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ニコニコアプリ更新(1.03)とパーソナルテレビ

昨日。「ニコニコ」のアプリがバージョンアップとなった。

バージョンは 1.03。公式チャンネルの動画や生放送に対応した。有料生放送には未対応。*1

待望されていた「動画投稿」とか「生放送配信」とかはまだ未対応。これの対応が4月ぐらいと言っていた気がするんだけど。ま、ここは残念だが、この話はまた別の機会に書く。

で、早速。昨晩にアップデートしてアニメを一本見た。

まぁ、選んだのは「鷹の爪」だったりするので画質がどうとか言うのはなんかこう違う気がするんで、そういうコメントはしないんだけど、それはそれとして思った事を書いておきたい。

今回は、割と短めで。

パーソナルテレビのもうひとつの形に

以前、こんな記事を書いた。

既に、各家庭の各個人用のテレビというのは比較的普通になっている。子供部屋にTVがあるのも割と普通だ。また、スマホやタブレットPCに動画を入れて持ち歩くというのも割と普通だ。

そういう意味でVitaで録画してある動画を見るという事は(PSPでも出来たし)別に新しいことでもないし、「個人用テレビとしても使える!」という事で大騒ぎすることでもない。

でもね。使ってみて感じたことはやっぱりストレートなことだった。

「これで十分だなぁ」

と。むしろ、

「アニメぐらいならこれで見たほうが気軽でいいなぁ」

だった。そもそも、「録画する手間」がない。

録画する手間の無い気軽さ

ニコニコ動画のアニメの公式チャンネルは、例外こそあれだいたい「最新話は無料」だったりする。

当然、ニコニコ動画で視聴可能になるのはTVの本放送より後が基本だが、地方によっては逆に早いという事もある。そもそも放送が無いという事もある。なのでニコニコ動画で見るのが楽しみ!という人も割といる。

昨今はアニメも深夜枠が多かったり、同じ時間帯に2本とか3本とか重なることがあったり、ビデオで録画予約するのも大変である。重なっている場合は、チューナーがダブルでも足りないことがあったりして悩んだり。

でも、ニコニコ動画で見る場合には話は違う。そもそも、チューナーとか考える必要ない。HDDレコーダーも要らない。自分で録画する手間がないんだから、これほど楽なことは無い。

そして、観る時間も深夜とかにこだわる必要も無い。曜日ですらこだわらなくていい。いうなれば、無料期間の間に見れればOKという程度の気楽さがある。

無論、知人や友人との話題作りに直ぐに見たいんだよ!という人については、今まで通りになっちゃうかもだけど、「うん。帰ったら観てみるー」程度でいいのなら、この程度の気軽さはホントにありがたいかもしれない。

観れなかったとしたらもちろん残念だけど、消す手間が無いから貯まっていくというプレッシャーも無い。

気軽だ。

視聴予約が使いたい

ただ、生放送の場合は少し話は違う。公式生放送には対応したものの、生放送はあくまでもその場限り。

パソコンなら視聴予約しておけばタイムシフト機能で見れる機能もあるが、現在はVitaではこの視聴予約も出来ないし、タイムシフト機能も対応していない模様。

これが出来たらパソコンを起動する手間もなくなるのにな?こっちの方が手軽で画質的にも内容的にも十分だよな?と感じる。

生放送を盛り上げる為のコメントを入れるのは、キーボードに比べれば手間だけど、視聴予約のタイムシフト再生なら関係ないしね。

でも「ながら視聴」はできない

まだ動画投稿とか生放送配信とか出来ないし、今後もバージョンアップをする予定はあるんだろうから、そういう所はいろいろ期待するものの、1つだけ気になったのはニコニコとかそういう以前の問題。

「ゲームしながら視聴する」「視聴しながらゲームする」

という「ながら作業」が出来ないことだ。これはもう、アプリのバージョンアップでどうなるもので無し。

昨今のオンラインゲームなどは、結構時間がかかるものが多い。いや、むしろ時間をわざとかけさせているという感じのものも多い。

それは1つのゲームの方向性だし、それが悪いという事は無い。むしろ、そういうゲーム性はそれとして大事だからだ。

でも、Vitaで動画を視聴しながらVitaでゲームを消化をする、VitaでゲームしながらVitaで動画を消化するという事はどうあがいても無理なワケで。もちろん、Vitaの動画視聴、ニコニコでも作業用BGMなどとして公開されている動画の再生はできるが、「Vitaでゲームしながら」だけは諦めましょうという感じ。

まとめ

今朝、電車の中で座席に座ってVitaを手にしている人を見かけた。

その人は録画していた何かのスポーツの実況を見ていたようだが、途中で寝ちゃったみたいで、降りる間際にふともう一度覗き込んだら再生が終わったのかファイル一覧が出て止まっていた。

Vitaも1つのパーソナルテレビとして普通に使えるところまで来たな、TVとは違うけど、もう1つのパーソナルテレビになってきたな?という感覚を持った。番組やアニメも見れる、ゲームも出来る持ち歩けるテレビとして。

子供の頃に、自分の勉強机の上にちょこんとTVを置いて宿題をしながらを見たい!と願っていたこと、が1つ実現したような感覚がある。ラジオを聴きながら勉強した時代の人としては。

なんか、ゲームしながら勉強とか無理だろう!というのは、確かにそうかもしれないけど、動画視聴は慣れてくれば割と出来る。むしろ、お気に入りの番組を流しながらの方が、何をするにも落ち着くという人もいるだろう。

ひとつの形として。

みんいつとかシェルノサージュしながら勉強するっていうのもありかもしれない。

ニコニコを観ながらご飯を作ったり編み物をしたりとかも普通にありだろう。

サムドラで攻め込んで、行動完了までの間にちょっと動画やアニメを消化したり。

めざまし同盟で生放送の開始時間をタイマーセットして、それまで全力でゲームをしてみたり。

「パーソナルテレビのひとつの形がもう1つ増えた」と思えば、いろいろ捗るんじゃないかな?と思った。

*1:「有料生放送には未対応」ってことは有料放送とか無料期間が終わった過去放送分はポイントがあれば見れたのかな?コインマークが出ていたのには気付いたけど、手持ちポイントが無かったし試しませんでした。