続・VitaからVitaTVへの映像出力
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今回のような「ビデオ出力」の場合などでは同一アカウントかどうかは特に意識されず、同じネットワーク上にあるという制限の下でデータ連携を可能としているかも知れないということ。
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残念ながら時間も準備もしていなかったので「別アカウントのVitaTVに対する送信」というパターンのチェックは出来なかったが、これはこれで今後の可能性の一端は見えたなーと感じた。
以前、こんな記事を書いた。
この週末、この部分を検証してみた。結論としては、
「別アカウントのVitaTVにVitaからビデオ映像出力をする事が出来た」
である。予想通り。
別アカウントで登録されているVitaTVに対し、同一LAN上にあるVitaから出力が出来た。それだけでなく、複数のVitaTVがある場合は「出力先のVitaTVも指定できそう」という事もわかった。
もっとも、この「できそう」については、「Vita側に表示される "VitaTV切り替えボタン" にアカウント名が表示された」事を確認したからだ。同一アカウントで設定して1つしかVitaTVが無い認識だった時は、切り替えボタンはVitaTVのアイコンだけで、アカウント名が出なかったのに。
ただし、この検証としては結局 VitaTVが1つしかなかったため実際に切り換えた検証は出来なかったので、「できそう」にとどめておくけど。検証がとても中途半端で申し訳ないが、VitaTVを二台買ってまで試すほど家広くないし。ってか、テレビ二台もないし。
さて、これを整理すると2つの事と、3つの期待が持てることになる。
わかったこと
- 同一LAN上であれば、映像出力において同一アカウントに縛られる事がないため、家族や友人知人が集まって1つのTV画面(VitaTV)に手持ちのVitaから映像を送りあうことが出来る
- 同一LAN上に、複数のVitaTVがある場合、その出力先を指定することも(たぶん)出来るため、家族/家庭内で複数のVitaTV(別アカウント)を設置してあっても繋ぎなおしなどの必要が無い
という。
期待できることの中にある「別のアプリ」は、たとえばYoutubeやニコニコなどを想定して書いている。VitaTV側でYoutube(現在はVitaTVでは起動しない)やニコニコを操作するのと何が違うのさ?という話だが、「VitaTV側は "ビデオ" のみで動作するため、アプリのインストールが必要ない」だったり「操作は手元のVitaで複数人で出来る」だったりするので、同じようで少し違う。
しかもそれがVitaに限らず、別の端末コンソール(タブレットなど)からも指定できるようになれば、複数のVitaや端末から1つのVitaTV(たとえばプロジェクターに接続されていると想定して)に対して、必要に応じて映像を切り替えるライブ的な使い方も出来る。
もっとも、瞬時に切り替わるワケではないので、イベントやパーティー会場でのライブみたいなことは無理っぽいけど、手軽な設備というか仕組みで出来るのはある意味でおもしろい。
先に「Youtubeやニコニコ」と書いたが、「torne for PS Vita」は番組録画の著作権的な関係で難しいかも知れない。これが出来れば、nasneで録画した番組をVitaに書き出し、友達の家で一緒に視聴するとかも出来るんだけど。それはやっぱりちょっとアレな感じがする。
だが、torneからVitaへの書き出しはダビング10のコピーガードがかかっているので、それに対応している前提で出来る可能性もある。ただまぁ、やっぱりそこは期待できないかな?と思ってる。たぶん無理。(誤解無いように補足しますが「torne PS Vita TV」(VitaTV専用のtorne)は、書き出し機能には非対応です。この話はあくまでも「torne PS Vita」(Vita専用のtorne)です。紛らわしいけど。))
あと、映像送信の為の作りこみは必要になると思うので、「ゲーム」は厳しいかもしれない。そもそもソレこそVitaTVでゲームをすればいい!という話になるだろうし。
なんにしても、「VitaからVitaTVへの映像出力」については「別アカウントへの出力OK」であり、これは今後の展開の上でのひとつの基準というか、前提になると思う。
自分の為の検証メモ。妄想分はあいかわらず多めだけど。
- 追記(2013/11/20)
- VitaTVのサポート(オンラインマニュアル)に、この辺りの詳しい解説があったので、下記にリンクしておきます。なお、VitaTVをインターネットに繋いでいる場合は、「ビデオ」の上部にあるマニュアルアイコンから、本ページは参照可能です。
⇒ PS Vitaから転送して見る (PS VitaTV オンラインマニュアル)