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年始の挨拶とこの連休の話

新年明けましておめでとうございます。

このブログは一昨年の年末頃に立ち上げたので、年越しは2回目という事になるが、期間的な意味ではちょうど1年分という感じ。Vitaの発売より遅れて開始したからというのもあるけれども、大ざっぱにいえばVitaのネタばかり書いてきたことを考えると、「Vita一色の一年だったな~(仕事を除く)」という感じ。

さすがに今年は去年ほどはもう書くネタもないだろうとは思うけど、気付いたことはまた日々書いていきたいとは思う。きっと、Vitaにはまだまだポテンシャルはあると思っているし、もっともっと楽しめそうである事には違いないと思っている。


さて。とはいえ?の話。


実は、この年末年始は私はVitaをほとんど触っていなかった。

「えっ?飽きたの?遊ぶゲームなかったの?」

というストレートな質問に回答するとすると、

「いや、Vitaはほぼフル稼働状態でした。ただ、私ではなくて姪っこ達がとっかえひっかえで遊んでいたので、自分が遊ぶ時間が無かっただけ」

という。今回はその話。


昨年との違い

ほんと、昨年の年末年始はまだVitaが出たばかりで、姪っこ達に遊ばせるゲームはあまりなかった。いや、正直何もなかった。

この手の話は新しいゲーム機の宿命とはいえ、ウェルカムパークで遊ばせたり、いくつかの体験版で遊ばせたりしたものの、姪っこ達をひきつける程のタイトルは無かったのは事実。「みんなといっしょ」を見せたりはしたけど、すぐに飽きて「なでなでだけじゃなくて殴ったりできないの?」とか聞かれる始末。やめて。出来ないからやめて。

もしかすると興味持つかな~と思って買った「サワリマク~ル」も、一つ二つは興味を持つものの、逆にミニゲームの種類が多すぎて「全部試すのメンドクサイ」といわれる始末。あぁ、がんばってステージを集めたおじさんの苦労が。

子供は正直である。うん。

ゴールデンウィークや夏休みも実家に遊びに来ていた姪っこ達の興味を引くタイトルはまだそれほどなく、たまに「Vita貸してー」とか「何か面白いゲーム無いの?」と聞かれる感じだったが、奪われるようなことはそれほどなく。

まぁ、動画を見せたりはしていたけど。大人しくなるし。

だが、今年の年末年始は全く状況が違っていた。


初音ミク Project DIVA f」と姪っこ達

たった一年とはいえ、今年は去年とは全く事情が違っていた。

姪っこ達の家にもVitaがある(兄が私の後追いで買った)んだが、新規タイトルとしてのゲームはあまり買っていなかったらしい。無料の体験版や基本無料のタイトルで遊ばせていた程度だったらしく、同じVitaでも自分の家にあるものと私のでは期待度が違っていたらしい。

そういう経緯もあったからか、まず姪っこ達もゲームの情報をしっかりと集めてきていたということがある。といっても、知っていたのは「初音ミク Project DIVA f」だけだけど、学校の友達とかからいろいろ聞いていたらしく、ストレートに「遊ばせて!」と来た。

無論、準備は万端である。

姪っこ達は、すでに体験版で操作に慣れていたからというのもあるが、「新規のセーブデータの作り方と呼び出し方」だけを教えたら、自分のデータを作って思う存分最初から一気にEASYをクリアし、この連休でNORMALまでは全てクリアしていた。

そうとう楽しかったらしい。バッテリー切れになるたびに残念そうにクレードルに置いていた。

自分のスコアが記録されるというのと、自分でステージを次々解放していくのは、やはり子供といえども快感らしい。

問題ではないんだけど、私がDLCで「ぽっぴっぽー」を買っていたからか、それがリストの最後に出ているからか、「ぽっぴっぽー」を比較的早い段階で選んでクリアして「一番難しい曲をクリアした!」と嬉しそうに報告してきたのは、子供らしいというかなんというか。

この辺りは紛らわしかったみたい。ま、仕方ないけど。


GRAVITY DAZE」と姪っこ達

GWにも遊ばせたので別にいまさら何だけど、姪っこの中では「とにかく楽しい」という印象らしいのがこの「GRAVITY DAZE」。

私自身が驚くほど姪っこがハマっている。

「最初からやってみれば?」と振ると、「モンスターと戦うのは怖いからイヤ」と、頑なに拒否するので遊ぶのは私がクリア済みの(いわば最強ステータスの)データだけなんだけど、モンスターが出ない町をひたすらあっちこっち走りまわったり、飛び回ったり、市民に蹴りかかったり、重力グラブで木箱やベンチを投げつけたり、街灯や消火栓を破壊したりと楽しんでいた。

何時間も。

前回より回数と時間を重ねて操作に慣れたからか、かなり思い通りに動けるようになったらしく、ストーリーなんてすでに終わって何も進まないのに箱庭を走り回るのを本気で楽しんでいた。

だからなのか、逆にストーリーが気になりだしてきたのか、世界観について質問攻めにあった。新規スタート時に見れるオープニングのリンゴの木があった場所とか、最下層の話とか。私が一つ一つ説明する度に、次々と疑問が湧くらしい。

特に最下層の話は子供心にも結構かわいそうと思ったらしく、クロウにも同情したりしていた。

ただ、やっぱり姪っこはまだ子供なので「主人公とクロウってどっちが強いの?」とか聞いてきたり。

あと、観覧車とか電車とかの「中に乗れない」のは子供的になんかしっくり来なかったらしい。上に乗れるから同じだしいちいち中に入るの面倒だからいいじゃんと思っていたら、「乗るのに失敗するとぶつかって血が出て痛そうだから、そういうのはちゃんと乗りたい」って言ってた。

なるほど。子供って面白い所にこだわりを持つなーと感心してみたり。


地球防衛軍3P」と姪っこ達

「何か新しいゲーム無いの?」と聞かれたので、「蟻と戦うゲームやる?」と聞いてみたら、「えーっ、アリなんて踏みつぶすだけじゃん」と言い出したので、ふふふ掛かったな!と、地球防衛軍3Pを起動。

最初の起動画面でペリ子が大きく表示されるのを見て「おじさん、こういうゲーム好きなの?」と変な眼で見られたことは置いておいて、とりあえず陸男で最初のステージをやって見せる。

あまりの巨大な蟻と派手に壊れる街と陸男の腰付きにキモイ!キモイ!とキャーキャーいいながらすごい大はしゃぎで見ていた。いくつかのステージを、陸男とペリ子でやって見せて「やる?」と聞いてみたら、「いい。やらない」と言っていたんだけど、一晩経ったらどうにも好奇心に負けたらしく「やっていい?操作難しい?」と聞いてきた。

ふふふ、掛かったな。

操作は驚くほど簡単だ!

というワケで、適当に武器を見繕ってセットして渡す。

どうも空を飛べるペリ子が、GRAVITY DAZEの感じと相まってすごく興味が湧いたらしく、そっちを選んでいた。昨日はおじさんの事、変な眼で見たくせに!気にしてないけど。気にしてないけど!

数回、最初のステージ(当然EASY)を遊ばせたら、コツを掴んだらしい。

最初のうちは判らずに仲間の隊員毎倒していたが、私が「仲間に攻撃するとすぐ死んじゃうから気を付けてね」と教えたら、一歩下がってというか、ビルの上から狙撃するスタイルに自分で考えて変えてクリア出来るようになった。

すると、すごいおもしろいと思い始めたらしい。

仲間が死ぬと「ウワーッ」とか「やられたーっ」とか悲鳴が聞こえるのが最初は面白がっていたが、それがヒントになったらしい。それを聞かないように戦いだしたら、仲間も敵を倒してくれるのが見れるようになって、いかに仲間(青い点)を残して戦うかに注意し始めた。

途端にクリアの成功率があがり、また取れるアイテムの数も増えてきて、今度は「どれだけアイテムを拾えるか」の余裕も出てきていた。

その辺り、全く教えていないのに。

結局、1面と3面のEASYだけだったけど、何度も何度も繰り返し起動しては遊んでいた。(2面はすぐ終わって面白くないと言っていた)


「Dokuro」と姪っこ達

Dokuroについては、以前遊ばせたことがあって結構はまって姪っこが自分で買ったらしいけど、全く解けていなかったタイトル。

そういう意味では私のVitaではないんだけど、自分ちのVitaを私の元に持ってきては質問攻めにあった。自分で買ったからという事からか、解けないのが悔しかったんだろう。思い出したかのように起動しては、解けない面にぶち当たるたびに質問をしてきて。

基本的には自分で解かせるスタンスなので、よほどの場所や解き方は判ったけどタイミング的にうまくいかないところを除いて、全部やらせていたんだけど、結局ほとんど付きっきりで教えていた。

あと、「ボス戦だけは無理だからおじさんが解いてね」と言われたので、そこはメインで解いて見せたり。


結局、この連休中には全クリアまではいけなかったけど、またそのうち続きを教えてと言ってくるかもしれない。


まとめ

今年の連休は。去年と全く違っていた。

姪っこ達はお手伝いとかTV番組をみる合間の手が空いた時に、「Vita貸して!」と積極的に聞いてきて、上にあげたタイトルを入れ替わりに起動しては遊んでいた。

Vitaの複数ゲームを同時に持ち歩ける(私はダウンロードがメインなのでカードを入れ替える必要が無い)というのも相まって、気分に合わせていろいろ楽しめたらしい。

Vitaで遊ばせるものが無くて動画を見せたりしていた去年の連休とは明らかに違い、とにかく姪っこ達にしてみれば「非常に興味深いタイトルがたくさんあった」と言える状況だったんだろう。

残念ながら nasne は実家では使えない(nasneの製品仕様的にLANへは有線接続しか出来なく、実家のリビングにルーターが無いので設置が無理)のでTVを見せたりという事は出来なかったが、それも使えていたら大人が見ている裏で見たい番組を見たりしていたかもしれない。

そんなこんなで、今年の年末年始は、私はVitaにほとんど触らなかった。

でも、それでも私にとっては非常に満足な連休だった。

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