続・PSPリマスターとVita
以前、こんな記事を書いた事がある。
そんな中、個人的に気になったタイトルの発表があった。
PlayStation Vita オトメイトスペシャルパック
■ PlayStation Vita オトメイトスペシャルパック同梱内容
- PlayStation Vita 本体
- オリジナル版「薄桜鬼」のPlayStation Vita 移植版「薄桜鬼 鏡花録」(※)
- オリジナル版「AMNESIA」のPlayStation Vita 移植版「AMNESIA V Edition」(※)
※ 上記2タイトルをダウンロードしてお楽しみ頂けるプロダクトコードが同梱されます。
- ミュージックアニメーションビデオ「AMNESIA V Star」DVD
これ。
内容はまだ詳細発表はされていないものの、「移植」であるという事から、「リメイクではなくリマスターと呼んでもいいんじゃないか」ととりあえず考え、来年にはVita専用タイトルの続編も予定されているという話もある様だし、この流れって「冒頭に書いた通りの展開じゃん!」と言うかなんというか自分的にちょっと興味深い話なワケで。
PSP版のオリジナルは、パッケージであるUMD版しか出ておらず、現時点ではダウンロード版は当然無く「Vita互換」ではない。
そういう意味で、この「Vita移植版」はPSP版の単なるダウンロード版では無い。実は、最初にこの発表を聞いた時に疑問に思っていた部分がコレだった。PSPのDL版?それともVitaリマスター版?と。そして、それは後者だった訳で、こんかいの話としてはここが重要だと思う。
Vita本体が同梱されるみたいだけど、メモリカードは付かないのかしら。ダウンロード版なんだから付かないと困ると思うんだけど。その辺りの詳細は今後に期待したりして。
でも、この展開は熱い。
既にPSP版から移植されているタイトルはいくつかあるが、本体同梱までは珍しいので記事にしてみた。
今後、同梱まではともかくとして他のタイトルでも「リマスター」という形となる同じようなケースに波及する、増えていく可能性もあるし、非常に楽しみである。*1 *2 *3
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- Vitaタイトルとおまけの未来 (2012/12/18)
*1:PSP版を既に持っている人の中にも、リメイクを求めていないが、リマスター版で欲しいという人は一定の割合はいると思う。価格設定の関係などもあって一概にそれで利益が出るかは判らないから「するべきとは言わない」けれども、シリーズものである程度の需要が見込めるのであれば、こういうリマスター的なシリーズ展開は十分にビジネスになりうると考えている。
*2:あと、個人的な興味としては「セーブデータの移行」がある。コンテンツ管理を使う必要はあるとはいえ、PSPのデータはVitaで利用可能(セーブデータ取り込み)なので、この辺りの対応状況が気になる。もっとも、VitaからPSPへのデータ移行は無いので、一方通行での話だけど。
*3:この波及については、開発体制が維持されている可能性のある過去1~2年で発売されたものではなく、もっと以前の作品でも同様の事が起こる可能性があるかも知れないと考えていて、そのケースだと未プレイの新規ユーザ獲得の可能性も上がると思うし、とても興味深い。