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Vitaに欲しい?「お小遣い帳 」

このブログでは、この手の話題は基本的に「妄想」です。

いいんです。別に。妄想しているときが楽しいんだもの。ゲームしてるときも楽しいけど。

で、タイトルの件。以前から

とかの妄想話を書いてきているが、その続きの話みたいなもの。

スマホにあって、今のVitaに無い機能をぼんやり考えた時に「電卓」が出てきた。

で、じゃぁ「Vitaで電卓とか欲しい?」と聞かれると、正直「いらないと思う」と答えざるをえない。あってもいいけど、たぶん使わないよね。いや、Wi-Fi版のマップ機能よりは使うかもしれないけど、単独で存在していてもゲームとの連動とか考え難いし。

え?昔は「ゲーム電卓」があった?

いや、そういう時代じゃないし。それはそれでレトロブームとしてはおもしろいかも知れないけど。

でも、電卓。されど、電卓。いっそのこと、電卓っぽいもので何か欲しいものあるかな?と思ったとき、思いついたのがこれだった。

「お小遣い帳」

今日はそういう話。


家計簿の今

ちょっとVitaから話が外れるんだけど、「家計簿」の話。

家計簿っていうのは、各家庭のきわめてプライバシーに近い部分なので、基本的に非公開が普通。むしろ、公開されている事の方が稀と言うか怖いと言うか。

でも、人類がお金と言うものを個人、家族で管理するようになってからたぶん数百年。一説には読み書き算盤が盛んだった江戸の時代で使われていたという記録も残っているそうだ。そして、家計簿を付けたいと言う人は、毎年春に沢山登場し、殆どの人は数ヶ月経たずに頓挫する。

家計簿は一日にして成らず。ある意味、英語などの語学より難しい。

不定期に家計簿とお小遣い帳はなにやら突然ブームが来たりするが、ここ数年前からは大ブレークこそしていないけど、「ネットワーク家計簿」とかは結構人気が出てきている。パソコンやスマホ、携帯電話の普及により、より手軽に記録が取れるようになったことが背景にあると思うが、銀行やクレジットカードなどの各種明細も最近はオンライン化が進んでおり、より一元的に管理するのにネットで行なうことが便利になってきたと言うこともある。

どこででも見れるし。いつでも見れるし。

そして、最近では「ソーシャル家計簿」というものも台頭してきている。


ソーシャル家計簿

先の段で書いた通り、そもそも「家計簿なんてプライバシーの塊だ」というのは誰もが考えることだ。

それこそ、収支はもちろんレシートなんかも最近ではシュレッダーにかけて捨てないと、「あそこの○○さんはいつもコンビニでパスタとおにぎりばかり買っているのよ。しかも深夜11時とかに買って」とかそういう事が噂されかねない。

怖い怖い。

では、なんで「ソーシャル家計簿」なんかが流行ってきているのか?というと、いろいろ理由は考えられるが今日の話としては以下の2つが考えられる。

  • あるものを買ったことを通知・レビューすることが出来る
    • 同じ商品を買った人同士がつながり情報交換や交流が出来る
    • 自分が買いたい商品を買った人を特定しやすく、評判を聞くことが出来る
  • 他の人の利用状況を統計的に見ることが出来る
    • 自分の食費の割合のバランスが偏っていないかとかがわかる
    • 家族構成とか自分の年齢などとの平均との比較とか
    • 地域ごとの特性(交通費やガソリン代など)も見れる

など。などなど。他にも一杯あると思うけど。

それぞれの人が「自分の情報」を報告することで「みんなの情報」になるという一体感。そして、自分に対する安心感を得られるとかそういう話だと思う。

平均より自分の光熱費が低ければ、「エコ頑張った自分!」が判るし、平均よりレジャー費が高ければ「ちょっと自粛する?」とか思うし、平均より教育・学習が少なければ、「自分、もっと頑張らなくちゃ!」って思うかもしれないし。

人、それぞれだと思うけど。

でも、そういうのあるよね?一種のゲーム感覚というか。


ゲーム機の家計簿、それはお小遣い帳

家計簿をゲーム機で全部管理するか?というと、正直その必要は無いと思う。

冒頭に書いた「ゲーム機に電卓が必要か?」というのと同じように使われないと言うか、そもそもゲーム機で家計簿を付けると言うには結構ニッチな需要だ。過去、そういうタイトルが発売されたこともあるにはあるが、ニッチな事には違いない。

だが、「ゲームは趣味」として考えるならば、まずは「レジャー費」と考えられる。それならば、「レジャー費専用の家計簿、そこだけ特化した家計簿があってもいいよね?」というのは、あながちダメではないだろう。

そして、「それってお小遣い帳だよね」という話で。


Vitaのお小遣い帳

もし、Vitaにお小遣い帳があったら。

まずは押さえておく大事なポイントとして「PlayStation Storeとの連動」だ。

今でもPlayStation Storeの「購入履歴」を見れば、ポイントの入出記録は見れる。

クレジットカードの登録をしていて決済は全てクレジットカード!という大人な人はともかくとして、毎月の限られたお小遣いでゲームを買ったり、DLCを買ったり。場合によってはビデオをダウンロードしたり、将来対応するかわからないけど音楽配信や電子書籍などが始まれば、そういうのもこのポイントを使うことになるだろうし、そしてそのポイントはゲームショップやコンビニで買ってくることになる。お小遣いで。

お金は出て行ったが、ポイントと形を変えて残っている。

形を買えたポイントも自分のお小遣いだ。

だから、この「PlayStation Storeとの連動」が重要になる。現金としてのお小遣いの管理と、ポイントの管理を同時に出来、そしてPlayStation Storeで何かを購入した時にはそれが手元の小遣い帳に自動的に反映されて普段はオフラインの状態でも見れる形になっていれば、これほど安心できるものは無いのではないだろうか。

また、(以前も書いたスケジュール機能と被るけど)「購入したいもの」も登録できれば、「現在の残高」と合わせて「目標額」が設定される形になる為、非常に励みになるのではないだろうか。


まとめ

「ゲーム機で家計簿とかつけてらんないよ!」という人がいるのは承知しているし、自分も家計簿ならつけないと思う。

だけど、ゲームは生活の一部、レジャーやエンターティメントであり、そこに支出が発生する以上は「お小遣い帳」というニーズは少なからずあると思う。特にある程度自由にお小遣いを設定できる社会人ではなく、親から毎月支給を受ける学生さんはあると便利に使うんじゃないかなぁ?と、思う。

月毎にグラフで収支を見れたり、今後の予定支出時期が見れたり。それを見るだけでもニヤニヤできそうだ。

当然、お小遣い帳なのでPlayStation Storeからの連動だけに限らずに、自分で入力が出来ることが大事だろう。PlayStation Store経由で買わずに、お店で買ったりすることもあるワケだし。ゲームに限らず。

本来であれば、昨今のネットワーク家計簿みたいにメールなどからも更新できるのが望ましいかも知れないが、それは現時点のVitaではちょっと難しい。ここは将来的な課題になる気はする。また、データはトロフィーと同じような感じでサーバと連動できればいいが、基本的にはオフラインでの利用になると思っているので、Vita上での管理をイメージしている。

では、この機能が標準機能としているか?というと、さすがに電卓なみに使わない気がするので、そこまで言うつもりはない。

また、ネットワーク、ソーシャルという意味でこのお小遣い帳をフレンドに公開したり共有したりするというのも何か違う気がするので、そこまでは考えていない。

でも、もともと PlayStation Storeで購入したものは現在でもアクティビティーとしてフレンドに公開は出来るし、それをもってトロフィーで自慢をしたりも出来る事を考えると、自分がお小遣いを貯めて、頑張って買ったものがアクティビティーで表示されるという流れだけでも、そのお小遣い帳の記録は「自分の頑張った記録」として意味を成すものになるんじゃないか?と、思う。

また、フレンドに限定せずにゲームの購入履歴や予約状況などが「統計的に見れる」と、それはそれで「うおーっ!頑張るぞ!」みたいな盛り上がりが出来たりするんじゃないかな?とか考えてみたりもする。

単なる電卓や表計算のアプリというのも汎用性があって便利だと思うけど、あえてゲーム機として機能を制限することにはなっても「お小遣い帳」というものがあってもおもしろいかもな?と思ったりした。


そんな感じ。