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みた、こと。きいた、こと。

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オンライン型ゲーム機とディスクマガジンの可能性

一昨日ぐらいかな?突然発表されていろんな意味で話題騒然となった以下のタイトル。

新シリーズってことかー。懐かしいなぁ。

その懐かしさについて話をすると、それはそれでやたらと長くなりそうなので、このタイトルを聞いてしばらく考えたら「あぁ、今の時代なら(Vitaで)"ディスクステーション"みたいな事はもっと手軽にできそうだな~」と思った。


今回は完全に「妄想」。最後だけVitaに関係するお話。


「ディスクステーション」って?

一般的な説明をするのに便利な Wikipedia にはこう書いてある。

ディスクステーション (Wikipedia)

ディスクステーション (Disc Station) は株式会社コンパイルから発売していた、パソコンソフトのシリーズ。略称は「DS」。
ディスクマガジンという、パソコン用メディアを用いた雑誌のような形態を取り、コンパイルや他社のオリジナルゲームや体験版を収録していた。

そうそう。そうだった。懐かしいなぁ。*1

今でこそというほど最近でもなく、かなり昔からフロッピーディスクやCD-ROMなどのメディアが付属している雑誌などは、パソコンを中心に普通に存在したし、今でもある。ゲーム機となると一時期は似たようなものがあったものの、ゲーム機が限られることやパソコンほど自由度がなかったために、結果としてはあまり流行らなかった。

もっと昔にさかのぼると「ゲームミュージックのソノシート(ソフト樹脂製のレコード盤)」なんかが雑誌の付録として付いていたりしたけど。


ただ、ポイントとしては「パソコン用メディアを用いた雑誌のような形態」という所で、事実上の月刊誌だったということ。ディスクステーションは決しておまけではなく、それ自体が本編であったということだ。

なお、上記のWikipediaをよく読んでいただければ判るが、当時販売されたコンテンツの一部は「Project EGG」で現在でも購入、プレイ可能である。


ディスクステーションの中身って?

とにかく、一種の月刊誌(ディスクマガジン)であったということで、中身は多種多様。

ただ、大まかに内容を書くとこの4つだった。

  • オリジナルゲーム/短編ゲーム/読者投稿プログラム
  • ゲームの体験版/デモ版/おまけなど(他社ゲームも扱う)
  • 読者コーナー(お便り、イラスト、人気投票)
  • 編集コーナー(小説、占い、編集後記など)

と。

雑誌である以上、無料ではなくお金を払って買っていた。

今考えると「ゲームの体験版を買うのにお金を払っていた」という面もあったが、パソコンのゲームソフトが当時8000円~1万円前後とかなり高額だったこともあり、値段が2000円(だったかな?)ぐらいで質のよいゲームと体験版を遊ぶことが出来たという意味で、とてもお手ごろ感があった。

また、雑誌としては大事な読者コーナーがあり、お便りの紹介やイラストなども見ることが出来たし、自分で(フロッピーに保存・郵送して)投稿することもできた。


まだ、時代は1980年代~90年代の頃。


パソコン通信こそ一部では始まっていたが、インターネットなどというものは普及しておらず、パソコンといえどもかなりクローズドな、閉鎖的な環境の時代だった。


オンライン時代のディスクマガジンとは

今の時代、ゲームの体験版はオンラインでいつでもダウンロード出来たりする。

また、巷にはスマホで遊べるゲームや、ブラウザゲームなども溢れているし、新製品のデモや情報も特に待たなくてもティザーサイトで小出しに公開されたり、適時公式サイトで公開されていく。

SNSも様々な形で存在し、UGCCGMという活動もユーザレベルで活発である。


いま時、形式だった形で「ディスクマガジン」などを発行して売れるのだろうか?という。


うん。正直、難しいと思う。


だが、サービス終了を発表されたばかりではあるが、オンラインマガジンの身近な例として「トロステーション」があった。特に体験版を配信したりではなかったが、新作ゲームのトロクロによる独特な紹介や、企画もののいろいろなコーナーもあった。

ある意味というまでもなく、間違いなくオンラインマガジンとして機能していた。

週刊だったし、いろいろ大変そうだったけど。


でも、オンラインの時代。様々なものがオンラインで繋がっている時代。むしろ、情報が溢れすぎている時代ともいえる。

自分で探せばいろいろな情報は手に入るが、その探すための情報が多すぎて何をどうすればいいのかすらわからないということにもなる時代。


もし、だれかがソレをまとめてくれるとしたら?


まとめ

紙媒体としての雑誌は、年々販売数が減少方向にある。

でも、雑誌。特に情報誌などと呼ばれる何かに特化した形で「まとめてくれる存在」というのはいつの時代も求められるものであり、自分で何でも探せる時代であっても必要とされるものだ。

事実、今の時代は「まとめる」に特化したオンラインサービスも数多く存在するし、主にビジネスの世界では「複数の新聞の中から必要な情報だけを切り出してまとめてくれるサービス」もあったりする。

まとめてくれるというのは、それ自体が既にサービスであり、ビジネスだ。

そのまとめ自体にサービスとしての価値が見出されば、決してビジネスにならないものではない。


紙の雑誌が売れなくなってきている中、まだまだとはいえ電子書籍の雑誌もずいぶん出てきている。保管場所をとらない雑誌は、ある意味で値段が安ければオンラインなどの電子書籍の方が向いていると思うから、きっとこれからのメディアだと思っている。今のところ、ビジネス雑誌やスポーツ誌、トレンド情報誌などが主流だが、その中に「ゲーム雑誌」や「ゲームマガジン」があってもいいと思う。

だが、ゲームというジャンルについては、普通の雑誌と求められているものが違う。より、インタラクティブなものであり、よりエンターティメント的なものだ。

だから、あえて言うなら「ディスクマガジン」になる。それは、電子書籍とは異なるもの。


とはいえ、時代は既にオンラインが当たり前の世界。どこかに買いに行かなくてもオンラインで様々なものがダウンロードできる時代。でも、それの数が増えてきたら、定期的に誰かにまとめてもらえば、助かる人も出てくるだろう。

また、相互コミュニケーションもとりやすい今の時代だからこそ、イラストの投稿やメールのお便りも簡単に送れ、何十人、何百人からの大量で溢れる情報の中から「編集者により採用される」という名誉は、むしろ積極的な参加が促進されることもあるかもしれない。



Project DIVA f をプレイすると、ロード画面で毎回ランダムに選ばれた1枚、もとい沢山のイラストを見ることが出来る。

非常に丁寧に描かれたそれらのイラストは、ロード時間のひと時の間を楽しませてくれているが、「定期的にこのイラストが増えたりしたら面白いだろうな」と思ったことがある。

もちろん、それは「選ばれたイラスト」だ。ネット上に溢れる数多のそれではなく、あくまでも「選ばれたもの」であり「まとめられたもの」だ。そこには一定の価値が生まれる。


どういう形になるのが理想かはわからないし、どういうコンテンツが受けるのか?は判らないけど、オンライン型ゲーム機がある今の時代、定期的に安価で購入できるディスクマガジンという存在は、もっとうまく機能する様な気がするし、流行ってもいい気がする。

毎月数本の新作、旧作の製品の紹介や体験版への誘導、読者投稿イラストの配信、購入者へのDLCの配信など。


・・・あれ?それ、「トロステーション」じゃね?

という声が聞こえるが、まさにソレだと思っている。ただ、もしこれをするのであれば今後は「自動配信型」であればいいんじゃないか?と思っている。

取りに行く、読みに行く、見に行く、買いに行くのではない。


「手元に既にある」という形。

雑誌で言うところの、定期購読の自宅配達。


その仕組み自体は、Vitaで既に出来る所まで来ていると思っている。しかも、オフラインでも読めるという形で。

ディスクではないけど、「ディスクマガジン」というサービスもあっていいかも?と思った。

*1:株式会社コンパイルと、株式会社コンパイルハートは経緯的な面で別会社であるのは周知の事実ですが、この説明上は面倒なのでそこはクローズアップしません。