「Vita、テレビ化計画」な感想のお話
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2014年9月25日(木)から、システムソフトウェア バージョン2.50のアップデートを開始しました。
日にちとしては1週間ほど前に遡るけれども、先週のVita関連のホットトピックスとしては間違いなくこの「nasne アップデート」だと思う。もう、どれだけ楽しみにしていたことか!
過去記事でも何度も取り上げてたぐらいで。
過去記事
- nasne/torne のアップデート予告とロケーションフリーについて (2014/9/4)
- 「外からどこでも視聴」のnasne対応の期待 (2014/3/25)
- nasneが自宅を飛び出す日。 (2013/9/9)
その日、9月25日。
仕事から帰って早速nasneのアップデート、Vitaの「torne PlayStation Vita」のアップデートをいそいそと。ワクワクとしながらした。
ただ、その時点では既に夜だったし、外で試すには時間も遅かったので諦めた。
週末。たぶん、わざわざこの為に「実家」に帰った。
もっと近場で試してからでもいいんだけど、そんなことより実効性を確認したかったのだ。
結論。
「なんの問題もなく実家から自宅のnasneの番組をVitaで見ることが出来た」
感動。
どのぐらい「なんの問題もなく」だったのかというと、実家の父親に説明をした上でVitaの画面を見せた時、
「いやこれはここ(実家)のアンテナで映ってるんだろ?」
と勘違いしたぐらいで。
説明の為、同じ番組を実家のテレビで流しつつ、Vitaの画面も同時に見せてその「遅延状況」を確認して「あ、確かに遅れて表示されてるからインターネット越しなんだな」と納得してやっと、父親は理解したワケで。
そう。そういう意味では「番組映像の表示タイミングの遅れ」は起こるが、TV番組として見るだけであればその遅延は全く影響はない。
むしろ、「ニコ生実況コメント」を一緒に表示すると、タイミング的にちょうどいいぐらいと言えなくもなくて。
遅延といっても、映像が極端に乱れたり、安定してないという話でもない。あくまでも表示の遅れ。
アナログ放送からデジタル放送(地デジ)に変わった時、「チャンネル切り替えが遅いなぁ」と感じた人は多いだろう。
これは、アナログ放送に比べ、デジタル放送は映像のデコードを行なわなければならないからだ。
nasneでおでかけ視聴をする場合も基本的には同じだが、nasneでのテレビ番組のデコード処理と、Vitaへの送信用のエンコードの処理があり、インターネットの通信(回線の速度に影響される)を経て、Vitaでのデコードの処理が入る。また、再生を安定させるためにストリームキャッシュである程度データを溜めながら処理するので、遅くならないワケがない。
なお、デジタル放送のデコードの関係でテレビ放送の「時報」が無くなった。各家庭のテレビの性能に影響して、表示タイミングがみんな異なってしまう為、正確な時報を鳴らせなくなったからで。(もっとも、テレビは時刻同期を別に行なっているので、映像としての「時報」はなくなったが、テレビは正確な時間を確認できるし、番組表や録画への影響は無い)
おっと。話がズレた。
「おでかけ視聴」でネットワークの問題で遅延(データの欠落など)が発生した場合は、映像が止まって音声だけになったり、映像がブロックノイズで乱れたり、一旦番組の表示が無くなってチャンネルを切り替えた状態に戻る。
だが、それはもう環境の問題。私の自宅と実家の間、実家の無線LAN環境で見た分には、問題と思える様な状況には滅多にならず、土曜日に映画やバラエティー番組はリアルタイムで見たし、ニコ生実況も流してた。自宅で録画していた番組(映画やアニメとか)を日曜日に実家で消化したりも出来た。(なお、nasne側の設定は「画質優先」(上り 2 Mbps以上推奨)で確認した。「速度有線」(上り 1Mbps以上)もある)
惜しむらくは、「VitaTVは今回のアップデート対象外」だったこと。
「Vita、テレビ化計画」は、あくまでも携帯機としての「Vita」だけの話であり、VitaTVは「おでかけ視聴」には対応しないという話で。知ってたけど。
でもこれ、ほんとスゴイ。
Vitaとnasneの相性は、もう「必須」と言っていいぐらいのところまで来た
テレビ番組を見たい人にとっては。
いや、バックアップとか他にもいろいろ用途あるからそれに限らなくても。