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販促的体験版のいくつかの形(2)

PSVita PSVitaTV COLUMN
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ずいぶん前の話。Vita発売から未だ6ヶ月ぐらいしか経っていなかった頃。

自分なりに興味深いと思った出来事として上の様な記事を書いた。あくまでも「Vitaに関して」の話ではあるものの、「販促的体験版」という意味では結構新しい仕組みは登場していると思っている。

そんな前置きがあり、今から1年半ほど前にもこんな記事を書いた。

そして、こうも思った。(Vitaに限った話ですが)

「体験版からLiveArea経由でのダウンロード版の事前予約配信の流れも出来るのかな?」

体験版をダウンロードしたり参加した人に特典DLCの配布とかも行われるのが普通になってくるのかな?アイテムだったり設定資料集(PlayView)だったり。これなら店舗予約でも問題ないし」

体験版自体に"キャラクター人気投票"となる様な"ミニコンテンツ"を入れておき、Webのアンケートではない形のインタラクティブ性と問題の少ない形での発売日まで継続的に続けるユーザコミュニティイベントやキャンペーンの形成も可能かな?」

と。

※下線は今回の為に追記

ここに来て、この試みの一環と思われるいくつかのチャレンジが起きているのでメモしてみる。

テーマやDL版によるキャラクター人気投票?

VitaのVer.3.30から対応した「テーマ」。ほとんどのものは有料で配信(販売)されていたり、ダウンロード版購入で特典として付いたり、製品版や刻印モデルなどの特典としてプロダクトコードが付いたりと、ほぼ毎週の様にテーマに関する情報は出ているし、実際に配信も増えてきている。

そんな中、一つの製品(タイトル)に関するテーマが一気に無料で配信された。

  • 彼女(あのコ)はオレからはなれない
    • 柚希はオレからはなれない
    • 紅葉はオレからはなれない
    • 茉菜美はオレからはなれない
    • 遥香はオレからはなれない
    • 碧はオレからはなれない

このタイトルの場合は、PS4版配信と合わせたという意味でも「販促的」なタイミングでの配信ではある。

もちろん、別にランキングというワケではないし、無料だから「全部ダウンロードする!」という人もいるだろうけど、メーカー側としてはとても貴重な情報源になるだろう。ダウンロード数はもちろん、評価なども気になる所だろう。きっと。


あと、1つのタイトルなのに期間限定のバリエーションで発売されたものもある。

  • ニセコイ ヨメイリ!?
    • 千棘セット
    • 小咲セット
    • 誠士郎セット
    • 万里花セット
    • るりセット

このキャンペーンは12月17日までなので、既に終わって現在は通常DL版しかストアには無い。だが、ダウンロード版の利点として個別の在庫を抱えないからこそ、こういう挑戦的なバリエーション販売が出来るし、その効果や販売推移のデータはメーカー側としてはやはり貴重な情報源になるだろう。

この辺り、とても興味深い。

体験版に特典、テーマを付ける

上の話とも一部被るんだけど、「体験版」自体にテーマを特典として付けるというのも始まった。

テーマを有料としたり、製品版の特典するのではなく、「体験してもらう事を前提とした、販促的体験版」の特典として。

さかのぼれば他にもあるんだけど、一番至近の発売だからピックアップしただけです。

とはいえ、今回のコレについて個人的に興味深いのは「別製品(SAO:HF)のDL版を購入済みの人にもコラボテーマを無料配信」としていたり、体験版と製品版で別のテーマを用意していたりするところ。単なる体験版配信ではなく、販促的側面としての意味を付加させている。*1

今までは「特典と言えばパッケージ版」というイメージだったのが、ダウンロード版であることのメリットがカード交換が無い事以外に出てきたという事。むろん、今までも初回特典的な意味でダウンロード版専用のDLCはあったりしたが、今後は廉価版の発売などに合わせてDLCをセット販売する時にも配慮した対応が期待できる・・・かも知れない。

むろん、メーカー側の努力によるものだけど。

体験版ダウンロード数で製品版に特典をつける

個人的に驚いた、今回の記事を書こうと思った一番の理由が、これ。

ガンダムブレイカー2 お試し共闘バージョン
■ダウンロード数に応じて機体をプレゼント!
『お試し共闘バージョン』のダウンロード数に応じて、「ガンダムブレイカー2」製品版をプレイして頂いている方全員に、ゲーム内で使用可能な下記の機体をプレゼント!

いわゆる「基本無料(アイテム課金)」的なF2Pのゲームでのダウンロード数によるキャンペーンや、製品版の予約数に応じての特典DLC配信というのは今までもあったので、驚かないところだったが、「体験版」でするというのは、正直驚いた。

というか、これは『販促的体験版』の典型的な使い方であり、また「ダウンロード数突破のお知らせは本サイトまたは公式Twitterにてお知らせいたします」という記載があって、これまた完璧な「販促」である。

Twitterをフォローしたら抽選で○○プレゼント!」より、よほど効果的だと思う。突破が気になる人はフォローし続けるし。

フォロー数だけを稼ぎたいなら、「フォローしたら抽選」の方がいいが、体験版のダウンロードであれば「Vita本体」(とアカウント)が基本的に必要になるし、興味がありそうな層(見込み顧客)の具体的な数も判るだろう。

全く興味が無い人はダウンロードしないだろうし、個人的に購入する意思がなくて、誰かに頼まれてダウンロードするとしても、その側にはアクティブ層は必ずいるし、そういう人が共闘を呼び掛けて結果的に購入者になる可能性も決して少なくは無いだろうし。

非常に、おもしろいなぁ・・・と思う。こういう話は。

まとめ

まとめとしては前回と同じである。

長くなったけど、まとめ。

「本当にそんなことできるの?そんなこと考えてるの?」

という点については、正直「知らんがな。あくまでも自分の妄想だがな」である。

でも、こういう事を想像するのはとても楽しいし、これが一つの例となってさらにいろんなマーケティング、セールスの方法が増えていくと楽しいだろうな・・・と思っている。

もちろん、紹介したそれぞれの方法は過去に全く例が無いワケではないし、斬新!といい切る程の話でもない。だが、ここにいろいろ試している感が読み取れた気がしたので、記事にしてみた。


正直、このテーマ(記事タイトルの意味)で2回目があるとは思ってなかったが、こういう話は大好きである。

Vitaに関係ある話、として。今回はこの辺で。

*1:この意味は、「今はお金が無くて買えないけど後で買いたい」と思っている層を逃さないために、体験版ではなくテーマを配信する事で、心離れを起こさないような配慮もしていると読み取った妄想での話。