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PSM Android OSバージョン4.4.3以降 対応終了のお知らせ

公式サイトにこんなリリースが出た。以前からそうなるだろうなーと噂になっていたものだ。

PlayStation Mobile Android OSバージョン4.4.3以降 対応終了のお知らせ

今後は、PlayStation Vita(PS Vita)およびPlayStation Vita TVに向けたコンテンツの制作支援に注力し、より多くの開発者の皆さまがゲーム専用機ならではの操作性を活かしたコンテンツを開発し、世界中のPS Vitaユーザーの皆さまに向けて配信することが可能な環境を引き続き提供いたします。

単に「やめる」という話ではなく、「方針転換をしました」という案内。

この話は、少し前に「Unity for PlayStation Mobile対応」のところで予想は付いた展開で。

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いろんな意味でPSMは制限があるし、Vitaアプリとして考えた場合でも制限があってスマホのアプリと使い勝手が同じというワケにはいかないし。

開発のリードプラットフォームがスマホ側に寄っていたものを、Vita/VitaTV側に大きく寄せて来たというか。

とうとう「寄り切った」というべきか。


こうなると、PSMの制限がいくつか大きく取り払われることになる。

個人的に考えている今後のポイント。

  • PSMはスモールアプリが作れなかった
    • 今後、PSMとしてスモールアプリが作れる可能性が出てくるかも
    • スモールアプリなら複数起動が可能になる(現在は1つしか起動できない)
  • PSMはCPUが2coreしか使えなかった
    • 今後、Vitaゲームと同じく3coreまで使える様になるかも
    • 利用できるメモリ領域も大きく拡張されるかも
  • PSMはパッケージサイズが1GBの制限があった
    • アップデート時のパッチ適用の考えがVitaと異なることが要因だった
    • iOSなどは現状2GBなので同じものが作れなかったが、作れる様になるかも
  • PSMはホームへの通知やスリープ制御が出来なかった
    • 自動スリープでOFFにならないように制限が出来るようになるかも
    • ホーム画面にPUSH通知が出来るようになり、右上のポップアップに出せるかも
  • PSMとVitaゲームの連携が出来なかった
    • 直接的ではないがオンラインを経由するなどで連携も可能になるかも
    • サポートアプリやコンパニオンアプリ的なものが登場するかも

などなど。

考えればまだまだ出てくるかも。

2012年から始まったPSM。2014年の中盤というかなり早い段階ではあるものの、大きく舵の取り方を変えた模様。

Vitaスマホの後追いではなく、「よりVitaらしく」を追求していくことを目指したものと言えるだろう。


もちろん、その前提として「Unity for PlayStation Mobile」があってこその展開だったんだろうから、ぜんぶつながっている話で。


個人的にとても興味深い。