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ゲームの多重起動の必要性とLiveArea

PSVita COLUMN

ある意味で昨日の話の続き。

先週、「ニコニコ」がバージョンアップして公式チャンネルに対応したので、この週末はなんとなくそれを起動して動画ばかり見ていた。といいつつ、別に公式チャンネルもアニメもぜんぜん見ていなくて、普段パソコンで巡回したりチェックしたりしていた動画を、Vitaで見てみたらどうなるのかな?という興味から集中的に使ってみた感じ。

結論をいうと、やっぱり検索性ではパソコンの方が1枚も2枚も上なんだけど、動画を見るという点に関しては、手軽さが上回った感じでわりと不満も無くて十分だった。ただ、あくまでもザッピング的に適当に動画を漁るだけであれば、十分以上に楽しめたという感じ。ちょっとしたトレンドを追いかけたり、オススメで出てきたキーワードを適当に巡回するだけでもそこそこ楽しい。

まぁ、普段パソコンを使っている人にすれば機能的な意味でも物足りないだろうけどね。大百科とか広告とか楽しめないし。コメントは入力しやすいとは言えないし。


そんなニコニコの評価については今日の所は正直どうでもよくて、動画を見つつ最も思ったことはコレだった。

「あー、Vitaが2台欲しい」

と。


正確に言えば、別にVitaが2台ないと困るという話ではなくて、パソコンで普段は動画をチェックしながらみんなといっしょやラグオデなどのマラソン作業をしていたからだ。モンハンとかももちろんそう。だが、その動画のチェック作業をVitaでやってしまうとゲームが全く出来ない、進まなくなるからだ。なので、この週末はPSPでモンハンをやっていた、というワケ。

そういう意味で、Vitaを使っていると「ゲームが1つしか同時起動できない」という事に結構ストレスがたまってくる。

前置きが長かったけど、今回はその手の話。

Vitaの仕様。ゲームは同時に1つだけ

現時点で、これはVitaの仕様。ゲームは同時に1つしか起動できない。

LiveAreaまでならゲームモードではないので、複数のゲームを表示しておくことはできるが、ゲームとしては1つだけ。新しいゲームを起動しようとすると「前のゲームは終了していいか?」の確認のダイアログが表示される。

そこでOKを押すと、前のゲームはどんな状態であれ強制的に終了され、新しいゲームが起動される。セーブしていなければ、当然そこまでのデータは破棄される。

そういう意味で、一部のパソコンのゲームやスマホのゲームみたいに、複数のアプリを立ち上げたままにして切り換えつつ楽しむ・・・というのは、少しやりづらい。

出来る出来ないで言えば、「区切りのいい場所(セーブポイントやメニューなど)であれば出来る」という感じ。

オートセーブのゲームはその点は大分楽だが、データアクセス中に強制終了をするとデータが壊れる可能性はあるので、気軽だといいつつ取り扱いは注意、だ。

ゲームの同時起動の必要性と限界は

Vitaの特徴のひとつは、DL版の切り替えが楽だ、ということ。そして、メニューの背景をカスタマイズできるので、自分好みにゲームのアイコンを集めたり、並べたり出来るという事だ。

あまりいい言葉では使われないものの、別に悪い言葉ともいえない「気が多い人」は、いろんなゲームが切り換えられるVitaはとても使い勝手がいいゲーム機と言える。いちいちカートリッジを入れ替える必要はなく、気が向いたときに、自分の空いている時間に合わせて、短いゲームや長いゲーム、気晴らしや集中してやるゲームなどをチョイスできる。

そういう意味では、1つ1つのゲームは、必要なタイミングごとに1つでいいと言える。

しかし、問題はゲームの方だ。

ゲームの内容によっては、「時間がかかることがデザインのゲーム」というものが、数多く存在し、特に最近のネットワーク対応、オンラインゲームなどは一度にできることを制限し、経過時間を設けることでプレイの進行をコントロールするというタイプである。いや、古くはシミュレーションゲームなどでもその手のは数多く存在した。決して全てが新しいわけではない。

そういうゲームの場合は、ゲーム進行中に空き時間が出来る。

その空き時間に別のゲームで時間をつぶそうとしても、今の仕様では難しい。

さて、どうしたものか。

そもそも二重起動したい理由って?

今のところ、全てのゲームは今までのゲームと同じ始まり方をする。

ゲームを起動すると、メーカーのロゴや注意書きなどが表示される。それはとても大事なものだし。

そして、オープニングムービーが始まったりする。ボタンを押したりすると、ゲームのメニュー画面が開き、ニューゲームかコンティニューかなどが選べたりする。

そして、いざ。ゲームが始まる・・・という。


あえて言うならば、この現在のゲームの始まり方のデザインが、Vitaでゲームを切り換えたいと思う際の障壁になっていると思う。


毎回起動するたびにロゴの表示からオープニングの画面スキップ、メニューでのロードなどが繰り返される。

むしろ、「それがあるから面倒なんで起動しっぱなしにしたいんだよ!」という人が多いんじゃないだろうか。いや、当然理想は「好きなところで中断してそこから直ぐに再開」だとしても。


だとすれば。


毎回終了して毎回起動したとしてもそれが面倒でなければ、別に二重起動できなくてもいいよね?きっと。

LiveAreaでゲームの起動が変わるかも?

LiveAreaは、現時点ではあまり活用されていない。

いや、既にされ始めているんだけど、「ゲームの切り替え」という意味ではあまり活用されていない。

今の活用はせいぜいこんなところだ。

  • プログラムのパッチなどがある場合の通知と適用
  • サーバのメンテナンスや新規DLCなどのメッセージ通知
  • フレンドのアクティビティー表示によるコミュニティー
  • 自社公式サイトへの誘導

LiveAreは比較的自由にレイアウトができるらしいし、また更新自体もある程度自由に作りこみが出来るっぽい。

だから、今後はLiveAreaを活用すればかなりの部分が省略できるんじゃないだろうか。

具体的には、こういう活用ができるんじゃないだろうか。

  • オープニングを飛ばすゲーム起動のショートカット
    • LiveAreaの中央の窓からは通常通りの起動だが、別のボタンだとロード画面にいきなり飛ぶとか
  • よく遊ぶ特定メニューや場面にいきなり移動するショートカット
    • セーブデータが1つしかないようなゲームの場合は、ロード画面そのものを省略してもいいかも
  • オートセーブによる最終セーブポイントからのリカバリ起動
    • セーブデータが複数あったとしても、オートセーブが普及していくのであればこういうのもあり
  • オープニングやエンディング、ゲーム途中のムービー、ゲームミュージックなどを再生するプレイヤーへのショートカット
    • 今後、標準アプリのムービーやミュージックがゲーム内のライブラリなどを直接参照し、その範囲に限定して連続再生などが出来る場合の仕組みの実装が待たれるけど
    • それが出来れば、ゲームをワザワザ起動してゲーム音楽を聴いたりとかする必要がなくなる
    • それは無茶だとしても、ゲーム内のライブラリ機能へのショートカットがあると便利

っていうか、そもそもゲーム起動のロゴって昔はなかったよね。*1

あれはCD-ROMみたいにロードに時間がかかった時代の名残りだと思う。そんなものを毎回見せるのは、メーカー側のエゴだよね。いや、エゴは言い過ぎか。もちろん自社の宣伝や使用ミドルウェア利用上の規約的な形での宣伝という意味はあるとしても。ユーザ側の視点に立ったら、毎回表示されるのは邪魔だよね。あれ。*2

初回の起動時は必ず表示されたりしてもいいけど、セーブデータを作成した後などはLiveAreaの設定が変わって、以降はショートカットが使えたりすると割りと便利だと思うけど。

まとめ

ゲーマーの理想という意味では、「好きなゲームを好きなだけ起動して常時切り換えられたらウハウハ」なんだけど、メモリもディスクも拡張が容易なパソコンに比べ、ハードウェアリソースがどうしても限られてしまうゲーム機であるという時点で、そんな無茶なことはなかなか言えない。

だからといって、不便と思う現状もあるワケで。

「なんか方法は考えられないのかな?」

と、妄想するとこういうアイデアも出てくる。起動と再開が速ければ、いちいち終了すること自体にはストレスは感じなくなってくるんじゃないか?と思うし。少なくとも今よりは軽減しそう。

PSPのゲームはPSPのルールで作っているので、いまさら変えようがないかもしれないけど、VitaのゲームはVitaならではのデザインで起動の仕方や遊び方のスタイルみたいなものは今までと同じである必要は無い。その変革の中で、使い勝手をいろいろ工夫して欲しいな?と、思う。

ゲームのプログラムやデータのサイズが大きくなると、その読み込みにも時間がかかるんだから、そんなに手軽な話じゃねぇよ!というのは百も承知しているが、せめてユーザが遊ぶという原点に帰って画面の遷移などを整理すれば、もっと気軽に遊べるゲームが増えて、ゲーム自体の寿命というか息が長くなり、それだけユーザ側の満足度は上がってくると思う。


今後、オンライン専用のゲームが流行ってくると、ゲームの進行やセーブに関するものは全てサーバ側で行なわれるようになってくる。それが主流になれば、そもそもゲームを起動していないと時間経過しないというタイプのゲームは少なくなってくる可能性すらある。また、対戦系のスポーツゲームなども対戦記録などはサーバ側で管理しないと、切断や一時中断などで成績が正しく反映されない可能性すら出てくる。

ゲーム自体を二重起動し続けなければならない必要性はどこまであるのか?という。

ソロで遊んでいるうちはいいけど、オンラインになればオートセーブは至極あたり前の話になる。

ゲームがオンライン化するのと同時に、ゲームの実体自体もリモートプレイなどでオンライン化している時代。

そんな風に進んでいく先では、「いかに手軽に起動できるか」「どれだけ速く切替ができるのか」が重要になってきて、そういう時代に向けてゲームの起動デザインを考えてみてもいいんじゃないかな?と、思う。

*1:ゲーム起動のロゴといっても、タイトル画面が出る前のメーカー名や使用しているミドルウェアのロゴ等の事。ゲームプレイに関する注意書き等も含めると、最近のタイトルはゲームのタイトル画面が出るまでにかなりの時間を要する事がある。あと、STARTボタンでスキップ出来たりする事もあるけど、4~5回押さなくちゃダメなこともあって煩わしい。という意味。

*2:ならばエンディングで出てくればいいか?というと、それも興醒めになる事があるので、なんとも言えない。そういえば、昨今は「タイトル画面でクレジット画面を呼び出す」というゲームタイトルも結構ある。こういう形で整理されると、プレイする側は強制されていない感じで負担が少ないと思う。この意見自体が「エゴ」「だけど。私の。