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みた、こと。きいた、こと。

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家族や友達と遊ぶコントローラーの今昔物語

タイトルの件。家族や友達と同じ場所で一緒に遊ぶ場合のプレイスタイルとゲーム機の関係、構成についての考察。

この話自体は別に「最近になって突然に」とかいう話ではなく、過去のゲーム機でも同様の構成というかアイデアは結構あったし、すごく今更の話でもある。いや、むしろ試行錯誤が続いていると言った方がよいだろう。アイデアが出ては消えての今だもの。

でも、これから先の「スタンダード」を考える上では、ちょっとまじめに整理しておいた方がよさそうと思ったので、簡単に書いてみることにした。

という訳で、今回は短め。Vitaも関係するんだけどタグは設定しない方向で。


で、何でこの話になったのか?というと、

「バイキングぽいぽい!!」ってVitaはPS3とのクロスプレイかVita同士のアドホック通信のみなんだ

と発表を見て気付いたから。そういう意味では、全体的に「パーティーゲーム」なお話。


ファミコン時代は「コントローラーは2つ」

古くはファミコンの時代、いやそれより前ぐらいまで遡ってもいいんだけど、TVゲームと呼ばれるものが世間で発売され、それなりに認知されてきた頃の話。

まだこの頃は「家族みんなで一緒に遊ぶ」という形ではなく、「本体につながっているコントローラー(2つ)で遊ぶ」というのが主流だった。

直接つながっているタイプや取り外しが出来るものもあったが、遊べる人数が変わるものではなく。

同時に遊べるのは2人までだったが、当時はそれでもTVの前に入れ替わり立ち替わりで座っては遊んでいた。

この時代を3つの観点でまとめると、こうなる。

本体に付属のコントローラーのみの時代
  • 本体     : 1台
  • コントローラー: 接続数固定(1~2が主流)
  • ゲーム    : 1つ

別売りの追加コントローラーが登場

もっとたくさんの人で一緒に遊びたい!という需要が高かったからか、次の世代のゲーム機は「コントローラーは取り外し可能」になったり、コントローラーを拡張する事が出来るタイプのゲーム機が登場した。

PCエンジンはマルチタップという拡張アタッチメントを付けると、最大5人までできた。まぁ、そこまでの人数で遊べるゲームはそんなに出なかったけど。でも、人数が多いことは良いことだったし、なにより衝撃を受けた。

そういう意味では、複数人で一緒に遊べるパーティーゲームみたいなものはこの時代からはじまったと言えるかもしれない。


この時代を3つの観点でまとめると、こうなる。

別売りコントローラーがつなげる時代
  • 本体     : 1台
  • コントローラー: 接続数変動(最大4程度までが主流)
  • ゲーム    : 1つ

本体同士をつなぐ時代に

前段の時代(据え置き機)とほぼ並行する形で「携帯ゲーム機」が登場し始める。

最初の頃は単に個人で遊ぶものだったが、携帯ゲーム機同士をつないで遊ぶというスタイルがこの頃から主流になってくる。まだ無線はなく、ケーブルでという感じだったが、それでも画期的だったのは間違いなく。

パソコンの方は既に「パソコン通信時代」になっており、インターネットこそまだそこまで普及していないものの、ネットワークで遊ぶゲームは登場し始めていたが、家庭用ゲーム機という意味ではまだまだだった。

だが、この頃から「つなげて遊ぶ」は既に始まっていた訳で。ただ、この時代はむしろパーティーゲームの進化としては停滞気味な手探りな時代と言えるかも知れない。

ちなみに、かなり限られた需要で「初代PlayStation」にも「通信ケーブル」があってTVとPSを2台用意すればレースゲームなどで対戦が出来たりした。個人でそれを用意する人は少なかったであろうと想像には難くないが、据え置きだってそんな時代があったぐらいいろいろ試行錯誤されてたりする。が、この方式のメインは携帯ゲーム機だと思うけど。

この時代を3つの観点でまとめると、こうなる。

本体同士をケーブルでつなぐ時代
  • 本体     : 2台(携帯ゲーム機)*1
  • コントローラー: 本体と同一(2台)
  • ゲーム    : 1~2つ *2

ゲーム機もネットワーク/無線の時代に

携帯ゲーム機の進化よりも据え置きゲーム機の方が進化は先行するワケで、次の時代としては家庭用ゲーム機もネットワークの時代に入る。

ただし、当初はまだ昨今で言うところのオンラインゲームとか対戦ゲームみたいなものはパソコン側が主流で家庭用ゲーム機としては途上の段階。

そして、この頃になると無線の技術がかなり進んできてコントローラーも無線タイプが登場し始め、専用アタッチメントなどが不要になって、よりパーティーゲームがやりやすいゲーム機に進歩していたと言えるかもしれない。

そういう意味で「本体同士はネットワーク」「コントローラーは無線」という形になる。また、後追いで進化した携帯ゲーム機は「本体同士はネットワーク(アドホック通信)」という形になっているので、この括りでいいと思う。

この時代を3つの観点でまとめると、こうなる。

本体同士を無線でつなぐ時代
  • 本体     : 1~数台(接続台数分)
  • コントローラー: 接続数変動(最大4程度までが主流)/無線
  • ゲーム    : 1~数台分(本体とセット)

携帯ゲーム機がコントローラーの時代

時期としてはここに書くんだけど、この前の時代ぐらいから試行錯誤されていたのが「携帯ゲーム機」をコントローラーとして使うプレイスタイルが登場してきた時代。

そして、たぶん今後の主流となってくるスタイルになる。ただし、二種類として。

ロスコントローラー
⇒据え置きなどの本体があって、コントローラーが携帯ゲーム機という構成
クロスプレイ
⇒携帯ゲーム機も据え置きゲーム機も同じ立場で同時にプレイ出来るという構成。

同じゲーム機だけで構成されるのは前段で書いたので、この中には含まれない。また、クロスプレイはオンラインの場合も含まれるが、今回はあくまでも「家庭内」で考えている。ま、同じことだけど。

ロスコントローラー
  • 本体     : 本体x1台、携帯ゲーム機x複数台
  • コントローラー: 本体分+携帯ゲーム機分
  • ゲーム    : 1本。携帯ゲーム側が別に必要な場合もあり
クロスプレイ
  • 本体     : ゲーム機x複数台 (他機種)
  • コントローラー: 本体数分(複数台)
  • ゲーム    : 1~数台分(本体とセット)

まとめ

上の各段落の最後の部分を表にまとめてみるとちょっと判ってくる。説明の都合で記載内容は多少ニュアンスを変えてあるけど。

家庭で遊ぶゲーム機の構成の違い
時代/構成 本体 コントローラー ゲーム
本体付属 1台 2名 1つ
コントローラー別売り 1台 2~4名 1つ
ケーブル接続 2台 2名 1~2つ
無線接続 2~4台 2~4名 (本体数分)
ロスコントローラー 据え置き:1台
携帯機:複数台
2~数名 1本(+必要数) ※1,※3
クロスプレイ 2~複数台
(据え置き、携帯機混成)
(本体数) (本体数分) ※2
オンラインプレイ 2~複数台 (本体数) (本体数分)
  • ※1:コントローラー機能のみ別ダウンロードや、別パッケージで販売されたゲームに該当機能が追加されている場合などがある
  • ※2:最近は「本体数分」については「クロスバイ」(1本の購入で他の機種分もダウンロード可能)が出てきており、今後対応タイトルが増えることを期待されている。
  • ※3:クロスコントローラーは1人でのプレイも可能な意味合いとなるが、今回はパーティーゲームを想定しているため、全て複数人として記載

最後に「オンラインプレイ」も追加してみたので、変遷による違いが判りやすくなったんじゃないかと思う。

つまり(いろいろと試行錯誤してきたけど)「家庭内であってもオンラインプレイの構成でプレイする」という形がスタンダードになりつつある、というかなってきているという話。

その際に本体間がアドホック通信になるのか、オンライン環境(認証)まで必要とするのか?は各ゲームの問題としてあるとして。

冒頭の話。「バイキングぽいぽい!!」については、PS3はオンライン環境で認証をした上での「オンライン対戦」が可能で、PS Vitaについてはオンライン環境での認証をしないアドホック通信のみでの「クロスプレイ」を実現しているものと推測できる。*3


今後、クロスプレイなゲームがどれぐらい出てくるかはまだ判らないけれども、家族で一緒に遊ぶパーティーゲームのスタイルは今までとずいぶん変わってくるんだろうな?という気がしている。*4

ただ、これを逆に考えると「友達と一緒に遊ぶパーティーゲームは、みんなで自分のものを持ち寄るだけですぐ遊べる」ということになるだろう。


誰か一人がコントローラーを人数分買う必要はなくて。

*1:例外的に4つまで接続できるケーブルが出ていたこともある。かなり限定的なタイトルしか対応しなかった。

*2:1つでも起動できるというのは、ゲーム内容の一部をつながったもう1台に一時的にコピー出来る機能で、ステージなどが限られる持っていない人と遊べるお試しプレイ的なものだった。いくつかのタイトルが対応していたが、その為の作り込みがいるからかあまり多くはなかった気がする。

*3:全く的外れな妄想なんだけど、もし昨年人気があったPS3タイトル「TOKYO JUNGLE」のVita版が発売されるとしたら、PS3版もアップデートされてクロスプレイな環境になるんじゃないかと思っている。もともと2人プレイ出来るし、画面分割とか無いし。クロスプレイのメリットって、一つはそういう事だと思う。ただ、既にVitaでのリモートプレイには対応しているから、わざわざそういう事しないと思うけど。

*4:1本買えば他のゲーム機でもダウンロード出来る「クロスバイ」は、家族で遊ぶ場合にはとても効果的なんだけど、現時点ではちょっと問題がある。現在のPSP/PSVitaは機器認証可能な台数が「2台」と少ない為、「家族4人」は満たせない。家族といえど、個別にアカウントを持つべきと考えると、クロスバイはあくまでも個人のプラットフォームをまたぐ為の値段設定であり、家族でパーティーゲームをする為のものではない点は注意が必要。