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みた、こと。きいた、こと。

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画面の解像度と大きさの重要度

PSVita COLUMN NOTE

なんか、自分はTVを見ないので詳しくは知らないけど、最近はPS VitaのTVCMを流しているそうで。新バージョンとかで。

その中で「画面がデカイ」みたいなことを言っているとかいないとか。

そういえば、自分がスマホと使い分けている際に、「画面の解像度と大きさ」について思ったことを書いておいた方がいいかな?と思ってまとめてみる。というか、以前会社の人に「スマホの方が画面小さいのに解像度が高いんだからすごいよね」と言われた時に感じた違和感というか。

まぁ、あまりおもしろい話ではなくて。あくまでも個人の主観だし。


スマホの解像度と画面サイズ

自分が使っているスマホは、今年に入って買い換えたばかりなので最新式で「SH-01D」だ。

最新式と言うとえらそうだが、その前が Mova だったので、かなりの意味でギャップがあり、正直に言えば使いこなしていない。そもそもスマホの機能をあまり重要視していないと言うか。

なので、「なんでその機種にしたの?」という話を聞かれると、非常に困るところはあるんだけど、唯一ここだけはよかったな~と思っているのは「画面サイズ」である。画面が大きくて楽なのだ。

一応、知らない人の為に SH-01D と、スマホといえばこれ!ってぐらい大人気な iPhone4s の画面サイズを書いておく。この2つについてはそれぞれを「比較をしたい」というより、次の項目で書く Vita との比較をするための指標値なので、選択根拠としてあまり深い意味は無い。

SH-01D
解像度 720x1280ピクセル、サイズ 約4.5インチ、約326ppi
iPhone4s
解像度 640x960ピクセル、サイズ 約3.5インチ、約330ppi
  • ppi(pixel per inch) = √(横ピクセル^2+縦ピクセル^2)÷画面サイズ

画面サイズと解像度こそ違うけど、ppi的には殆ど同じなんだよね。この2つ。


Vitaの解像度と画面サイズ

Vitaには3G版とWi-Fi版の2種類があるが、画面で言えば違いは無い。

なので、比較をする上ではやはり「画面がデカイ(当社比)」を説明する上で、PlayStation Portable (PSP) を引き合いに出した方がわかりやすい気がするのでそうしてみる。

PlayStation Vita (PSVita)
解像度 960×544ピクセル、サイズ 約5インチ、約220ppi
PlayStation Portable (PSP)
解像度 480×272ピクセル、サイズ 約4.3インチ、約128ppi

うん。サイズもでかいし、ppiもPSPに比べてかなり高くなってる。スゴイね!

では、先にあげたスマホと比べてみることにする。


スマホとVitaの画面比べ

機種 SH-01D iPhone4s PSVita PSP
画面向き 縦長 縦長 横長 横長
解像度(ピクセル) 1280x720 960x640 960x544 480x272
画面比率 16:9 3:2 16:9 16:9
サイズ(インチ) 4.5 3.5 5.0 4.3
ppi 326 330 220 128
  • 画面向きに関わらず、解像度及び画面比率は「長辺、短辺」の順で記載

いきなり表を書いてみたが、こんな感じになる。

なんだ。Vita ってスマホに比べるとppiってたいしたことないんだね。

という声が聞こえてきそうだが、実はこの表はあまり重要ではないと個人的には考えている。

なんで?と思われるかも知れないけど、この4つの内、PSPを除く3つは全て操作が共通事項だからで、それで比較するべきなんじゃないの?と、思っているから。

具体的には「指」で。


ppyという指標。というか、指。

このどうでもいい話を展開する上で、「ppy」という単位を規定する。
具体的には、

ppy
Pixel per 指。指で操作した時に触れるピクセル数

人間が。人間が指で画面を操作するというUI特性上、そもそも「画面が大きかろうが小さかろうが指のサイズは変わらない」という大命題がある。

もちろん、人によって指輪のサイズが違うという意味でも「みんな違うじゃん!」と言ったところで、どの機械を使おうが自分の指のサイズを変えられないんだからもう「指のサイズは想定値で固定で評価」していいと思う。割る値が同じなら結果の比率は同じなんだから。

で、サンプル数1の自分の場合を基準にしてしまう。日本人の標準とか欧米人の標準とか知ったことか!(横暴)

そんな訳で、自分の指の幅を手元の定規で測ると、「人差し指の幅:1.5cm」だと判った。ただ、指の幅全体で画面を触っているワケではなく、指先で触っているので、その感じで測ってみるとその1/3程度。なので基準値を「指幅:0.5cm(5mm)」とすることにした。これを、平方として面積とし、指接地面積辺りのピクセル数を比較してみよう!という話。


ppyによる比較

ppyを求めるに辺り、基本はppiをベースにするワケだが、本来画面は「縦と横」でサイズも解像度も違う。が、画面サイズは斜めの対角線で計測する為、「ppiは対角線ベース」になっている。だが、だとしても参考値にはなるので、これを割り切って使うことにする。

具体的には、

「縦横同一のppiで敷き詰められている場所から指平方サイズを切り取った時のピクセル数」

だ。これを計算式的に表現すると、

  • ppy(pixel per 指) = (ppi / 2.54(cm変換) * 指サイズ (0.5cm) )^2

指サイズの平方面積辺りのピクセル数をこれで求められる。
いや、まぁ、求められるも何も「ppiを単位変換してるだけじゃん」「それ以外は固定値じゃん」という話なので、ppi の大小で決まる単なる数値だけど。

そんな判りきった評価は置いておいて、では、早速比較してみようと思う。

機種 SH-01D iPhone4s PSVita PSP
ppy 4210 4127 1887 637
  • PSPは指による画面操作は無い為、参考値

この数字が何?という話になるが、個人的には「この数字は低い方が誤操作が少ない」と考えている。指で触っちゃう範囲が広ければ、それだけ違う場所をタップする可能性がある・・・と。


画面解像度と誤操作

先にあげた通り、人間の指のサイズは人により異なるものの自分では変えられない。なので、画面サイズが小さいからと言って指を小さくして対応するなんてことは出来ない。

どんなに端末が「小さい方がかわいいじゃん!」とか「小さいと持ち歩きやすいじゃん!」という自分の気持ちがあったとしても、それとは裏腹に「小さいと操作しづらいよね」という不満が生まれてしまう。

特に「画面解像度が高いとキレイに見える」というメリットはあり、ppi の高さは技術の高さでもあるワケだけど、画面解像度が高いからと言って「見た目はきれいでも操作はしやすいか」は上記の通り別問題。むしろ、沢山の情報が小さな画面に表示されてしまう関係で「誤操作」をしやすくなる。

この点、今回例に挙げた2種類のスマホは、SH-01Dの方が画面サイズは大きい分、画面解像度が上がっているが、iPhone4sとほぼ同じ「ppy」なのでOSの違いこそアレ指で操作するという意味では誤操作のレベルは同じと言えるかもしれない。

文字を入力したり、電卓やカレンダーみたいなアプリを起動して操作する分には。


しかし、ブラウザなどの文字が沢山表示されるような画面において、「任意の場所を指でタップする」のは結構至難だったりする。その為に「画面の拡大」が出来るとはいえ、いちいち拡大するという事自体が、そもそものUIとしてひと手間かかっているので、アプリの内容によっては問題になりかねない。ブラウザぐらいなら問題は無いけど。


そして、PS Vita。これは、「ゲーム機」である。

ゲームで遊ぶ上での一番のポイントは「操作性」であろう。操作にイライラするようでは、ゲームとして成り立たない。特に誤操作についてはゲームそのものではなくゲーム機自体の問題に近い話であり、どれだけ誤操作を防ぐ設計にするかは死活問題。

また、即時性を求められるようなゲーム中だと「拡大」とかいちいちやってらんないという問題もでてくるので、できるだけUIをシンプルにした上で、誤操作を減らさないといけない。

そのためには、「ppy」は少ない方が都合が良かったりする。

Vitaは前述のスマホの半分以下である。ベストな数字があるワケではないが、スマホより少ないことが決して悪いことではないと思う。


まとめ

今回、「ppy」なんていう無理やりな数値を出して評価している。

この数字自体は根拠がある数字ではなく、また何か指標値があるものでもない。数値が低い方が誤操作が少ないとはいえ、画面上に表示されるボタンのサイズ、ピクセル数を大きくすればいい話だったりもするので、高いからと言って問題であるとはいえない。

また、画面の解像度とタッチセンサーの感度は直接的な関係はないので、そもそも解像度で評価すること自体が間違っている気がしなくも無いけど、人間が視覚的に画面の内容を認識すると言う意味において、画面解像度とセンサーの感度が全く違うと「なんだこれ?!センサー狂ってるんじゃね?」というもっと違う意味での問題だと思うので、ここでは「同一」として評価している。

そういう事情があるにしろ、冒頭に書いた会社の人から言われた「スマホの方がすごい」の違和感は、たぶんコレだと思っている。

技術的に、小さい画面で高解像度なのは間違いなくすごいんだけど、だからゲームが操作しやすいか?というと、決してそうではないと思うという話。

むしろ、指の大きさが決まっている以上は、ある程度の画面サイズはやはり必要な話で、使いやすい!と各ご家庭で大人気の9.7インチの大画面タブレット端末「iPad2」については、「131ppi」「674ppy」と、PSPと同程度だったりする。使いやすいのは、むしろ ppi が低い方だったりすることもあるよねーと。

そういえば、マウスでの操作も同じだ。センサーの感度が高ければ机の上で操作する場所は狭くても広い画面を縦横無尽に動かせるが、逆に細かい操作は苦手になる。



こういう点でも、単にカタログスペックだけで比較できない話ってあるよね?

・・・という、お話。