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Vitaの「バッテリー切れ警告」

追記 (2013/3/22)

本文と直接関係ありませんが「Vitaを充電しても起動しない」「バッテリー切れ」でよくある誤解を3つほど書いておきます。

完全放電後は起動しない
Vitaはバッテリーが完全に切れた後は、ある程度充電がされるまでは電源ケーブルがつながっていても起動しません。PSボタンがオレンジ色で明滅/点滅している状態です。点灯状態になるまでお待ちください。数分で戻りますし、その場合でもゲームは強制スリープで直前の状態が維持されている事もありますので、慌てない事が大事。
給電容量が足りない
純正のAC電源ケーブルの使用はともかく、USBケーブルになっている事でつなげられますが、PCやポータブルチャージャーなどのバッテリーからのUSB給電は出来ない事が多いです。これは給電容量が足りない為です。PSPや他の携帯機器が出来てもVitaは対応出来ない事がありますのでご注意ください。(給電量が十分なら使える場合もあります)
ケーブル逆差し/外れ
Vita(PCH-1000シリーズ)の電源ケーブルは勢いで逆差し出来てしまう事があるので注意が必要。また、本体およびACアダプタとの接合部が外れたりズレてたりする事もあるので、慌てないで確認を。(新型VitaはUSB type Bなのでこの問題はありません)

先週のPlayStation Vitaシステムソフトウェアアップデート Ver 1.60 で、「PSボタンが起動時常時点灯」になった事を受けて、「バッテリー切れになるときに何か警告が出るのかな?」と思い、週末やってみた。

こういうとき、熱中できるゲームがあると言うのはいいよね。

って感じでずっと「ラグナロクオデッセイ」をやってた。

ま、ゲームについて書く日記じゃないのでタイトルはどうでもよくて。

個人的に「残念だな~」という部分と「あぁ、そうなんだ」という部分の2点があった。


バッテリー切れの警告について

Vitaのバッテリーについては、以前も書いたけどフル充電で「3~5時間」ぐらい遊べる。今回は別にそれを検証する話でもないので、時間については書かないけど「その間ずっとゲームやり続け」てた。休憩も取らずに。スリープにしたりもせずに。さすがに疲れたよ。

で、バッテリー切れの警告は以下の2つしかないことが判った。(3つあったので追記)


1.メニュー画面内のバッテリーマーク

携帯電話や他のモバイル機器でもおなじみの「バッテリーマーク」は、Vitaの場合も同じようにだんだん残量が減っていくのが判るようになっている。正確に数えてないけど、5~6段階ぐらいあるんじゃないかな?

で、そのマークなんだけど、

バッテリー切れが近付くとマークの色が緑色から赤色に変わる。

事がいまさらだけど判った。まぁ、今までそこまでギリギリで使ってなかった事がバレバレですか。

このマークが出てから20分くらいで切れるイメージかな?結構ギリギリ。

ただ、そもそもこのマークは「メニュー画面に戻らないと気付かない」「ゲーム中はゲーム画面内には表示されない」という場所なので、「これは見ないよな~」というのが正直な所。

特に、オンラインで対戦中など遊んでいる時は、メニュー画面に戻るという事自体がネットワークプレイの切断を意味してしまうことになるだろうから、気軽に見に行ける場所じゃない。

ハッキリ言えば、『この場所じゃダメだよね』という感じ。

追記(2013/12/27)
いつのバージョンアップだったかは覚えてないけど、PSO2についてはマップ移動のロード画面表示時にVitaホーム画面の上部(時間やバッテリー表示など)を出すようになったので、バッテリー切れを意識しやすくなっている。この改善は結構良対応だと思う。

2.ゲーム中のバッテリー警告メッセージ

上のマークとは別に、ゲームのプレイ中に『バッテリー切れ』のメッセージが画面内に表示された。

これについては正直予想していなかったので驚いた。あ、そういうことするんだ・・・と。一応、具体的な言葉として書くとすると、

バッテリー切れが近付くと画面左上に「警告メッセージ」が数秒表示される。数秒。

このマークは、先の赤色になるタイミングよりさらにギリギリみたい。残り5分とか10分ぐらいかも。

ただ、このメッセージも「一度見逃すともう二度と出てこない」「画面左上で目立たないサイズなのでプレイに集中していると見逃しやすい」「数秒しか表示されないので見逃しやすい」という事で、「これは気付かないよな~」というのが正直な所。

今回の場合は、「かなりバッテリー切れを意識しながらやっていた」ので気付いたけど、たぶんこれ「ダメ」だよ。

ちなみにメッセージは、「スクリーンショットが撮れない時のアイコンと位置と同じ」である。モノトーン調の画面で非常に目立たない。


3.PSボタン長押しによるバッテリーマーク確認 (追記分)

たぶん、一番安全にPSPの時に近い感覚でバッテリーを確認する方法は、この「PSボタン長押し」による画面輝度やボリューム変更の画面を呼び出すことだと思う。

長押しでない場合は、1つ目のメニュー画面に戻ってしまうので、オンライン対戦中は注意。

この画面自体は普段あまり使わないんだろうけど、バッテリー残量と現在の時間、通信状態を上部のパネルでチェックする・・・という意味でなら、比較的使いやすいかもしれない。

今後、この上部のパネルに常駐するアイコン、アプリが結構出てくるかもしれないし、そうなった時は比較的普通にこの画面を呼び出す癖が付いているかもしれない。

もっとも、「長押し」という時点でちょっと面倒な感じがあるけど。

(追記ここまで)


PSボタンに変化はなし

ってことで、意図的にバッテリー切れにして判ったのは、この2つ。

  1. メニュー画面内のバッテリーアイコンの色の変化(赤色)
  2. ゲームプレイ中画面内への一時的な警告メッセージ

だけである。実は期待していたんだけど、PSボタンはバッテリー切れを示すような表示変化は見られなかった。「起動時常時点灯」のままであった。

PSPの電源ボタンは、バッテリー切れが近付くと点滅が始まる。ほかのゲーム機でもそういう仕様のものは多い。

だが、Vitaの場合は画面上への警告だけでボタンの点灯変化はなかった。これはちょっと残念かな?という感じである。

バッテリー切れ時は強制スタンバイ

いざバッテリー切れになると、ゲームプレイはどうなっちゃうの?!という心配があるかも知れない。この点については、自分も良く判っていなかったんだけど、いざやってみて驚いた。

バッテリー切れになると、突然画面が暗転し、バッテリー切れを示すマークが表示され、強制スタンバイになる。

という仕様の様だ。強制スタンバイ。

具体的に言うと、ゲーム途中で電源ボタンを押した状態と同じだが、スリープと違いバッテリーを極力使わないモードになる。

この仕様のお陰で、

再びバッテリーが充電されてから電源を入れるとゲームはその直前の状態から再開される。

という動きだったんで、ある意味「バッテリー切れまで遊んでも安心」と考えて良さそうだ。ただ、メモリカードにデータ保存中などの場合はどうなるのかわからないので無理も油断も禁物として。特に、Vitaの場合は「オートセーブ」に対応しているタイトルも多いので注意・・・かも。

ただ、それはそれとして自分はてっきり電源断になると思っていたので、「あぁ、そうなんだ!」という感じで結構驚いたのだった。

まとめ

という感じで検証というか試してみたんですけど、結論を言えば

PS Vita のバッテリー切れは体感的に突然やってくるので注意が必要。PSボタンは変化しないので、自分でバッテリー残量は意識しながら遊んでね!

であり、利用者側にやさしくないなぁ・・・という印象。

やっぱりデザインを優先して、機能面の整理が追いついてない感じ。

今回のバージョンアップで「起動時常時点灯」にしたんなら「常時点灯じゃない状態になったら異常ってわかるよね?」という形で、「バッテリー切れ警告のメッセージ表示後は点滅」とかに変更してもよかったと思う。


この辺りはダメだ、と思う。わりとホンキで。