みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

Vitaの「near」についてあれやこれ。

f:id:kenbot3:20120102175040j:plain
Vitaの新機能。「near」。

しかし、使い方が判らないというケースも多いんじゃないかと思う。

未だ持っていない人にしてみれば、「DSとか3DSの "すれちがい通信" と何が違うんだろう?」という話だし、これからVitaを買おうと思っている人にしてみれば、「3G版じゃないWi-Fi版ではダメなんだろうか・・・」という話だし、すでにもっている人の中でも、「なんかうまくいかないんですけど!」みたいな話もあるだろうし。特に最後の部分は、ソニーのページを見てもサッパリ判らないというか、説明が足りなさ過ぎというか。

そもそも "near" という機能自体が、かなりいろんな技術を使っているために、見た目と宣伝の「簡単で楽しい!」みたいな雰囲気とは違い、見えない条件が複雑にからんでいて、「なんかイメージと違うんだけど?」みたいなことになっている気がする。

ここでは、そういう誤解を少しでも解いて、「あぁ、そんな程度のことなのか」ぐらいのことが説明できればいいかな?みたいな。

で、説明する上でただ長文でもやっぱり読みづらいだろうから、一応まとめてみるとこんな感じ?

  1. DS/3DSすれちがい通信と何がちがうの?
  2. "near"ってGPSのないWi-Fi版でも使えるの?
  3. Wi-Fi版だと自宅だけしか使えないの?
  4. "near"の位置精度ってどれぐらいなの?
  5. 位置情報の方法の違いを教えて!
  6. っていうか、そもそも"near"って何が出来るの?
  7. 具体的に"near"の設定を教えて!

ぐらいだろうか。興味がある人だけどうぞ的な感じで。

っていうか、それ以前にそもそも自分も自分が試したり、調べたりした範囲での話しなので、合ってるかどうかすらよく判んないんだけど。


なお、本記事中のスクリーンショットについては、思い付きレベルで撮っているので、時系列がバラバラだ。そこに突っ込みを入れないように。

追記(8/31)
Vitaのシステムソフトウェア Ver.1.80 において仕様がかなり変更になっています。本記事中の設定の内容については特に大きな違いはありませんが、機能の制限などは一部記載内容と異なりますので、ご注意ください。

DS/3DSすれちがい通信と何がちがうの?

Vitaを未だ持っていない人、その中でも特にDS/3DSで "すれちがい通信" を楽しんでいる人にとって、ソニー公式の説明を読めば読むほど違いが判らなくなるだろう。具体的にはこのページ。

"near"について (PlayStation Vita ユーザーズガイド)

"near"では、現在の位置情報をもとに見つけた周辺のPS Vitaユーザーやフレンドがどのようにゲームを楽しんでいるか情報を収集したり、他のプレーヤーとゲームのアイテムなどを共有したりできます。

特に「ゲームのアイテムなどを共有したり」の部分で、アイテムもらったりは普通でしょ?みたいな。近くの友達でしょ?みたいな。

でも、この "すれちがい通信" と "near" は根本の部分では全く違うものだ。一応、それを言葉として簡単にまとめると、

DS/3DSの"すれちがい通信"と何がちがうの?
"near" はゲーム機の情報として現在位置(位置情報)や保有しているゲーム情報(お気に入り度)などをサーバに送り、代わりにサーバーから自分の現在位置に近い(半径2km範囲)にいた他のユーザーのゲーム情報を取得します。DS/3DSの "すれちがい通信" は、半径10m以内に近づいたゲーム機(端末)同士の通信で、サーバーは特に必要ありません。

となる。

サーバを介する通信か、端末同士の通信かという意味で、"near" は "すれちがい通信" とは、仕組みがまったく違う。無論、サーバと通信をする必要がある以上、Wi-Fi版だろうか3G版だろうか、データ通信設定・通信環境が必要となる。
なお、DSの普及と、本当に近づかないと通信されないという事情の解消を目的として、一時的に特定のエリアに「すれちがい通信中継所」が設置されたことがあった。この中継所の側に近づけば、端末同士が近づいていない(10m以内でなくても)状態でも、他の中継所の側にいたゲーム機とあたかも通信を行ったかの様にするサービスだった。あくまでもこのサービスは中継を目的としており、サーバ側にデータを送信、蓄積が前提とする "near" とは基本的な方式が異なる事には違いは無い。


ただし、である。

"near" のレーダーみたいな画面に "すれ違い" とか表記され、演出として誰かの "足あと" みたいなのが表示されるので、DS/3DSの "すれちがい通信" と同じみたいに感じるのは仕方が無いかも知れない。

というか、これ、絶対誤解させているよね~という気がする。
f:id:kenbot3:20120102175720j:plain
そして、"near" の場合、"すれちがい通信" とは違い、更新間隔はかなり長く、短い場合で10分、長い場合で60分に一回しかデータ通信をすることが出来ない。

この為、そんな間隔で情報を取得しているという意味で、ぜんぜんすれ違って通信してないジャン・・・といえる。

"near" は、それぞれのゲーム機が位置を計測・送信したタイミング、あくまでもその瞬間の情報を元にしており、リアルタイムの情報交換ではないという点は理解が必要である。

そういう意味で、Vitaが2台手元にあるからといって、通信しない!ということも普通に発生する。至極当然のこととして。


nearってGPSのないWi-Fi版でも使えるの?

こんだけ長い文章書いておいてこの言い方もアレだが、結論から言えば

nearってGPSのないWi-Fi版でも使えるの?
使えます。ただし、ネットワーク接続環境は必要。

です。

というか、自分は Wi-Fi版だし、実際こんな感じで"near"でお出かけ情報を取得できていたりします。
f:id:kenbot3:20120102165016j:plain
これは、昨年末から今日まで実家に帰っていた時の「おでかけ」情報。取得タイミング的には "帰り" が最新情報な感じですが。

こういう書き方をすると、Wi-Fi版で十分なら3GのGPSっていらないの?と、誤解しそうだが、それは全く別は話。Wi-Fi版での位置情報の特定の仕方と、GPS版での位置情報の特定の仕方はかなり違う。より、いろいろな場所で Vita を楽しみたいのだったら、3G版をお勧めします。


Wi-Fi版だと自宅だけしか使えないの?

さらに、ついでに、Wi-Fi版のVitaでの質問を想定すると、

Wi-Fi版は移動中は使えないの?自宅だけ?
基本的には通信環境がある場所でしか更新できないので自宅などの限定された場所となります。ですが、(自分は試していないが)通信環境があれば、移動中でも使えます。(条件あり)

※ 追記(1/17):そういえば先日、スマホのテザリング機能を使って電車の中で試してみました。near 使えます。

という回答もある気がする。

Wi-Fi版のほとんどの人は自宅にしか通信環境がないだろう事を考えると、回答としてはこうかな?みたいな。


先の項目の画像については、Wi-Fi環境として「自宅」と「実家」だけを設定している状態にしていたので、その往復で更新がされた感じと言うか。一応、位置を確認してみたら、自宅はかなりピンポイント。実家も誤差こそあるけど、だいたいあってる的な感じだった。十分な感じとして。(なお、自宅も実家もプライベートエリア設定をしているので、プライベートエリア設定していると使えないとかそういう話でもありません。)

で、上に書いた『条件あり』ってなに?な話ですが、『Wi-Fiの機能だけで位置を特定出来るエリアは、都市部をのぞいて殆ど無い』って事が一番の問題となります。仮に通信環境としてモバイルルーターを持ち歩いたとしても、位置を特定する為のWi-Fiアンテナが近くに無いと、自分の位置が判らないので使えないという事になります。

そういう意味では、地球全体をカバーするGPSの方が間違いなく優秀で、"near" においても GPS はあった方がいいのは確かです。


とはいえ、"near" を「自動near更新」に設定してあれば、実際はWi-Fi版でネットワークがオフライン状態でもおでかけの記録は取るようです。その場合は、オンラインになってから移動が確認できた範囲で更新をするみたいです。

詳しくは、ココに書いてあります。

Wi-Fiの情報を使った位置データの取得について

「GPS/A-GPS/Wi-Fiを用いた位置情報」のもう少し詳しい解説については次の記事にまとめています。興味がありましたらご覧ください。

追記(8/29)
Ver.1.80では、「インターネットに接続できる環境がなくても定期的に周辺のWi-Fiアクセスポイントの情報を記録し、あとでインターネットに接続したときにまとめて位置データを取得できるようになりました。」と記載がありますが、以前から出来たものが強化されたみたいですね。現在検証中です。変更についての詳しくは、公式サイトにて⇒http://www.jp.playstation.com/psvita/update/ver180exp.html#v180_07

nearの位置精度ってどれぐらいなの?

3G版、Wi-Fi版のそれぞれで、位置情報の特定の仕方が異なるため、こればかりはその人のそのときの環境で変わります。その違いについては後で説明するとして、まず一番判りづらいかつ、共通のWi-Fi版の精度について説明をすると、

Wi-Fi版での位置精度ってどれぐらい?
サービスエリアによるので一概に言えませんが、都市部であれば20~30m程度の精度です。

だそうだ。
実際は、全く違う場所が表示されたり、自分の前に住んでいた場所が表示されて怖い思いをするケースもあるらしいです。
これはGPSと違い、「Vitaが取得できた無線LANのアクセスポイント、Wi-Fiアンテナの名前から位置を推定する」という方式だから。このアクセスポイントとは、一般的なサービスとして存在しているインターネット通信会社の保有する機器はもちろんのこと、無線LANを設置している各家庭のアクセスポイントを使うこともある。
この為、この各家庭のアクセスポイント(無線LANルーター)の位置が「いつ特定されたか」でも精度が変わる。特に、引越しをしたのが至近の人の場合、引越しの前に位置を特定されていれば、いきなり前の住所が表示されてドキリとすることもあるようだ。
ただ、このWi-Fiによる位置情報サービスのエリアはそれほど広くないので、Vitaで位置情報によるサービス、ゲームを今後も目いっぱい楽しみたい!という方は、繰り返しになるが迷わず3G版というか、GPS有り版を使った方がいいと思う。
また、位置情報はゲームや "near" 以外に、カメラ機能で撮った画像にもExif情報として付加させることも出来るので、GPS版の場合は旅行先で撮った写真の地図サービス連携が楽しめたりすると思う。もっとも、Vitaのデジカメは解像度が低いので、想い出用の写真という感じでは無いだろうけど。うん。
ちなみに、Wi-Fi版でカバーされる位置情報サービスエリアはココで調べる事が出来る。

日本のサービスではないので、アメリカがいきなり表示されるが、地図を動かせば日本も見れます。
このサービスエリア内でも捕捉するアクセスポイントの条件によって結構ブレ幅はあるので、正直このエリアマップ自体あまり当てに出来ないというのが実情。
そんな感じ。

位置情報の方法の違いを教えて!

3G/Wi-Fi版と、Wi-Fi版。Vitaには2種類の機種があり、値段も違うので高い方を買うか、安い方を買うかで悩む人も多いと思う。
家でゲームするだけだい!という、私みたいなタイプの人は、基本的に「Wi-Fi版」でいいと思う。Vitaの機能が全く使えなくなるワケじゃなし。
ただ、"near"もそうだけど、位置情報を使った新しい遊びとか経験をしてみたい!という人は、3G通信とかを抜きにしてもう間違いなく、GPSが搭載されている3G/Wi-Fi版を買った方がいい。
で、この2種類。
じゃぁ、位置情報のサービス、機能として考えた場合にどれだけ、どういう風に違うの?という疑問も出てくる。
一応、ソニーのページにも下のように書いてあるんだけど、正直わかりにくい。

位置データを利用する (PlayStation Vitaユーザーズガイド)

少し噛み砕く感じで表にするとこんな感じ。

方法 3G/Wi-Fi Wi-Fi 通信環境 優先順位 備考
GPS × 不要 最優先 屋外など空が見える場所
3G(A-GPS) × 要3G契約 GPS使用不可時 屋内利用可能
Wi-Fi Wi-Fi接続 上記利用不可時 Wi-Fi位置情報サービスエリア内

Wi-Fi版のVitaは、結局最後の1つしか利用できない。3G版でも、3G契約をしていない状態では、3G(携帯電話基地局の情報、A-GPS)を利用することが出来ない為、屋内での利用は出来ない。*1
そして、位置情報が特定されたとしても、"near"を使うためには、上のどの位置データの場合でも「通信環境は必要」であることは、忘れてはいけない。
GPSは、言わずもがなで、「人工衛星」を使うため、空が見えていなければならない。まぁ、宇宙という方が正しいんだけど、いろいろ誤解しそうだし。
また、複数の人工衛星を補足する必要があるため、空が見えているから良いというわけではなく、「空が広く見えている」(開けた場所)でなければならない。一般的な都市部、特に高層ビルなどがある場所では、GPSは使えないことが多い。
この為、一般的な「携帯電話」の場合は「GPSといいながら、GPSは使っていない」事が多く、その時には「3G(携帯電話基地局の情報)」で位置を特定している。そんな事情もあって、3Gでは屋内でも電波が届けば特に問題はない為、携帯電話やスマホなどの利用者側は利用場所をあまり意識していないことが多い。
無論、Vitaでも同じなんだが、携帯電話の場合は契約を先にするので、自動的にこの情報を利用することが出来るし、基本的に常に3G通信をしているんだが、Vitaの場合は契約が後となり、また3G通信を常にしているワケではない為、この情報が使えなかったりする。従って、Vitaを買ってきて、家の中で3G契約前に位置情報を使おうとすると、せっかく機能があってもやっぱり Wi-Fi になる。
Wi-Fiでの注意点については、先にすでに書いた通りである。
この辺りのことは、どうにも判りづらいので、順序だててしっかりと理解しておいた方がいい。
うん。

っていうか、そもそも"near"って何が出来るの?

ふぅ、長かった。やっと "near" の機能にたどり着いた。
正直に言えば、"near" でゲームのアイテムをもらえるとかそんな話は、おまけみたいなもの。一番面白いのは、「ランキング」だと思う。そんなワケで、そこについて特化して以下に書いてみたい。
で、だ。Vita には3つのランキングがある。

  1. PlayStation Store ダウンロードランキング
  2. near おでかけランキング
  3. near フレンドランキング

の3つ。
一番上の「PlayStation Store」の「ダウンロードランキング」は、更新頻度は1週間程度みたいで、実際にダウンロードされた人気順で表示される。ある意味、発売直後のゲームなどの人気度を把握するには、ゲーム雑誌やニュースサイトのランキングと同じような感じで、楽しめるランキングだろう。ただ、最大10位までしか出ないことと、全国集計となってしまう為、新発売のゲームや人気ゲームに集中してしまうことは想像に難くない。また、ダウンロードしただけなので、実際に遊んでいるかどうかなどは判らなかったりする。
そこで、"near" の出番となる。
"near" には2つのランキングがある。どうも、ソニーは「おでかけランキング」を "near" のメインみたいに説明しているが、それとは別に"フレンドランキング"がある。この場合のフレンドは、無論「PlayStation Network」でのフレンド登録者での集計であることから、事前にフレンドになっておかなくてはならない。まぁ、その場合は「みんなといっしょ」で作るのがいいと思う。手っ取り早くという意味では。
ちなみに、「おでかけランキング」はこんな感じで見られる。
f:id:kenbot3:20120102165049j:plain
見て判る通り、「みんなといっしょ」の人気度は異常。
実際、かなり楽しいし、ここでフレンドになる時に同じ趣味(好きなゲームのタイプ)の人で集めておくと、その中での人気のゲームが判ったりする。これ、周りが気になるタイプの人や、ゲームに詳しくないけど、取っ掛かりとして何が面白そうなのか知りたい時にすごい便利だと思う。
今は、ゲームの数も種類もまだまだ少ないけど、あと数ヶ月もするとここに表示されるゲームの種類はさぞカオスな事になるだろうと思う。とても興味深い。
なお、アイテム交換については、ゲームを持っている人から、フレンドに送られるものなので、やはりフレンドが沢山いた方がいい。と、思う。

具体的に"near"の設定を教えて!

多分、これが判らなくて何をどうすればいいのかお手上げ!って人もいるんだと思う。
もちろん、この辺りは細かく設定できるところなので、人によって違うという部分もあるんだけど、とりあえず参考までに私の設定を関係しそうな範囲で公開して、該当部分についてそれぞれ説明をしておこうと思う。
なお、改めて言うまでもなく私は Wi-Fi版 なので、3Gの設定項目については説明できないのでしない。が、3G版でもWi-Fiの設定が出来ていれば、"near"は使えるので、そこから先は自分で試してみるといろいろ判るんじゃないか?と思う。うん。

本体設定「位置データ」

"near"の設定の前に、本体の方の設定を確認しておく必要がある。まぁ、初期値としてはこれはそれぞれチェック済みになっているので、気にする必要は無いハズですが。一応、該当箇所の説明はしておく。
f:id:kenbot3:20120102174839j:plain

・位置データを利用する
この項目にチェックが入っていないと、以下の2つのチェックを行うことが出来ない。
・near
この項目にチェックが入っていると、"near"で位置情報を取得でき、サーバに送信することができる。
・フォト
この項目にチェックが入っていると、デジカメで写真を撮った時に、Exif情報に位置情報を埋め込むことができる。

"near"を使いたいという事であれば、上の2つをチェックしておけばOK。ここでいう「位置情報」は、上記の通り「"near"の為の設定」ではなく、Vita側で「位置情報を取得するか」である。"near"は、"Vita"が取得した位置情報を、必要なときにもらうという動きである。この違いは、理解しておいた方がたぶん、いい。

near「位置データ」

上の本体設定ができている前提で、nearにも「位置データ」という設定項目がある。ここはこんな感じに設定する。
f:id:kenbot3:20120102165111j:plain

・PS Vitaで位置データを利用する
この項目は「本体設定」の内容。画面内での設定変更は不可。
・"near"で位置データを利用する
この項目にチェックが入っていると、"near"で位置情報をサーバに送ることができる。このチェックが入っていない場合は、フレンドとのアイテム交換ぐらいしか出来ない。
・定期的に位置データを取得する
この項目にチェックが入っていると、"near"を起動中/未起動のどちらでも自分のいる位置を情報として記録する。お出かけをする場合にはチェックは必要。

先に書いた通り、"near"は、"Vita"が取得した位置情報を貰う形である。この設定は、その「Vitaから貰う」という設定。繰り返しになるが、「"near"が位置情報を取得する」のではなく、「"Vita"が取得した情報を、"near"も使うことが出来る」と考えた方はいい感じ。

near「公開設定」

上の本体、nearのそれぞれの「位置データ」が設定されている前提で、この公開設定をすることで、"near"で位置情報によるランキングなどを利用できるようになる。ここはこんな感じに設定する。
f:id:kenbot3:20120102165132j:plain

・公開設定を毎回確認しない
ここは「おでかけ」を楽しみたいのなら、チェックが必要。ここをチェックしないと、先の「定期的に位置データを取得する」の情報送信が行えないことになり、結果的に「おでかけ」の位置情報が取得されない。プライバシーが気になる人は、後の項目でフォロー可能。
・自動near更新を許可する
ここは「おでかけ」を楽しみたいのなら、チェックが必要。ここをチェックすれば、3G版の場合は、3G回線を使ってデータ通信し、自動更新を行うようになる。ただし、Wi-Fi版の場合はアクセスポイントがなければ"near更新"は出来ないのだが、設定しておくと通信できるようになると勝手に更新してくれるので、とりあえず設定しておけばいい。
・オンラインIDを公開する
このチェックを付けなければ、正直 "near" を使うことは出来ない・・・と考えた方がいい。なので、チェックが必要とここでは書く。なお、オンラインIDの公開/非公開により "near" で使える機能は大きく変わるので、詳しくはここを見て欲しい。("near"の利用制限について ⇒ http://manuals.playstation.net/document/jp/psvita/near/screen.html )
・プライバシーコンテンツ
公開したくないアプリケーションの情報がある場合に設定。初期値は常にOFFなので、そういうアプリケーションをインストールしたら、チェックしなおそう。ランキングなどに反映されなくなる。なお、自分の場合は「体験版」などを設定して様子を見ているため、5個設定があるとなっている。決して「怪しいゲーム」を入れて入れているので見せられないワケではない。決して。
・プライバシーエリア
位置情報を取得した際に、このプライバシーエリア(5箇所まで)内と判断された場合は、「オンラインIDを非公開」に自動的にしてくれる設定。自宅や会社などの、長時間移動しないような場所を設定すると、オンラインID公開にしていても、プライバシーは守られる。

となっている。特に、プライバシーエリアの設定を一応しっかりとしておけば、「自動更新」などを設定していても安心感があるので、先にここを設定してあとはID公開にして "near" を楽しむ感じがいいと思う。
なお、プライバシーエリアは実際に表示されている範囲の境界線はかなりあいまいな気がするので、あくまでも中心近辺と考えた方がいい。
また、このプライバシーエリアは、一度設定すると移動することは出来るが消すことは出来ない。私の設定で4つも設定されているのは、面白がって設定したら消せなくなったダケである。その内、消せるようになるといいんだけど。うん。

追記(2/8)
Ver 1.60 で一度登録したプライバシーエリアも削除できる事を確認。特にメニューはないんですが、消したい番号を押してその地点に移動し、地図の中心に表示されている番号を数秒押し続けると、登録が解除されます。めでたし、めでたし。

以上。かなり長文で "near" に起こりそうな疑問を自分の理解の範囲で書いてみたつもり。

・・・っていうか、これ誰が読むんだよ。誰も読まないと思いつつ、自己満足として。

*1:3G通信でデータを取得する為、Wi-Fiモード中は3G契約をしていたとしてもA-GPSを利用できない点も注意が必要。