。たぶん、「みんな知ってた」な結論。
ハードウェアの台数ではなく、「ソフトウェア販売本数」である。単純に考えて、同一のソフトを別の機種で2本以上買うって人は少ない。PS4もVitaも持っていて、同じタイトルがマルチで出ていたら、どちらか片方しか買わないと言う人の方が多いだろう。
私の場合は(それを踏まえた上で)「でもVita版買うもん!」ってタイトルはもちろんあるが、PS4の方を買う人はやはりそれなりに居ると思う。そういう意味で、「PS4/Vitaのマルチタイトル」はVitaの「構成比」の減少に影響は少なからずあったと思われる。*2
去年の記事では、
上記表におけるPS3の推定販売数は2013年から2014年で半減、2014年から2015年で半減と来ているので、2015年から2016年で半減すると仮定してもまだ市場的にはそれなりにあると言える数だし。
と書いていて、大体予想通りと言うか「半減」だったが、最近はもうPS3対応タイトルもずいぶん減ってきた。たぶん、実質的には今年(2017年度)で、PS3対応タイトルはほぼ出なくなると思われる。
既に「PS3出荷完了予定」のアナウンスは公式に出ているし、逆にPS4の推定販売数の上昇傾向を考えると、PS3の半減という減り幅以上に私の考えていたイメージより早く移行できた感じと捉えた方が良さそう。
前回同様、今回のメインの話は「VitaとPSP」じゃなかったけど、年に1回ぐらいはこういう話題もいっかーって感じで書いてみた。だって、ホントにネタが無いんだもの。
以上。まとまってないけど。相変わらず。