PlayStation Plusのリニューアル内容の発表について
タイトルの件。以前も少し取り上げた件。
そろそろ発表はあるだろうとは思っていたけど、うっかりしていたら既にプレスリリースが出ていた。
っていうか、このリリースにPlayStation Plusのホームからたどり着けないっていうのはサービスとして「どうなのよ!」「何も考えてないじゃない。バカじゃないの?」「まぁ、別にわたしは興味ないからいいんだけどね?」(ツンデレ風)みたいな。
ここから先は妄想気味の記事。なので「プレスリリースだけを信じて欲しい」と先に断っておく。
プレスリリースはこちら。
PlayStation Plusサービス内容リニューアルのお知らせ
サービスリニューアル実施日 : 2012年11月20日(火)
PlayStation Plus 商品詳細(2012年11月20日より)
PlayStation Plus(PS Plus)は定期サービスです。サービス購入時に選択した利用期間が終了する際に、事前の通知なく次の期間のご利用に必要な金額がウォレットから自動的に引かれ、サービスの利用期間が更新されます。
リニューアル内容
- <PlayStation Vita(PS Vita)対応>
- PlayStation 3(PS3)に加えて、PS VitaでもPS Plusをお楽しみいただく事ができます。
まずはこの内容を熟読していただいて、以下は誤解の無い様に!という事で。
自動ダウンロードはPS3よりVitaの方が優先?
「優先?」というワケではないんだけど、「リニューアル内容」の所を見ると面白いことが書いてある。
自動ダウンロード
- 変更後(2012年11月20日より):
- (抜粋)自動ダウンロードはPS3は2日ごと、PS Vitaは毎日行われます。
ここ。
普通に考えてPS3の方が有線ケーブル接続で速いだろうし、いつでも起動できるだろうし?という気がするんだけど、Vitaは「毎日行われる」との事。なんか不思議。
いろいろ考えるところはあるんだけど、既にもうすぐ7年目に入って安定していると思われるPS3に対して、まだまだ一年生なVitaの場合はシステムソフトウェアのバージョンアップも頻繁に行われるだろうし、サポートという意味でも、出来るだけ速い対応をしたいのではないか?と思ったりもする。
また、今後発売されるタイトルとしても、オンライン対応のゲームが数多く出てくること、もともとVitaがネットワーク依存型の携帯ゲーム機であることを踏まえて、ゲーム側のタイトルも頻繁にアップデートが行われるという事を前提としているのではないか?と思う。
まぁ、単純にPS3の普及台数が多いから頻繁に接続されるとキャパシティー的にとんでもないことになるという事もあるんだろうけど。きっと。*1
- 追記(2013/11/6)
- Ver.3.00からPS Plus会員以外についても「システムソフトウェアの自動ダウンロード」が設定できるようになりました。各ゲームやアプリのアップデータについては従来通りです。ご注意ください。
トライアルの意味合いの変化?
個人的に、非常に興味深かったのはここ。ここについては「変更前」と比較する感じで書いておきたい。
◆トライアル
- 変更前:
- 毎月選ばれた1本以上のPlayStation Store(PS Store)で販売中のコンテンツを無料でダウンロードし、30日の有効期間中、起動から一定の時間が経過するまでの試遊を行うことができます。
- 変更後(2012年11月20日より):
- PS Storeで配信するコンテンツを無料でダウンロードし、30日の有効期間中、起動から一定の時間が経過するまで試遊することができます。
・・・あれ?という感じ。いや、まさか?という感じ。
こういうリリース記事というのは、誤解しやすい範囲みたいな情報はかなり限定的に書くのが普通なんだけど、この書き方を割りと素直にとらえると「PS Storeで配信する(全)コンテンツを」と読み取れなくも無い。わざわざ変更しているという意味においても。
いや、まさか「数字が書いてないだけだろう、具体的に」と思うものの、「フリープレイ」の方には、前回のプレスリリースと同じく数字が具体的に書いてある。
・・・ね?
この数字が書いていないということは、具体的な下限/上限の設定が出来ないほど多いのか、そもそも上限などというもののない「全タイトル」という事になるのか?と。
しかも、文中に書いてある「PS Storeで配信するコンテンツ」というのは、当然「Vitaタイトルに限らない(可能性がある)」ということ。
であれば、PSPタイトルはもちろん、PSアーカイブスなども対象になる。
これ、何気に凄くね?いや、まさかね?というぐらい。*2
ディスカウントは割引率が不定に。
残念ながらというか、「ディスカウント」については変更内容が寂しい感じに変更された。
とはいえ、「残念」と思うには気が早い。
むしろ先のトライアルの場合と同様に「コンテンツ数(本数)」の指定がなくなったことと、「割引率の規定がない」ということを好意的にとらえるべきだ。
というのも、本数がなくなったということは(全タイトルとは言えなくても)限定されずに割引価格でダウンロード版が買えるということになる。むしろ、ダウンロード版購入が促進される可能性もある。
また、割引率の規定がなくなったということは、低価格のコンテンツも対象になる可能性が高いということ。
つまり、今までは「ゲームのみ」だったのが「DLCなども対象となったり、ミニゲームなども対象になる」という可能性も高いのではないか?と考える。*3
まとめ
前回の「フリープレイ」に関するニュースリリースの時には、それほど大きなメリットを感じなかったけれども、今回の変更内容、リニューアル内容は好意的に考えればかなりお得になる可能性は高い。
特に毎月のようにゲームを買ったり、毎日のようにゲームを楽しんでいる人にとっては、毎月500円という価格は決して高くはないかも知れない。
まだ始まってないから断言できないけど。
あと、記事であえて取り上げなかったけど、「更新タイミング」は「毎月第三水曜日」の月一回だったのが、「不定期」に変わったそうだ。これの意味するところは、それだけ配信されるタイトル数が多くなり、変更が頻繁に行われるという事を示唆していると考えて、たぶん間違いない。
また、トライアルの充実により、発売/配信後の体験版については、メーカー側が製品版と別に体験版を用意する手間を軽減し、また購入する側も安心して動作を確認できる非常にメリットの高いものになるだろう。無論、発売前の体験版というのは今後も宣伝という意味で行われていくだろうけど。
PS Storeを日常的に、かつ趣味的に眺めているのが好きな私にとっては、このリニューアルは結構興味深いものになってきた感じがする。
ちょっとソワソワしてきた。