みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

デジタルフォトフレームとVita

実家には、私が設置した「デジタルフォトフレーム」がある。

今調べてみたら、設置したのは一昨年の12月なので1年以上前だけど。

関連記事(本館)

で、なんでこの話が突然出てくるのか?というと、年末に帰省してそれを目にしたり、torne PS Vitaが出て自分がクレードルに載せてひたすらVitaを眺めていたりすることが増えたのと、Vitaのバージョンが2.0になったことをぼんやり考えていたりしたら、この製品イメージと被る所にたどり着いたからだった。同じじゃないんだけど、なんか。

なので、題名の件。

「Vitaをデジタルフォトフレームとして使う」

の可否的な所を考えてみることにした。

本当に使うとかそういうことか、そうしたいとかそういう話とは別として。今回は妄想というより「IF」的な話。


デジタルフォトフレームの追加機能要件

デジタルフォトフレームと呼ばれるものが製品としてかなり数が出るようになってから数年。デジカメの復旧や、液晶の高精細化、バックライトの長寿命化などで今ではプレゼントとしてもかなりお手頃価格で買えるようになってきた。

最近では、食品売り場や文房具、台所用具などの売り場で「製品説明用ビデオ再生端末」として使われているケースもよく見かけるようになった。ゲーム屋さんやビデオ屋さんなどでも製品デモのPVなんかを流している所はむしろ普通すぎる感じであるし。

もちろん、製品としては高機能なものから低価格なものまで様々だが、いわゆるデジタルフォトフレームとして製品の機能が限定されているため、特徴付けは追加機能で行うしかない。そういう意味で、追加機能的な所をいくつかピックアップしてみると、

デジタルフォトフレームの追加機能
  • 日付・時間表示/天気情報表示機能
  • ラジオ(インターネットラジオ含む)機能
  • 音楽再生/ビデオ再生機能
  • NAS(ネットワークストレージ)対応機能
  • SNS・メールアカウント連動機能
    • 画像の自動受信、共有

とかになるだろうか。まぁ、他にもいろいろあるだろうけどとりあえず。

デジタルフォトフレームが登場した当時はまだ少ないボタンで無理やり操作する感じのものが多かったが、現在ではタッチパネルが主流となっていて、本体いっぱいいっぱいに液晶画面が大きく配置され、最小限のボタンとタッチパネル操作になった。

これにより、結果として多機能化して設定する箇所が増えたとしても、使い勝手は決して落ちない(画面に任意のボタンやメニューが配置できるため)という所でいろいろ相性が良い感じで、上記のような機能も上位モデルに限らず最近は普及モデルでも普通についている時代になった。

まぁ、設定自体が簡単かどうか、誰でも設定できるかどうかはまた別の話ではあるけど。


Vitaの所有機能とフォトフレームの可否

で、本題。

Vitaをクレードルに乗せたりして使っている人は結構居ると思う。

先日対応されたばかりの torne PS Vita なんかはまさにクレードルを買っておいて良かった!と本気で思ったぐらい便利だし、一部のゲームなんかはずいぶん前から常時起動しておきたい!というタイプのものも割とある。アプリとして、めざまし同盟などの時計モードにしている人も居るだろうし、近々発売される某RPGなどは特典として時計アプリが付くみたいだし。

そんな中、もし「Vitaをフォトフレームにするのに機能的な問題はあるか?」と考えてみると、「いくつかの問題があるが、機能的には既に十分満たしており、ほぼ問題はないと」考えられる。

具体的にいうと、

Vitaのデジタルフォトフレーム機能対応状況
機能 Vita 備考
写真の表示 ○ フォト スライドショー利用
日付・時間表示 △ めざまし同盟 アラーム利用可能
天気情報表示 ○ マップ 地図上への天気表示
ラジオ × 対応なし インターネットラジオ未対応
音楽再生 ○ ミュージック Music Unlimited等もあり
ビデオ再生 ○ ビデオ オンライン動画配信もあり
NAS対応 △ コンテンツ管理 PC接続先でNAS風の利用可
SNS画像受信 Twitter 画像のみ受信の機能未だなし
メール画像受信 △ メール 画像のみ受信は機能未だなし
スケジュール連携 △ 勇者のきろく Googleカレンダー対応
  • Vitaで標準またはアプリにより類似する機能があるかどうかの機能対応状況。
  • 実際にデジタルフォトフレームとして使えるという意味ではない点はご注意ください。

という感じ。

ただ、Vitaとしては「フォトフレームとして各機能が連携されていない」という状態ではあるけど。現時点として。


まとめ

そもそも「Vitaをデジタルフォトフレームとして使いたいか?」という話は、冒頭にも書いた通り「そうしたいかは別」だと思う。

だけど、「日常的に常時使う」では無くても、「一時的にそんな風に使いたい」というニーズはきっとある。

まさにそういう人の為に「PSM (PlayStation Mobile)」などのアプリ配信の仕組みもあるから公式の機能、アプリとしての配信を望むものではないけれども、それを出来る素養としての機能は既に十分に満たされているという訳で。

いや、まぁ、それ所じゃないよね。機能的には。

たとえばVitaアプリとしてのフォトフレームだったら、こんな機能になるとかも考えられそうかも。

Vitaのフォトフレームアプリ(妄想)
  • 「カメラ」に保存されている画像の内、特定フォルダ(またはアプリによってチェックされたもの)のスライドショー表示
  • 「日付・時間表示」が出来、デザインは複数パターンから選択可能。また、DLCで対応。
  • 「天気情報」の表示が出来る。位置情報は「マップ」と同様に自動取得。
  • 「ミュージック」によりカスタムサントラとして任意の音楽を流せる。
  • 「メール」「Twitter」などの新着がある場合は新着内容を表示。
  • "Googleカレンダー"からスケジュールを取り込み、時間前には自動でアラーム通知

とか。個人的には画面内に縮小表示された動画再生なんかがあってもいいかも!?と考えたけど、今のところ動画のアプリは全て「ゲームモード」だったのであきらめてみた。

でも、アイデア次第で他にも色々出来そうだし、実際にVitaを目覚まし時計として使っている人、常時起動している人はいるだろうし、そういうニーズは決して少なくないと思う。そこに表示させるものの一つとして「フォトフレーム的な使い方」があってもいいでしょう?というだけで。

そして、従来の受動的で置き場所的に固定的なフォトフレームではなく、より身近で持ち歩けるコンソール的なフォトフレームというのももしかしたらありかも知れないと思った。単なる目覚ましやアラームとして知らせたら終わりではなく、それをクレードルから手にとって「よし、行くか!」「お、そろそろ始めるか」という使い方が出来るという意味で。


とまぁ、違うと言いつつやっぱり最後は妄想だったけど。

今年に入ってから初の妄想記事かな?初妄想としてはこんな所で。