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みた、こと。きいた、こと。

あとで、かく。ここは分館。記事一覧は「右メニュー」から。

ゲームとアプリとサービスと

PSVita COLUMN

以前、こんな記事を書いた。

この記事を書いていたときからなんとなく書きたかったんだけど、かけなかったことがある。

「サービス」

という存在について。

この週末、それについてぼんやり考えていたら、ここ一ヶ月ぐらいのアプリの配信の状況を見てて、なんとなく見えてきたので書いてみることにした。

なお、この辺りの話はVitaとも関係する開発キットである「PlayStation Suite」(通称:PSS)を使っている人なら既に知っていることなのかもしれないし、そもそもの言葉の定義が違うかもしれないけど、そこんとこは気にしない。

だって、自分のメモだもの。

動作モード「ゲーム」

Vitaが「携帯ゲーム機」と名乗っている以上のメインの機能というか動作モードが、この「ゲーム」。

Vitaには「ゲーム専用」のハードウェア領域(CPU、メモリ)を確保するように設計されていて、しかもかなり優先度を高く設定されている。この辺りが、ゲームだろうがツールだろうが均等に割り当てられるスマホやパソコンとは若干開発コンセプトが異なるものになっており、ボタンやアナログスティックなどでの操作も含め、スマホよりゲームがしやすい設計になっているといえる。

このゲームのモード上で動作するアプリは、同時に起動できず、最大1つ。これは、前述のハードウェアリソースを占有する形の設計としているためと思われ、ゲームで遊んでいる最中に別のゲームを遊ぼうとするならば、前のゲームは一旦終了させなければならない。

ちょっと不便なところでもある。

ただし、ゲームと次に書くアプリは実行プログラムとしては本質的な違いは無いように思える。

理由は、Twitterアプリから文中のURLをクリックして起動されるブラウザは、本来ゲームモードで起動するハズなのにも関わらず、ゲーム利用中でも起動・実行できてしまうからだ。動作モードがアプリとして起動しているのかもしれない。

ただし、一旦画面を切り換えると、ゲーム終了の確認メッセージが表示されたりするので、プログラム側でも何らかの起動モードに関する設定はあるものと思われる。

そういう意味で、Vitaにおいて「最も優遇されているもの」に見えるが、ここに来てひとつ判ったことがある。

動作モード、ゲームで起動しているプログラムは「サービス」が使えないのかもしれない?と。(後述)

追記(2013/7/22)
2012年12月に配信が開始された「torne PS Vita」についてはゲームモードで起動しているが、nasneからの番組の転送処理はサービスで別に起動するという処理をしている。なので、ゲームモードからもアプリと同じにサービスを使う事も出来た事が判明。torneに関する記事はココ。⇒ http://kenbot3.hatenablog.com/entry/2012/12/21/124547

動作モード「アプリ」

VitaがPSPと大きく異なっているところの1つが、このアプリの存在。

ゲーム起動中にPSボタンを押して中断した上で、平行して起動することが出来る各種アプリケーション群。

このアプリケーション群を利用することで、ゲーム中にTwitterにコメントや画面のスクリーンショットを投稿したり、そもそもPSStoreで買い物をしたり、nearでアイテムを受け取ったり、グループチャットや音声チャット、カスタムサントラなどを動かしたり出来る。フレンドが今何のゲームで遊んでいるのかのアクティビティーなどもチェックでき、自分と同じゲームだと気付いたらメッセージを送って誘ったりも出来る。

アプリ単独ではそれぞれがそれぞれ程度の機能しか持たないが、アプリ間はもちろん、ゲーム側から利用することで、ゲームの楽しみ方の幅を広げてくれる、とても重要な存在となっている。

Vitaの仕様上は、ゲームとは異なるメモリ領域で動作し、最大6個まで同時に起動できる。6つを超える場合は起動された順に自動的に終了される。

ゲームより使えるメモリが小さいからか、個別ではかなり小さなアプリケーションとして作られている。プログラム自体は、前述の通りゲームと変わらない感じではあるが、そういう意味ではかなり効率重視で設計されている様だ。

まだまだ数が足りないと言うか、そもそもの機能も足りてなくて「使えねぇよ!」というものも中にはあったりもするんだけど、Vitaが発売されて半年を経過して、いくつか追加でリリースされてきた。また、今後もリリースされることがあるだろう。

システムソフトウェアとして最初から組み込まれているか、PSStoreからのダウンロードでのアプリがある。現在は全て無料だが、将来的には有料のアプリも登場すると思っている。

ま、そんな事よりも、大事なのはこの点。

「アプリはサービスと連携することが出来る」

という事かもしれない。

動作モード「サービス」

冒頭に書いた「関連記事」では「動作モードは2つ」と書いていた。

だが、この記事を書いた時からもう1つ、「サービス」の存在はなんとなく気付いていたんだけど、この辺りがまとまらなかったのだ。そもそも「サービス」という名前なのかも知らないけど、パソコンだとそういう風に言う事があるので、そう書いてみる。

そもそも「サービスってなに?」というと、ここでいうサービスは、

Vitaの動作モード「サービス」について

LiveAreaでの起動状態に関わらず、Vita上で動作している監視・連携の為のプログラム。サービスは特定の条件を検知すると、アプリ間やサーバ間との通信などを行い、必要に応じて画面上にメッセージなどを通知。ユーザの操作に応じて自動的にアプリを起動したり、特定の処理を行なう専用プログラム。バックグラウンドモードとも呼ぶ。

というものだ。

サービスというプログラム自体にはLiveAreaは存在せず、インストールもアプリのインストール時に行なわれるもので、ユーザ側が意図的に登録したり削除したりするものではない。

サービスの具体的な例としては、nearやSkype、めざまし同盟がある。

nearはVitaの初期段階から存在しているアプリで、自分の位置情報やゲームの情報をサーバに送信し、逆に自分のそばにいる他の人のそれらの情報を取得するアプリ。自動更新をONにしておけば、LiveAreaとして起動していない状態でも、情報は取得・更新され、メッセージとして通知される。

ユーザはゲーム側からnearを起動し、データの配布などを行なう事も出来、また配布されているデータをこのnearを使って受け取ることも出来る。送る際と異なり、受け取るときはゲームは起動されず、次回ゲーム起動時に取り込まれる形となる。

SkypeはLiveAreaに起動をしていない状態でも、インストールするとサービスとして登録されていて、オンライン状態であると、相手からの着信を受け付けることが出来る。

その際、ゲーム中であろうと画面上に着信のメッセージを表示し、ゲームを中断してメニュー画面に戻ると、自動的にSkypeのアプリを起動し、通話を開始できるように鳴っている。

めざまし同盟も同じだが、こちらはオフラインで指定された時間までは特に何もしないが、LiveAreaへの起動状態に関わらず、指定時間にあるとアラームで通知してくれる。また、Vitaを起動したり、ゲームを中断したりしてメニュー画面に戻ると、自動的にめざまし同盟のアプリを起動してくれる。

ゲームからPSStoreを起動して追加コンテンツを購入したり、フレンドの申請をしたりするのも、このサービスによって実現されているものだと思われる。

(やろうと思えば、Twitterの書き込みをサービスがチェックして特定キーワードが自分のタイムラインに表示された時はメッセージを通知するという事も可能なハズ)

まとめ

今回、「サービスはアプリとしか連動できない」と書いたが、また「ゲームとアプリはプログラム的には違いは無い」とも書いた。

一見矛盾していると思っているし、実際矛盾していると思っている。

なので、たぶん「ゲームもサービスと連動できる」んだと考えているが、現時点でアプリからゲームへの連動という機能は無い。

これは、そもそも「ゲームが同時に2つ以上起動できないという制約」がある為、既にゲームが起動中だった場合はどうするのか?とか、ゲーム間の連携とかが発生する場合の動作も配慮しなくちゃならないとか、いろいろ問題が出てくるからじゃないかな?と思っている。

よく判らないけど。

もし、それができるのであれば、

  • めざまし同盟を使って「朝、イオンちゃんに起こしてもらう」
  • Twitterやグループメッセージなどから「指定されたゲームのオンラインルームに直接参加する」
  • 勇者のきろくに登録されている「ToDoとしてゲームを起動する」
  • めざまし同盟やTwitter、勇者のきろくから「開始時間になったニコニコ生放送に誘導する」
  • トロフィーの取得によって「別のゲームのシークレットマップが開放される」

とか、そういう事も出来るようになってくるかも知れない。

めざまし同盟は、先週パッチによってテーマが追加された。それ自体はいいと思うんだけど、今後も増やしていくの?どこまで増やしていくの?と、いう問題もある。

持っていないゲームのテーマが増えるのは、宣伝にはなるかも知れないけど、いらないものはいらないワケで。

めざまし同盟がDLCに対応し、ゲームメーカー側がカスタムテーマとして保護フィルムと合わせた感じでコンテンツ配信すると言うのが、今のところ一番現実的な方法かも知れないけど、めざまし同盟が「ゲーム呼び出し」に連携していたりして、ゲーム中にSkypeで呼び出されるみたいに突然「イオンちゃんから呼び出しです」とかあって、画面を切り換えたら、そこにイオンちゃんが「おーい、いる?」みたいに待っていてくれたら!*1

そういう世界、あっても面白いような気がする。そういうのも、結構わりとホンキでいいと思う。

携帯機なんだもの。なんだもの。

*1:どういう条件で呼び出しが発生するかはサービス側が決めるものなので、一定時間だったり事前にゲーム側で用意されたイベントでもありだと思う。