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Vitaで遊べるゲームの種類とタイトル数(2013年12月版)

ずいぶん前にこんな記事を書いたことがある。

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Vita発売からもう少しで丸2年。この記事からでも1年ちょっと。

この間だけでもVitaを取り巻く環境はいろいろ変わった・・・と思う。値下げや新型Vitaの発売はもちろん、SENオンラインストアが始まったりもしたし、VitaTVなんてものまで発売された。

そんなワケで、改めて前回と同じような視点で記事を更新しつつ、対応タイトル数をカウントしてみることにした。


Vitaで動くのは5種類(+1種類)

今のところ、Vitaで動くゲームおよびアプリケーションの種類は大きく分けて5種類になる。ただ、VitaTV対応の有無についてはちゃんと別として考えた方がいい。

Vitaで動作可能なゲームの種類

Vitaタイトル
Vita専用に開発されたタイトル。動作モードの違いで、ゲームとアプリに分かれる。また、販売形態はパッケージ版とダウンロード版の2種類が存在する。VitaTVで動作するものもあるが、動作しないタイトルもこちらに含まれる。
VitaTV専用タイトル
VitaTV専用に開発されたタイトル。基本的にはVitaタイトルと同じになるが、Vitaでは動作しない。現時点ではダウンロード版のみで、パッケージ版は無い。Vitaで動作するものはこちらには含めない。
PSPタイトル
PSP用に開発されたタイトル。内、Vitaにて動作が確認されたものについてダウンロード版のみ利用できる。なお、UMD版を所有している場合は(PSPから)UMDPassportを利用することで、安価に購入できるタイトルもあるが、対応していないタイトルは過去作、最新作を含めてかなり多い。Vitaでの動作確認はされていても、VitaTVで動作しないタイトルも数はそれほど多くはないが存在する。
PSアーカイブス
PS用(初代PlayStation)に開発されたタイトル。内、Vitaにて動作が確認されたものについてダウンロード版のみ利用できる。アーカイブスとしてはPSP/PS3等と共通なのでいずれかで購入していればVitaでも再購入の必要なくダウンロードできる。PocketStation対応タイトルの場合、「PocketStation for PlayStation Vita」(無料)をダウンロードすれば、アプリとして動作させることが出来る。(PSP/PS3では未対応の機能)
PCエンジンアーカイブス
PCエンジン用に開発されたタイトル。内、Vitaにて動作が確認されたものについてダウンロード版のみ利用できる。アーカイブスとしてはPSP/PS3等と共通なのでいずれかで購入していればVitaでも再購入の必要なくダウンロードできる。
PSMタイトル
PlayStation Mobile用に開発されたタイトル。PSM対応機種であれば共通なのでいずれかで購入していればVitaでも再購入の必要なくダウンロードできる。現在はVitaの他、PlayStation CertifiedAndroid OS搭載端末に対応。VitaTVは現在対応していない。PS3もPSM対応予定だが時期は未定。

こんな感じ。(VitaTV分が+1)

説明だけ書くと「Vitaタイトルと、VitaTV専用タイトルを分ける必要があるの?」という気がするだろうが、これは実際のタイトル数で見てみると「明確に分けて考えるべきだ」と判ると思う。だって、実際結構違うんだもの。

対応タイトル数 (参考)

ついでなんで、上記5種類+1について公式サイト(http://search.jp.playstation.com/)で検索してみた。

検索条件となるリンクは一応参考として記載するけれども当然今後増えたり(場合によっては減ったり)するだろうからあくまでも参考として。また、あくまでも検索条件も目安なのでご注意。

Vitaで動作が可能なタイトル数(2013/12/13現在、未発売含む)

Vitaタイトル

542 タイトルのゲームソフトが見つかりました

VitaTV対応タイトル (VitaTV専用タイトルを含む)

333 タイトルのゲームソフトが見つかりました

PSPタイトル

845 タイトルのゲームソフトが見つかりました

PSPタイトル (VitaTV対応)

817 タイトルのゲームソフトが見つかりました

PSアーカイブス

670 タイトルのゲームソフトが見つかりました

PCエンジンタイトル

47 タイトルのゲームソフトが見つかりました

PSMタイトル

(未調査)


【注意】

  • 上記のタイトル数はあくまでも検索結果であり実際に動作するタイトル数を保障するものではありません。
  • Vitaタイトル、VitaTV対応タイトルについてはVitaカード版およびダウンロード版で同一タイトルが重複している場合があります。
  • 上記タイトル数については同一タイトルで販売形態(特別版やベスト版、体験版など)の違いによって重複して集計されている場合があります。

こんな感じ。

まとめ

VitaTVが発売されてから未だ1ヶ月。

発表当時から「対応していないタイトルがある」という事は公表されてはいたものの、現時点でも「全部動くの?」と勘違いしている人もいるだろう。これについては「名前も含めて発表の仕方として勘違いしても仕方ないよね」という気がする。

そして、いざふたを開けてみると「かなりの数が対応していない」という事が判る。

ただ、個人的には「これが同じになるのが理想」とは思っていなくて「違ってもいい」というか「Vitaの操作性や機能を使った "Vita専用タイトル" はもっとあっても良いと思う」と考えている。「VitaTV専用はともかく」として。


なお、上の数字(タイトル数)は「パッケージ版」と「ダウンロード版」は別カウントになっているし、特別版、同梱版なども別になる。なので、単純な意味では全く使えない数字である。特にVitaタイトルについては。

でも、こういう数字はたまにチェックしておくと、今後の傾向的なものも見えてくることがある。


たとえば(ダウンロード版のVita互換な)PSPタイトルは前回「713タイトル」だったのが、今回は「817タイトル」で約100タイトル増えていたことがわかる。

その一方でVitaタイトルは前回「240タイトル」(パッケージ版、ダウンロード版込み)だったのが、今回は「542タイトル」であり、約300タイトル増えていた事がわかる。単純にパッケージ版とダウンロード版が込みという事で半分で考えても約150タイトルだし、いやいや特別版とか体験版も含まれるじゃんとして考えても約100タイトルぐらいはあると考えて良さそうな話で。

つまり、かなり大雑把に見たとしても、この1年で(Vitaでプレイできる)「PSPタイトル」と「Vitaタイトル」はほぼ同数ぐらいになって来ていると考えられるワケで、今後としては「Vitaタイトルの方が増えていく傾向は間違いない」と考えてよいんじゃないかな?と。


むろん、この辺りの話は「そりゃ当たり前だろう」という内容だが、その勢い的なものはこういう数字からぼんやり眺めるだけでも、結構楽しいもの・・・だと思う。

今後、VitaTV対応タイトルがどういう風に増えていくのか・・・。そういう所も興味深く見ることも出来るかも。*1


細かいところは妄想で補うとして。

*1:自分としてはVitaに特化した機能・デザインのゲームが出て欲しいと思っているので、VitaTV対応タイトルはそれほど強くは望んでない。とはいえ、どちらでも出来るというのはプレイスタイルとして否定するところでは無いので、既存・新規問わずVitaTV対応という意味での増加傾向については今後も注目していきたいと考えている。