みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

Vitaタイトル配信時期とタイトル数

お正月企画第2弾。次は無いけど。

以前、「Vitaとコンテンツ容量の山と谷」(関連記事参照)というタイトルで「発売時期別コンテンツ容量分布」をまとめたことがある。

この記事を書いた時に「あー、これを月別で比較したら、それはそれで面白いかもしれないなー」と思ったので、それを書いてみることにした。前の記事同様、完全に個人的な趣味ネタ。

なお、集計元はこのブログ内の記事である「Vitaのコンテンツ容量一覧」としているため、いろんな意味で信憑性は全くありません。

集計元からピックアップしたのは2012年1月から2013年12月までに発売(配信)された「ゲーム:メモリカード保存」「ゲーム:Vitaカード保存」「オンライン専用タイトル」「ダウンロード専用タイトル」の4つのタイトル。学習用タイトルやアプリ、体験版などは含まれない。

いわゆるローンチ月であるVita発売年月(2011年12月)をはずしたのは、他の月と意味合いが異なってくるからであり、それより何より月単位で2年分比較したかったからだけの話で。

あと、同一タイトルでも配信形態が異なる場合や、既に配信が終了しているものも含まれているので若干水増しされている。細かいことは気にしない。


で、比較するとこんな感じ。

Vitaタイトル配信時期
2012年 2013年 合計 2012年(%) 2013年(%) 前年比
1月 3 5 8 3% 5% 167%
2月 8 10 18 9% 9% 125%
3月 10 12 22 11% 11% 120%
4月 5 8 13 6% 7% 160%
5月 2 6 8 2% 6% 300%
6月 11 8 19 12% 7% 73%
7月 9 2 11 10% 2% 22%
8月 9 7 16 10% 6% 78%
9月 11 8 19 12% 7% 73%
10月 5 12 17 6% 11% 240%
11月 7 10 17 8% 9% 143%
12月 9 20 29 10% 19% 222%
合計 89 108 197 100% 100% 121%
  • 「2012年(%)」「2013年(%)」は同年内での割合であり、各年合計が100%となる
  • 「前年比」は同一月の対前年比であり、前年より多い場合に100%を超える

この表だけだと「だから何?」って感じだけど、個人的には3つの事が判ると感じた。*1

  1. 各四半期の決算月(3月、6月、9月、12月)はやはり他の月に比べて多い
  2. 2013年は各月の山谷が前年に比べて大きく、特に6月から9月の発売が軒並み減っているのは、VitaTVへの対応影響ではないか*2
  3. そのしわ寄せが2013年10月~12月までの集中に繋がっているのではないか(12月の一ヶ月で約20%は異常)

憶測入ってるけど。


個人的な体感としては「2013年は2012年にくらべてずいぶんタイトル数が多かった」という印象がある。*3


しかし、表にして確認してみた上では「トータルの発売タイトル数」という意味で、1年目の2012年より2年目となる2013年の方が多くなっているのは当然として考えても、「その数自体は極端に増えてはいない」と言える。むしろ、PSPからの移行という意味では、それほど極端には進んでいないと考えるのが現状だろう。

無論、PSPタイトルもダウンロード版であればVitaで遊べるものが多いことを考えると、Vitaで遊べるタイトルは上記の数どころじゃなくそれ以上にあるワケで、PSPタイトルもあわせて遊ぶ人にとっては、これらも加算される点で上記以上に「多かった」という印象は強まると思うが、それは一昨年(2012年)も基本的には同じだし。


個人的に、この印象の中には、PS Plusでのフリープレイによる影響は少なくないと考えている。


PS PlusのVita対応とフリープレイの配信開始は「2012年11月21日」から。上記の表でいう所の2012年と2013年の境目の直前という所。ただ、この時点ではVitaタイトルの配信も多くは無く、オンラインストレージとしての利便性で重要視するかどうかという感じが強かった。


このイメージが大きく変わったのは2回ある。(個人的にだけど)


最初は2013年1月と2月の配信。発売から1年ほど経過したローンチ付近のタイトルがこのフリープレイにまとめて配信されるようになった。これは、旧型Vita(PCH-1000シリーズ)の値下げとあわせて行われたものであり、これは個人的にはかなり印象深かった。

これ以降も継続してVitaタイトルがフリープレイに安定して配信されながら次のタイミングが来る。

2回目は、2013年6月の配信。「夏のプラス祭り!」と銘打たれたタイミングで、PSアーカイブスが一気に123本配信された。当然、Vitaでプレイ可能なものとして。


このフリープレイの影響は2013年の大きな出来事だったと思う。Vitaにとっては。


余談だが、2013年9月9日に行われた「SCEJA Press Conference 2013」の冒頭でVita発売タイトルラッシュのビデオが流れる前、「2013年度中に100タイトル以上の発売が予定されている」とアナウンスされた。

この時は「さすがに100タイトル発売は無茶だろう」と思っていたが、それから約4ヶ月。9月から12月までの発売タイトル数で既に「82件」ある。あと3ヶ月を残して。

訂正(2014/3/17)
2年合計してました。2013年9月から12月までで「50件」、2014年3月末(予定含む)で「86件」(配信済みで「74件」、残り「12件」)です。この発表以降来年度に延期されたものが5~6本ありますし、未発表で延期になったものも結構あるんだろうなと推測。
2012年1月~12月の1年間(12ヶ月)で出た本数と同じぐらいの数が、2013年9月~3月(7ヶ月)で出るというのは、ずいぶんシフトしてきたなという感じ。


2014年のVitaがどうなるかはまだまだ判らないけど、それはそれとして今の時点では

「去年、一昨年より一杯タイトルが発売されると良いな!」

っていう話。

*1:この表内の各月の前年比は正直意味を持たない。そもそもの値がそれぞれ一桁程度と少なく、割合の差が激しすぎるからで。ただまぁ、年間合計としては意味があるのでついでに各月も載せた程度の意味。

*2:新型Vitaも同梱版があったので、これも影響している可能性はあるが、そもそも同梱版となるタイトルの数はそんなに多くは無いので、ここまで極端には減らないとは思う。液晶にあわせる形での色調の調整などで遅らせたとかならともかく。

*3:この書き方だと誤解があるが「遊んだタイトル数が多かった」の方が結論としては正しいと思う。新規発売ではなくフリープレイやPSPタイトルなども含めるので。