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クロスプラットフォームのまとめ

自分用のメモ。

今日のE3でPS3とVitaの連携に関して、今までなんとなくごっちゃになっていた「クロスプラットフォーム」(Cross Platform Feature) の発表があったので、まとめてみることにした。自分の言葉で。

追記(6/6)
公式サイトにリリースが出ていたので参考情報としてリンク

PlayStation®3/PlayStation®Vita
「cross platform feature」(クロスプラットフォーム機能)の展開を加速
今夏以降、新作タイトルを順次発売

今までも機能的な意味では対応していたものもあるし、すごく新しいものではないんだけど、それぞれの名前が決まっていなかったというか把握できていなかったというか。なので今後、自分でエントリーを書くときにはこの言葉をベースに使おうという意味で。

あと、個人ブログなんで、妄想垂れ流し気味に今後関係しそうな未発表のタイトルもメモっておく。

もちろん、根拠はない個人の妄想なので実際はどうかは知りませんが。

Cross-Play (クロスプレイ)

PS3とVita間で「同じゲームタイトルを同時にプレイできる」連携機能。

ゲームはそれぞれ用に発売される(またはどちらか1つの購入で両方の権利が発生する場合もあり)。

タイトルにもよると思うが、インターネットを介したオンライン対戦だけでなく、PS3-Vita間でのアドホック対戦の可能性もある。

PS3/Vita間に限らず、XBOX360やPCなども対象に含まれる場合がある。

関係しそうなタイトル

スポーツゲームFPS、TPS、レースゲーム全般。

ただ、個人的には今後は「同じタイトルが遊べるよ」という意味合いはあまり重要じゃないと思ってる。それは、「同時にプレイできる」というのと、「同じゲームである」という事はイコールではないからだ。そもそも、ゲーム機が違えばプレイ環境が違う訳で、同じゲームでもプレイ難度、フィーリングが変わってしまうので、あわせる意味合いもないと。

将来的にハードウェアの特性に合わせた役割分担が行なわれた上で、同時に遊ぶというゲームも出てくるんだろうな?と。たとえば最近だとAC5(ARMORED CORE 5)のオペレータみたいな役割をPS3側で中央制御として行い、PSVita側で同時に戦闘をしたりとか。そういうのが出る予定はないけど。クロスコントローラーとは違う形での活用として。

Cross-Save (クロスセーブ)

PS3とVitaのセーブデータを共有する連携機能。

既に発売/発表済みタイトルでは「クラウドセーブ」とか「トランスファリング」などとも呼ばれている。単純には、ネットワーク上に共通のセーブ領域が用意され、そこを介してデータを連携できるようになる。連携の仕方はオンライン時にオートセーブとして送られる方法と、メニューなどの操作によりユーザ側が随時行なう方法とがある。

セーブ領域の場所がどこになるのかによるが、プレゼン自体はクラウドな感じだった。ソニーのクラウド前提かもしれない。

でも、ゲームメーカー側が用意したものの場合は、PS3/Vitaに限らずマルチプラットフォームでの利用も考えられる。

関係しそうなタイトル

Project DIVA f。真っ先に思い浮かんだ。

今までのDIVA/DTはPSPとUSBケーブルで接続する必要があったが、その必要がなくなる為の方式として。

また、今後 "2nd" などが発売されることがあった場合のデータ引継ぎなどについてもこの機能で行なえると思う。そういう意味ではラグナロクオデッセイなどもクロスセーブがあってもいいと思うし、シェルノサージュもPS3にサージュコンチェルトとして展開する際にも関係しそうかも。

もっとも、専用のアプリやドライバを介在する前提でクロスセーブがオンラインとは限っていないので、PS3上の特定のHDD領域だったり、nasne などの外部ストレージに出来る可能性もある。その場合はオンライン環境は入らないので、PS+(プラス)などの課金サービスである必要性はないと思っている。

個人的にはそういう方がありがたいんだけど、今のところの前提はクラウドなんだろうな、きっと。

Cross-Goods (クロスグッズ)

PS3とVitaのコンテンツを共有する連携機能。

ダウンロードコンテンツ(DLC)などを片方で購入した際に、もう片方にも反映、または権利を移動させることが出来る。また、ユーザが作成したコンテンツ(ゲーム上のデータなど)を相互に利用可能、または相手に送るなどが出来る。

関係しそうなタイトル

LBPが対応しているとの発表があったことを考えると、やはり「エディットモード」でのユーザが作成したコンテンツを共有できるという意味で、Project DIVA f。

エディットデータは、ボリューム的にセーブデータと切り離す可能性があるし、送信するにはその方が都合がいいと思うので。ただ同一アカウント間に限られるので、他のユーザへのコンテンツ配信という意味では使えないと思う。

その場合は、メーカー側が別に用意するんじゃないかな?と。nearでの配信にはデータ量的にちょっと無理がありそうだし。さらに数多のユーザーのコンテンツを、毎回DLCのようにセーブデータ領域にアップデート・反映するのは現実的ではないため、専用サイトから一時的なデータ受信(ダウンロードとは少し違う)として、実体としては保存されない様な気がする。(オフライン用にダウンロードのメニューもあるかもだが、この場合は数制限がありそう)

Cross-Controller (クロスコントローラー)

PS3のゲームを通常のPS3コントローラーではなく、Vitaを代わりとして利用できる連携機能。

Vitaのアナログスティックやボタンはもちろん、コントローラーとして画面を表示させたり、タッチパネル(前面・背面)や六軸モーションセンサー、カメラ(前面・背面)なども入力デバイスとして利用できる。

この場合は、PS3側でゲームを動かしており、Vita側はあくまでもコントローラーとなる。

特に情報は無かったと思うが、複数人での利用も可能と思われる。

関係しそうなタイトル

パーティーゲームとかテーブルゲームとか操作やボタンが複雑になりそうなシミュレーションゲームとか。

あくまでもコントローラーなので、どんなゲームにでも応用はできると思う。単純には麻雀とかカードゲームなんか相手に画面を見せたくないゲームなんかは使いやすいだろうし、野球とかのスポーツゲームも操作を隠せるのでいいだろうし。Vitaの画面に大量にボタンを配置したステージエディット専用のパレットという使い方にしても便利かも。

そういう意味ではボタン操作やレバー操作なんかが多いリアル系ロボット操作のゲームなんかも雰囲気が出そうかな。

エディットという意味では、楽器としてピアノの鍵盤とかを表示して簡易キーボードとして使うのもありかもね。PS3にそういうゲームやアプリが出るのかは判んないけど。

個人的には操作というよりも「第三者視点カメラ」みたいな感じで、他の人のプレイ中に観戦者として参加し、手元のVitaの画面をみながらゲーム世界をうろうろ出来たり、閲覧出来たりするモードとして使えたらおもしろいかな?と思う。モンハンみたいな狩りゲームを真上からとかモンスターの視点でとかいろいろ見てみたい。そういうのじゃ無いかも知れないけど。

Remote-Play (リモートプレイ)

PS3上にあるゲームやコンテンツを、Vita上で操作、プレイおよび視聴などが可能となる連携機能。

TV画面の変わりにVitaを利用し、そのまま操作可能とする。Vitaはあくまでも入出力装置の位置付け。ゲームのセーブなどはPS3上で行なわれるため、特にクロスセーブの必要もなく継続してPS3上で遊ぶことも出来る。

関係しそうなタイトル

いろいろ。

ただ、個人的にはこの機能自体はPS3上というよりも、今後発売される予定の nasne などの周辺機器の操作に対応の為なんじゃないか?と考えている。事実上、この機能により画面を持たない機器でも操作可能になるし。nasneはTVに接続しないでPS3と別に単独でも利用できると発表されていたし。

そういう意味ではゲームをリモートでできるという使い方ではなく、Vita自体を各周辺機器の制御端末として利用可能にする意味合いの方が強い気がしている。

ざっとこんな感じ。

かなり妄想入っていますので、誤解や非現実的な部分も多く含まれます。