DMMアプリ更新とVitaとVitaTVのサービス差異
昨日のニコニコアプリの更新に続いて、本日も興味深いニュースが飛び込んできた。
DMM.com、「PlayStation(R)Vita」にて3月13日より 動画配信サービス提供開始
株式会社DMM.comが運営する総合サイト「DMM.com」では、2014年3月13日(木)より
PlayStation(R)Storeで現在公開中のアプリ『DMM.com』を株式会社ソニー・コンピュータ
エンタテインメントより発売中の「PlayStation(R)Vita」へ対応致します。
(抜粋)
とまぁ、公式サイトではないニュースサイトの記事だけど。
VitaTVが発売された時(2013/11/14)、VitaTV専用アプリとして「DMM.com」が配信開始された。それから約4ヶ月。このニュースの通りにVitaでの対応が開始されたというのは、非常に喜ばしい事だ。
VitaとVitaTVの差異が無くなったという意味で。
ただ、そこは携帯ゲーム機であるVitaと、据え置きゲーム機寄りなVitaTVでは動作環境が違う。という事情を汲み取っての「サービス差異」が出ている所がとても興味深い。
上記の記事での差異部分をピックアップすると、以下の箇所がある。
Vita対応の部分
2. ビューアサービス
PC・スマートフォンサイト「DMM.com/DMM.R18」で購入済みの動画(単品・月額)をPlayStation(R)Vitaから視聴いただけるサービスです。
これまでPC、スマートフォンで視聴いただいていた動画がPlayStation(R)Vitaからも視聴できる※ようになります。
※一部の作品のみが対象VitaTV対応の部分
2. HD再生(ビューアサービス)
現在ご提供していますビューアサービスについて、HD(ハイビジョン)再生に対応致します。
従来よりもより高画質で作品が視聴いただけます。
※HD再生の対応は一部の作品のみとなります。※上記は部分的な抜粋ですので、詳細は前述のリンク先か公式の発表をご確認ください。
単純に「同じアプリで同じ機能」というのではなく、VitaTVは「HD再生に対応」という点でサービス差異が生まれている。
Vitaは携帯ゲーム機として、VitaTVは据え置きゲーム機寄りとしての機能差異。
使う環境や状況に配慮したこういう差別化は非常に好ましいと思う。そして、アプリがVita/VitaTVで共通である事も大事。
というのも、現在「torne」についてはVita版とVitaTV版で全く別々のアプリ*1となっているし、別々に購入する必要がある。こういうのは有料でも仕方が無いとはいえ「別々に買う必要ある?」という感情的な部分もあるので、出来れば「同じ」にして欲しい。
まぁ、「torne」については見た目はVita版もVitaTV版も似ているものの、機能的な部分がかなり違うのは使っていてわかるので、アプリを作る側として同じにするメリットが少ないのかもしれないけど。
何にしても、このニュースも個人的には非常に気になるニュース。
こういう差異は歓迎したいと思う。
関連記事
- VitaTV用アプリの登録とVitaとのサービス格差について (2013/11/13)
*1:Vita版は「torne PlayStation Vita」だし、VitaTV版は「torne PlayStation Vita TV」と名称も違うし、バージョンも違う。いわずもがなで機能も違う。