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みた、こと。きいた、こと。

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VitaTV連携アプリ開発ガイドな話

今回のシステムソフトウェアVer.3.10で、「アイコン500個とか、カレンダーとか、DualShock4対応より重要なのはこっちじゃねぇか!」と個人的に思ったのがコレ。

PlayStation Vita TV連携アプリケーション開発ガイド

いや、カレンダーも重要だから後で記事は書きたいと思うけど。


そんなワケで、この「VitaTV 連携アプリケーション」って何さ?っていう話を。

いや、Ver.3.00の時にぼんやり考えていた事が、具体的に仕様として公開されたってことなんだけど。

(別に毎日チェックしていた訳じゃないから、昨日より前に公開されていたのかもしれないけど)

そもそもどんな機能なんだよ?

開発概要

PS Vita TVアプリケーション起動プロトコル“について

PS Vita TVのゲームやアプリケーションと、開発するアプリケーション間でデータ通信を行うことで、PS Vita TVと連携した機能を開発することが可能です。

つまりこれ、パソコンだろうがスマホだろうが「同一ネットワーク上にある機器であれば、VitaTV上のアプリを呼び出してそこから操作する事が開発すれば出来るよ」という事。

その具体例が、Ver.3.00 で追加された「VitaからVitaTVにビデオ映像を送って表示させる」という機能だったワケだし、今回のバージョン(Ver.3.10)で追加された「VitaからVitaTVに写真を送って表示させる」という機能なワケで。


そして、重要なのが「操作する側はVitaに限らないよ。端末はなんでもいいよ。自分で開発も出来るよ」と言っているのである。


すげぇ。


むしろ、基本的にはVita専用アプリでの開発では無い模様。サイト内のFAQに書いてある。

Q.
PS Vita TVと連携した、PlayStation Vita規格ソフトウェアを開発することはできますか?
A.
本サイトで掲載されている技術情報では、PS VitaおよびPS Vita TV上で動作するアプリケーションの開発はできません。PS Vita上で動作するアプリケーションの開発を希望される方には、PlayStation Mobile (PSM) Developer Programをご案内しています。
PlayStation Mobile Developer Programは、こちら。

との事。

つまり、VitaのゲームからVitaTVを操作するというのではなく、PSMで開発したアプリからVitaTVを操作出来るという事なワケで。

PSMであれば、Vitaはもちろん、スマホでも動作する(対応機器に限られるけど)から端末を限定していないと言える。もちろん仕様自体は別に機種に依存していないので、パソコンはもちろん、専用デバイスでもOKなワケで、かなりオープンな話。

たとえばどんな事が出来そうなの?

VitaTV側で制御出来るアプリケーションがまだ限られている(詳しくは調べてない)ので未だ「ビデオ」ぐらいしか使い道は無さそうではあるが、それだけでもいろんな事が考えられる。


最近のスマホは「リビングのテレビに映像を送れる」というアプリ(機能)がある。HDMIで繋ぐというケースもあるし、ネットワーク越しというのもある。この内、ネットワーク越しの方についてはこの「VitaTV連携アプリ」の機能で対応できる訳で、VitaTVが繋がっているテレビであれば、(今後スマホなどのアプリがこの機能に対応すれば)どんなスマホからでもケーブルいらずで出力できるようになる。

同一ネットワーク(具体的には家庭内LANのレベル)の場合であり、特にSENアカウントなどは関係ないので、実家や友達の家のVitaTVに対しても送る事が出来る。いちいちアカウントを気にしたりする必要は無い。


また、パソコンなどのプレゼン資料などもVitaTVに送るという事も出来る。この場合はビデオである必要は無いので「フォト」の方を使うかも知れないけれども。

そして、フォトからビデオへの切り替えも、またそのパソコンやスマホなどのアプリから任意で出来るという話で。


ゲームに少し踏み込むと、例えばパソコンでプレイ中のゲームを(ゲーム側が対応する必要はあるが)リビングのテレビにVitaTVを介して送る事が出来るし、その際に出す映像はパソコンの画面と変えても良い訳で。具体的には体力ゲージとかマップなどの邪魔なコンソールは非表示にして背景とキャラクターだけを大迫力で出してみるとか、スポーツなどではプレイしている人は自分視点でも、テレビの方には番組よろしく様々なカメラ視点で出力されるという事も可能だろう。

そういう一種の「セカンドスクリーン」的な使い方も出来る。


ゲームでは無く、例えばビデオカメラにこの機能が載っていれば、ビデオカメラから無線で映像を直接VitaTVに飛ばし、ビデオカメラで録画しながらみんなでライブを楽しむという事も普通に出来る。

ビデオカメラではなく、デジカメでの対応も当然普通に出来る。まぁ、ビデオカメラやデジカメについては、そもそもDLNA(DTCP-IP)での対応で間に合う話かもしれないけど。

まぁ、パソコンやスマホに限られる必要は無いという話として。


まとめ

この機能、まだまだ未知数ではある。

でも、個人的に興味深いのは「Vitaの機能」ではなく「VitaTVの機能」と差別化されているという点。

VitaとVitaTVは同一のOSになっているが、その求められている性質は携帯ゲーム機のVitaと据え置きゲーム機のVitaTVで全く異なる。この異なっている点を進めていった先の「脇役に徹したコンパニオン端末としてのVitaTV」という新しい側面というか、姿が見えてきた事だと思う。

無論、その傾向は以前から見えてきてはいたが、今回でさらに具体的になってきたというか。


この機能、個人が楽しむ為に作る事も出来るし、ソフトウェア的なアプリケーションとしての製品としてはもちろん、ハードウェアメーカー側のアイデア次第でいろいろ出来そうな気がする。

先に述べた通り、今はまだ「ビデオ」や「フォト」ぐらいしか機能が無いので、「それならDLNAでいいじゃん別に・・・」という話かもしれないが、この話はそれに限られていない事が出来る事を示していると考えている。それ以外でのこの機能に対応したVitaTV側で動かすアプリケーションが増えていけば、想像力の限界までいろんな事が出来てくる可能性すらある。(標準アプリ以外でもこの連携で対応できると考えている)


まぁ、妄想しすぎは毒だけど。


でも、これ。「VitaTVは出来るゲームが少ないVita」というネガティブな、どちらかというと「それならVitaでいいじゃん」的な話では無く「VitaTVはVitaに非ず」というポジティブな独自の立ち位置、性質を示していると考えると、かなり面白いと思う。


非常に興味深い。