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Vitaの「メッセージ」 の将来性

追記(2013/11/8)
本記事は2012年1月に投稿したもので、メール機能については2012年11月 Ver.2.00 より追加されています。また、本文中の「メッセージ」とは、「通知機能」のことで、2013年11月 Ver.3.00 より変更された「メッセージ」(以前は「グループメッセージング」)と異なる点はご注意ください。

パソコンにもスマホにもあって、Vitaにないもの。

将来はどうなるかともかくとして、今ないものの一つとしては『メール』がある。

PSNとしてのアカウント登録をする事は出来るし、PSNの機能としてメッセージをフレンドに送る機能はある。

だが、パソコンやケータイ、そしてスマホを使っている人はよく思うハズだ。

『メールが届いたりするときにくる通知って便利だよな~』

と。

いや既に、それが当たり前になってしまっていて、思うことは少なくなっているかも知れない。でも、それが無くなると不安になって何度もメールチェックしてしまう人も多いという意味で、『通知』というものの重要度はかなり高い。

なんで、急にそんな話を始めたのかと言うと、

Vitaにはメール機能は無いけど、メッセージ通知機能はあって、将来的にコレはゲームで沢山使われる機能になるんだろうな』

という話をしたかったから。目新しい話ではないんだけど。

PSボタンの青いランプ

以前、『充電』の話をした時に、『PSランプ』の話を書いた。

PS Vitaには、PSボタンがあり、充電中や何らかのメッセージがある時に光る、と。フレンドの誰かがオンラインになったとか、ダウンロードが終了したとか、nearで新しい情報を取得したときとか。

画面上の情報ではなく、警告ランプ的な意味で使う事が出来るこのランプは、あるのとないのでは大違いなほど、重要な役目を担っている。

それにしては、設計がおざなりな気がするんだけど。

とはいえ、この青いランプが便利なのは、プレイ中というよりもプレイしていない時だったりすると思っている。

次に続く。

スリープ状態の意味

以前、『動作モード』の話をした時に、『スリープ状態』の話を書いた。

PS Vitaには、スリープモードがあり、画面が消えている時でもデータのダウンロードをしたり、nearなどで位置情報を取得したりしているよと。

いつかもっと詳細に書こうかな?とか思ってはいるんだけど、まとまっていない話として『バックグラウンド処理』というのがある。パソコンやスマホに詳しい人なら『サービス』といった方がシックリ来るかもしれない。

スリープ状態では、メインとなるプログラムは一時停止の状態となっていても、裏でプログラムを動かし続ける事が出来る。

このプログラムはどうやらメインプログラム側ではなく、よりOSに近い側で動かすようで、アプリケーションをインストールしたり、メインプログラムを起動した際に動かしたり出来ると思われる。

これにより、スリープの状態でも何らかの処理をし続ける事が出来るワケで、この処理の内容によっては面白い事が出来たりする。

その話は後に回すとして、その時に何か通知したい事があるとどうするのか。画面をONにするのか。

いや、しない。その時の為に用意されているものがPSボタンの青ランプだ。

青ランプがある事で、今使っていない人になんらかの変化が起きた事を知らせる事が出来る。

まるで、メールの着信があったかのように。

スリープ機能と電源断

Vitaを買った直後は、使い方がよく判っていなかったとかそういう事情もあって、比較的頻繁に電源を落としていた。例の5秒長押し。

今でも、自分のVitaについては、充電を開始するとタッチパネルが反応しなくなることがあるとかいう事情があり、たまにこの電源断をするが、それは不具合解消の為の再起動であって、今では

『PS Vitaは常時スリープ状態』

になっている。たぶん、そういう使い方をしている人は多いと思う。そして、もともとの設計として電源ボタンを5秒押さないと終了できず、起動も5秒押さないと出来ないという「どうかんがえても面倒くさい」という起動方法から考えても、

『PS Vitaはスリープによる待機状態が基本仕様』

なんだと推測できる。これは、スマホに近い考え方と言えるだろうか。

メッセージ

冒頭で『Vitaにはメッセージ機能がある』という話を出した。

メッセージはユーザ間のメールみたいなやり取りは出来ないが、アプリがユーザに通知したい何かがあった時に、OSの機能として「メッセージ」を受付、その内容によってPSボタンを青色に光らせる事が出来る。

今は未だあまり重要な使われ方はしていないが、以下の様な使い方はある。

  • フレンドの依頼が来たとき
  • フレンドのアクティビティーがオンラインになったとき
  • LiveAreaが更新されたとき (アップデートがあるとき)
  • アプリやデータのダウンロードが終わったとき

などなど。

このメッセージはOSがユーザに向けて案内をする総合通知の機能だが、このメッセージをリクエストするのはOSに限らない。普通のアプリからメッセージを送る事で、ユーザに通知をする事が出来る。

このメッセージは、電源断の時には当然発生しない。動作中か、あるいはスリープ状態の時に通知されるメッセージだ。先に書いた通り、PS Vitaが電源断の状態ではなく、スリープによる待機状態が基本仕様なのだとすると、メッセージについては、『ユーザに常に通知可能な状態を維持している』と言える。

将来的に

現在は対応していないが、例えば "LiveTweet for PlayStation Vita" がこの通知機能を実装すれば、起動していないときでもTweetの有無を監視し、ユーザ側に新着Tweetがある事を通知してくれることだろう。(下手するとTwitterの場合はフォローが多ければ常時つきっぱなしになってしまうため、ありがたみは薄れるので工夫がいる気はする)

また、ニコニコ動画の"ニコニコ"が、事前に登録しておいたニコ生の予約について、開始直前にアラームとして通知してくれることも出来るかもしれない。ニコ生アラートみたいな機能を実装する事も考えられる。

たとえば、ゲーム内のキャラクターとコミュニケーションをとる必要がある場合。ユーザ側からのコンタクトについては、特に問題は無い。ゲームを起動すればいいんだから。

でも逆に、キャラクター側からコンタクトを取りたい場合はどうなるのか。たぶんこの、サービスを利用したPSボタンでの通知になると思われる。

だから。だからきっと、将来的にこのPSボタンの色は、『ゲームで活躍する』と考えている。

既にいくつか発表されているが、オンライン専用ゲームで、何らかのイベントが発生した場合。メールが届くでは無いかもしれないが、ユーザに通知する手段として、PSボタンが光る事は、現在の仕様上全く難しい話ではなく、既に出来る話。スマホだとメールやTwitterに通知が届くと言うケースが多いかもしれないが、それとは少し違う形として。

3DSのすれちがい通信なんかでも、通知にしたがってランプが光ると言う同様の事は既に出来ている。PSPでは出来ないが、Vitaはできる。そういうアプリが増えてきたら、Vitaをスマホと同じように机の上に置いておかないと、落ち着かないような未来が来るかもしれない。

余談

スマホにはあって、パソコンにもVitaにないもの。

という意味では『バイブレーション機能』があるかも知れない。ブルッとする奴。

据え置き機のコントローラーには近年なにげに普通についているケースが多かったが、そういえば付いていない。無くて困るか?というと、特に困らないんだけど、あったらあったで面白そうな気はするんだけどなぁ?という気はする。

では、過去の携帯ゲーム機でバイブレーションを追加したケースはあったか?というと、ある様であまり浸透していない。不思議な位置付けにいる機能だ。

あっても普通だし、あると便利だとは思うけど、無くても困らないし、ゲームとしてはちょっとウザイかもだし。でも、あった方がゲームの幅は増える気がするし・・・みたいな。

将来的にバイブレーション機能が標準搭載されるゲーム機はメジャーになるんだろうか。個人的にはそこは気になる。