Vitaとコンテンツ容量の山と谷
Vitaの発売からもう少しで丸2年。個人的には「まだ2年経ってなかったのか」という程、この1年はとても濃い内容だったと思う。
年明けすぐの値下げの発表はもちろん、PS Plusのフリープレイの拡充や、新型の発表と発売、そしてVitaTVまで出てくる始末。システムソフトウェアのバージョンアップだって、なんだかんだでもう「Ver.3.00」だし。
とはいえ、最近は新作ゲームの発売や発表などが中心(それはとても良いことであるが)で、その辺りをあまり記事にしない当ブログ的には「ネタ」が無く。
「ネタが無いなら自分で作ればいいじゃない」
と、誰が言ったかは判らないけれども、このブログで「最も頻繁に更新されていて、最もボリュームがあるのに、誰の役にも立っていない」という「コンテンツ容量」のページをネタにしてみることにした。
題して「Vitaのコンテンツ容量の偏り」について。
・・・何それ。
まぁ、やってみようと思う。まずは表から。
コンテンツ容量分布
容量(MB) メモリ
カードVita
カードオンラ
インDL
専用合計 250 2 4 30 36 500 2 4 1 6 13 750 5 6 5 16 1,000 8 3 2 5 18 1,250 10 7 3 20 1,500 10 6 1 17 1,750 13 3 16 2,000 6 6 2,250 3 4 7 2,500 1 1 2 2,750 7 3 10 3,000 15 1 16 3,250 7 4 1 12 3,500 9 9 3,750 1 1 5,250 1 1 合計 96 40 10 54 200
- コンテンツ容量は「ゲーム」のみ。セーブデータ、パッチおよびDLCに必要な容量は含みません。
- コンテンツ容量は切り上げ(ROUNDUP)としており、あくまでも概算です。
メモリカードとVitaカードのみのグラフ
偶然たまたま200タイトルだったのは幸運と言えよう。なんとなく限がいい。
オンラインタイトルはアップデートが頻繁に行われるから正直上記の容量じゃ到底足りていないので除外し、DL専用も除いた「メモリカード」と「Vitaカード」のタイトルだけでグラフにしてみた。
そして、表だけだとボンヤリするけど、グラフにしてみると興味深い「山と谷」があるのが判る。
これだけ見ると「なんだこの "ふたこぶラクダ"は」という風に見えるかもしれないが、これはつまり
「Vitaカード容量 2G/4G それぞれの壁」
を表していると考えて間違いは無いんだろうと思う。
2GBのVitaカードに収めたいから、1.5GB前後に押さえ込み、収められなかったものはもう諦めたから4GBのVitaカードの限界までデータをつめちゃえ!
・・・みたいな。
ゲーム開発者のチャレンジとサービス精神のハザマというか苦悩が見て取れるというか。
その苦悩とも言える状況が垣間見えるもうひとつの表。
発売時期別コンテンツ容量分布
年月 1GB
以下2GB
以下3GB
以下4GB
以下合計 備考 2011年12月 6 10 2 1 19 発売月 ~2012年3月 5 6 3 1 15 ~2012年6月 5 1 2 8 ~2012年9月 6 4 5 1 16 ~2012年12月 1 1 8 2 12 ~2013年3月 4 10 4 2 20 ~2013年6月 1 7 3 2 13 ~2013年9月 1 5 5 2 13 ~2013年12月 1 8 3 8 20 12/5現在 合計 30 52 33 21 136
タイトル数不足などと言われつつも、なんだかんだで総計は各期間で出ていたりする。
それは本題ではないんだけど、注目すべきは「1GB以下」と「4GB以下」の列。
- 1GB以下は、減少傾向にある
- 4GB以下は、至近でかなり集中していた
と。
この結果から「将来的に増加傾向だよ」とは断定できないものの、「容量の少ないものはダウンロード専用などに移行する可能性は高そうだな」という事や、「いやもう、そもそもPS3などとのマルチタイトルの場合、4GBでも限界が近いのは確かなんだろうな」という事ぐらいは妄想しても良い様な気がする。
まとまりは無いけれども、今回はこんな話。