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続・PSアーカイブスのフリープレイと市場リサーチ

本日、「続」な話2つ目。

今年の初め、上記の様な記事を書いた。現在行われているPS Plusの体験キャンペーンとPSアーカイブスの大量のフリープレイの関係を「市場リサーチではないか?」と推測した記事。

そして、この記事の後に「フリープレイに関する記載内容」が変更になった。その時の記事がこれ。

何がどう変わったかは今回重要な話ではないが、この記事を書いてから後のフリープレイのPSアーカイブスの配信状況で気になる点があったので、この辺りを書いてみることにした。


で、改めて前回の記事の表を更新する。

PS Plus フリープレイ(PSアーカイブス)配信時期一覧
配信年月 タイトル数 期間累積 終了時期 備考
2013年6月 123 123 ~2014/6 夏のPlus祭
2013年7月 10 133 ~2014/7  
2013年8月 13 146 ~2014/8  
2013年9月 15 161 ~2014/9 秋のPlus祭
2013年10月 12 173 ~2014/10 新型Vita発売
2013年11月 11 184 ~2014/11 VitaTV発売
2013年12月 9 193 ~2014/12 冬のPlus祭
2014年1月 12 205 ~2015/1  
2014年2月 69 274 ~2015/2  
2014年3月 0 274 (配信なし)  
2014年4月 6 274
+5
~2014/6 ※1、※2
2014年5月 0 274
+5
(配信なし)  
  • ※1 : 「フリープレイ(ゲームアーカイブス)」としてではなく「フリープレイ」枠として配信。配信期間も従来の約1年ではなく、2ヶ月程度
  • ※2 : 内1タイトル(パネキット)は、2013/9に配信済みの再配信。配信期間は変更なし。

と。

今年の2月に大量の配信があったが、以降はパタリと「フリープレイ(ゲームアーカイブス)」としての配信が止まり、2014年4月のアーカイブスタイトルの配信も、期間が以前までと明らかに違う状況だ。


つまり、2013年6月から2014年2月までの配信で(勝手な妄想ではあるが)「PSアーカイブスのフリープレイによる市場リサーチは終了した」と考えてよいのではないだろうか。

直接関係あるのかは判らないが、これらのタイトルを「SENオンラインストア」でカートに追加しようとすると「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と追加で表示されるし、何らかのデータは収集したのは間違いないと思う。まぁ、そこにフリープレイなタイトルは並ばないから、単なるクロスセルの典型的なパターンでしかないけど。


さて、なら今後の「フリープレイ(ゲームアーカイブス)」はどうなるの?という話では、2013年6月に最初に配信が始まった123タイトルの配信と、2014年4月に配信が始まった5タイトルの配信がまず終了する。

これらを除くと、151タイトルとなり、以降毎月10タイトル前後配信が終了していく事を考えると、「フリープレイ(ゲームアーカイブス)」という「初代PSタイトル遊び放題!(Plus会員なら)」の大盤振る舞い的な事は無くなっていくんだろう。もっとも「フリープレイに関する記載内容が変更」になった前の「年間55タイトル以上」という部分についても、ゲームアーカイブスは含めていない感じだったけど。


そもそも、自分的には「リサーチ結果によって人気ジャンルやタイトルが判ったら、それの続編や新作タイトルの開発を優先できるというメリットもある」と考えていたのが以前の記事の話だし、今後の事を考えるとまだサービス内容の詳細は未定ながらも、「PlayStation Now」(クラウドゲーミングサービス)で初代PSのタイトル配信が始まる際にも、配信優先度などでも影響していくと思うし、単に大盤振る舞いだったんじゃなくて、リサーチ的な意味合いの1年間だったんじゃないかな?とやっぱり考えている。


今後は、「フリープレイ(ゲームアーカイブス)」という大きな枠ではなく、PS3VitaPSPのタイトルと同じようにフリープレイに無いったり、ディスカウントなどになっていくんじゃないかな?と。

まぁ、あくまでも個人の妄想だけど。


過去のタイトルをフリープレイで集めたい!気になるタイトルはチェックしておきたい!という人は、来月までなのでお早めに!って事で。